あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

超便乗!2020年を振り返る12記事

こんばんは。

晦日がやって来ました。ドタバタしすぎて実感が湧かないのですが、今年~来年は静かな年明けとなりそうですな。悲しいような、仕方ないような、複雑です。

 

さて、2020年最後の記事は各月のおすすめ記事(1月のみ別月投稿のもの)を紹介しながら今年を振り返ろうという完全便乗企画となっております。二番煎じどころか三番煎じもいいところですが、まあ気にせずやっていきましょう。

 

【1月】

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当時は大学入試を控えた高校3年生だったこともあり、趣味活動はほぼ皆無な状態でした。そんな中で唯一カメラを触る機会をくれたのが、初詣に訪れた学文路天満宮の近くを走る南海高野線

もう少し粘れば「天空」も撮れそう…と現を抜かすようなことをしなかったおかげか、それともご利益か、センター試験ではまあまあの結果だったことを覚えております。にしても地理Bだけは悲惨だった、我ながらありゃないわ。

 

【2月】

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入試の山を越えに越え、後は結果待ちという時期。この月の目玉と言えば、名鉄2000系エヴァラピと関西線8075貨物でしょうか。後者に関しては、今は無きYahoo!ブログ時代からの付き合いで現在は某鉄道会社で活躍する友達からのお誘いを受けての撮影でした。

他にも赤幕に換装されたN54編成の名伊特急を撮ったり、Twitterを始めてみたりとちょくちょく活動を再開していたところです。迫りくる高校生活の終焉にも寂しさを覚えたりそうでもなかったり(地元に帰れば会えますからね、多分)。

 

【3月】

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いよいよ新型コロナウイルスが牙を剝いた3月…とは言え「マスクして手洗いうがいすりゃいっか」という軽い警戒心だけだったので、泊りで松山&広島旅、日帰りでいずっぱこや伊勢志摩お魚図鑑の撮影に行ってきました。

いやそんなことより私事の影響のほうが凄かったですよ。高校こそは晴れて卒業したものの、そして大学こそは第一志望に合格したものの、そこからの中止・延期の急展開続き。もちろん様々な危機に直面した方も多いのは事実ですが、ここまで「日常」が崩壊するとは思わなかったものです。

 

【4月】

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4月16日から5月6日まで緊急事態宣言が発令されたことは記憶にあると思います。撮り鉄を専門とする当方にとって外出自粛は、それすなわち趣味に打ち込むチャンスを失ったようなものでしたので必然的に写真もないわけで。この月は【過去録】シリーズでつないだ気がします。

今でこそ慣れてしまったオンライン授業ですが、当時は本当に驚いたものです。それで講義ができるのか、単位が貰えるのか、というか大学ってそんなもんなのか。新1回生だからこその悩みも多々あったのは事実です。

 

【5月】

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自動車学校とバイトに行き始めた5月。どちらも大学生っぽいことだなあと思いつつ、でも本業の大学通いができていない、エセ大学生全盛期な時期でございました。

鈴鹿線に「はかるくん」が来た以外は、名古屋線でちょろっと撮ってきました程度で特段目立つような記事はありません。当の本人は、上の記事にあるようなXT編成の中川表示に感動するほどには鉄分が足りていなかったようですが。

 

【6月】

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梅雨ですねえ、という呑気なことを言ってられないのは確かでしたが、事実雨は多かった6月。それも相まってか6月の活動日は「名古屋線(ブログ未掲載)」「いせてつ」「白子」「八王子線」のたった4日だけ。

その中でも旧近鉄八王子線を巡る旅はなかなか面白かったです。廃線跡って山奥とか秘境とか辿るのが難しいイメージがあるのですが、ここは駅間距離が非常に短かった区間なのでレンタサイクルで楽々でした。僅かに残る遺構も実物を見ると興味深く思えますよ。

 

【7月】

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活動日数としては7月のほうが悲惨でした。夏休み前ということで単位認定のためのレポートや期末考査が絡んでいたのが理由でしょう。あとは腐るほど撮っている近鉄をわざわざ撮ろうと思わなかったのか。

あ、あと初版「鉄印帳」を買ったのも7月でした。当時は紺オンリーだったものが、現在は紺・ピンク・緑・水・黒とバリエーション豊かになってきております。今思えばなんであそこまで急いで買ったんだろうねえ…いやこれ以上はやめておこう。

 

【8月】

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近鉄1dayおでかけきっぷ」を用いて、撮り鉄→運転免許センターでの学科試験→撮り鉄という荒業(?)を披露しました。赤目口ストレートは定番立ち位置での撮影ができていないため、いつしかはひのとりを狙ってみたいものです。

後はリニューアル「楽」の試乗会キハ85系団臨ですね。前者は阪急チックな色合いになり、後者は当時こそは珍しかったものの今では日常と化した短い2両編成、鉄道界隈は何が起こるか分からんものですわ。

 

【9月】

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まだまだ続く夏休み、伊賀鉄道と伊勢志摩ドライブがこの月の核イベントとなりました。後者に関してはカーシェアの有難さを実感する旅にもなりまして、今後も旅先で重宝するような予感。

またTwitterに投稿したものですが、大雨の影響によるトイレ無しの白子行き5連急行が仕立てられたこともありました。まあ素直には喜べない設定理由ではあるものの、珍しいものが見れた瞬間でした。

 

【10月】

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この頃からはてなブログの投稿ペースと鉄道旅ペースが釣り合わなくなる、さらにはTwitterの更新も途切れ途切れになる状態が続きます。いやまあ書く気はあるんですけど、それ以上にタイピングが面倒くさい気持ちが上回るんです(ブロガー失格発言)。

 

【11月】

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有無を言わさず「スルッとKANSAI 2dayチケット」を駆使した関西遠征でしょう。Go to トラベルの恩恵を利用した1泊4日(前日に名張入り、神戸で1泊、後日名張出発)の旅だったので、日々の鬱憤を晴らす良い機会となりました。

元は訪日外国人向けという性質上、自分含む関西地区在住の方には優しくない発売方法ですが、それでもJR西日本の「(春/夏/秋/冬)の関西1デイパス」に匹敵する(いやそれ以上か)有用さなので、もう少し条件を何とかしてくれええ…

鉄印帳関連では11月だけで樽見鉄道愛知環状鉄道北条鉄道の鉄印を入手。全く報告していませんけど12月には信楽高原鉄道にも訪れており、今年は4種集めることができました。まあスローペースなのは致し方無いことですよ…

 

【12月】  

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関西遠征に埋もれてしまった名鉄撮影記ですね。あとはTwitterでちょろっと触れた甲種輸送2連発。あとはあとはひのとり初乗車、吉野連絡サボを付けたNS撮影、生駒線田原本線乗車…と未だTwitterですら投稿が追っついていないネタが数多く。

もういっか無かったかことにするかと思う反面、やはり共有したいし書きたい気持ちもあり、かと思えば時間がないのも事実。来年は「即時性のあるTwitter」「具体性のあるはてなブログ」の棲み分けを目指していきたいところです。

 

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いやあ~本業・趣味ともに完全に新型コロナウイルスに振り回された1年でした。今後もこんな生活が続くとなれば…考えたくもないことですけど、おそらく当分はこのままでしょう。

来年はどのような「非日常」が待ち受けているのか、果たして次の鉄道旅はいつになるのか、少しでも良い行先に出会えるように願いながら、今年最後の記事を締めくくろうと思います。

ということで本年も「あすなろ撮影録」をご覧頂きましてありがとうございました。来年もちょくちょく更新しますので、気が向いたら見てやってください。

 

それでは皆様よいお年を~ ありがとうございました。

〈11/21 関西遠征-11〉最後は嵐電と八木Bで

こんばんは。

楽しい楽しいクリスマス…がいつの間にか終わってました。何をしていたかと言えば、松阪は飯高のほうまで1人でドライブしていました。ええ、アウトドア系クリぼっちですよ、インドア系よりもアクティブじゃん?多分。

 

さてさて本題。いよいよ最終回となった関西遠征シリーズですが、ひとまず三条京阪から太秦天神川へ、徒歩数分の嵐電天神川から「嵐電」こと京福電鉄嵐山線に乗り込みます。

前回はこちら。

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モボ611形(631号車) 〈普通 四条大宮

終点・嵐山は、京友禅をLEDで透過させたアクリルポールが所狭しと並ぶ「キモノ・フォレスト」によって幻想的な雰囲気が醸し出されていました。こちらは「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」の一角で、商業施設や足湯があるため嵐電利用者でなくとも自由に立ち入ることができます。

どんなものかと一度は見たかったために来ましたが、夜だからか人も少なかった(それでも新型コロナ第3波前なので多いっちゃ多い)ので良かったです。ただ肝心の渡月橋は暗闇に隠れてただの橋と化していたので、やはり観光は明るいうちにするもんだなとつくづく実感しましたね… あとカップルが異様に多いのなんの。

 

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近くの踏切からもう1枚。こちら631号車は、2009年10月に江ノ電との姉妹提携記念ということで「江ノ電号」として抜擢されたそうな。双方でゆるキャラ「えのん・あらん」を誕生させるなど、同じ路面電車だからこそのコラボを果たしております。

 

ここからJR嵯峨野線嵯峨嵐山まで歩き、普通で京都まで移動。夜ご飯に駅そばを食べようとするも時短営業なのか既に閉店してしまっていました。仕方ないのでコンビニで調達しつつ、京都タワー地下3階の大浴場~YUU~で汗を流します。

カンサイスルーパスには本券のほかに約280の施設で使える共通優待券も付いていまして、ここだと入浴料が50円引きになります。まあこのきっぷを使う人の大多数が鉄道ファンだと思うので、優待券の使用率が気になるところではありますが。

 

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30000系(V08) 〈8218 特急 大和西大寺

京都から近鉄特急に揺られながら大和八木に到着。せっかくの真夜中なので、名張への最終電車が来るまで八木バルブ撮影を敢行することにします。

現在は深夜に2本運転される西大寺行き特急ですが、2020年3月ダイヤ変更までは土休日の夕方に1本だけ、京都発西大寺行き(7507列車)が運転されていました。奈良行き(1507列車)の10分後に走る謎の列車だっただけに、狙って撮った方も多いのではないでしょうか。

 

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8600系(X51) 〈8280 普通 新田辺〉

この時間ともなると新田辺行きが増えてきます。西大寺に到着しても京都行き最終は既に発車しているため、大阪線各駅からの連絡という意味合いが強い感じでしょうか。

名古屋線で例えるなら2800系に相当する8600系ですが、2両で落成したもののすぐに曰くつき中間車が差し込まれたX67編成、唯一無二の最初から6両のX69編成を抱えていまして、なかなかクセの強い車両群となっております。

 

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?+2430系(G40) 〈2222 急行 大阪上本町

2610系(X18)+2410系(W28) 〈2225 急行 青山町〉

暇つぶしに大阪線ホームにも顔を出してみます。なぜか上本町行きが数分遅れていたようで、この駅で離合することになったようです。にしてもこんな時間に3+3運用の急行があるんですね、名古屋線だと結構レア(朝くらい)なので珍しいものを見れました。

引き続き名古屋線の話であれですが、2430系のワンマン対応車として2444系なる車両が存在します。湯の山線ばかりの運用で一向に鈴鹿線に来る気配がないんですけど、なにか不都合でもあるんですかねえ。てか今まで何回も嘆いとるなこれ。

 

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8810系(FL13) 〈8380 普通 新田辺〉

比較的おとなしいかもしれない8810系一族がご登場。この正面デザインや内装デザインを確立した車両であり、一時期このスタイルが定着しつつありました。え、名古屋線に飛ばされた9000系や中間車が組み込まれた9200系?知らない子ですねえ。

よく見ると最近流行りのLED前照灯が換装されていますね。唯一のB編成更新車とのことで、これからもまだまだ使い倒すつもりなんでしょう。というかここら辺の年代の車両を触る前にもっと処置すべき車両がいるのでは… 

 

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22600系(AT51)+22600系(AT56)+22600系(AT52) 〈171 特急 大阪難波

名古屋からの難波行き最終特急、まさかのブツ6Aceが充当されていました。ちょうどこの日から「ひのとり」に使われる80000系8両編成が営業運転を開始し、名阪乙特急のUL率がさらに高まった矢先のこれですよ。

Twitter情報を見る限り、112列車→165列車→118列車→171列車と名阪を行ったり来たりしていたようです。数少ないUL外運用を綺麗にこなしていただけに、驚いたというかなんというか…

 

この後は西大寺やら津やらに匹敵する珍しさ、名張行き特急が来たものの車両的には面白みもないAS+AS+ALだったので割愛。榛原以遠の最終、青山町行き急行に乗車して帰路に着きました。

 

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2610系(X19)+? 〈2323 急行 青山町〉

全11回に渡ってお送りした関西遠征、いかがだったでしょうか。三重県に住んでいるとやっぱり関東より関西のほうが馴染みがあるので、興味やら予定やらが浮かびやすいんですよね。今後もお世話になると思うので、その時はどうぞよろしく…と不特定多数にご挨拶しておきます。

 

ということでこれにて完結です。最後までご覧頂きありがとうございました。

〈11/21 関西遠征-10〉夕暮れた京阪電車

こんばんは。

今年も残すところ1週間と1日ということですが、関西遠征シリーズは年内完結が果たせそうです。まあネタは溜まっていますし、これからも溜まり続けることでしょう、きっと…

 

さて本題へ。前回は下からどうぞ〜

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梅田まで出て、御堂筋線乗って、降りたのは淀屋橋。もう言うまでもありませんが、ここから京阪電車を撮ることにします。樟葉~牧野の養父上道踏切にて、夕ラッシュのおけいはんを狙います。

 

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13000系(13021F) 〈Q1503B 普通 中之島

う~ん、さすがに初冬というだけあって近くのマンションの影が落ちてしまいました。奥の建物の鮮やかさを見る限り夏だと相当期待できそうなので、ここはいずれ再訪したいと思います。

この顔と言いますか、この系式と言いますか、何となく4両編成のイメージが強いため交野線宇治線で走っていそうですが、一応20番台として本線でも走っております。とは言え中間車3両を抜いて走ることもできるようで、検査時のピンチヒッターに抜擢されることもしばしば。

 

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6000系(6008F) 〈D1501A 快速急行 淀屋橋

珍しいっちゃ珍しい(平日に限る)快速急行。特急停車駅に香里園、寝屋川市守口市が追加されたものですが、そこから守口市を除いた通勤快急なるものも存在します。ちなみに守口市は深夜急行と通勤準急も通過してしまいます、大阪近郊駅の宿命ですね。

京阪の中で最大勢力を誇るにまでなった6000系、こちらは次世代を見据えて製造されたために当時としてはなかなか画期的な車両だったそうです。リニューアルの波が押し寄せており、2021年度に完了するそうです。

 

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8000系(8006F) 〈A1621A 快速特急洛楽 淀屋橋

いつの間にか平日にも運転されるようになった快特洛楽。2011年秋に愛称無しの臨時列車が淀屋橋出町柳行きとして初運転された以来、着々と知名度を上げ、ついには毎日運転の定期列車にまで成り上がる、なんだこのありそうでなかったシンデレラストーリーは…

そういやここら辺で近所のおっちゃんに声を掛けられました。奇しくも同業者の方で、この日は近鉄京都線で走ったあおぞら団臨を撮りに出かけたそうな。「(この撮影地は)1年かけて通ったほうがええ」とおっしゃっていましたので、相当おすすめなポイントなんでしょうねえ~

 

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1000系(1505F) 〈K1503A 準急 淀屋橋

京阪の独自さで注目しておきたいのが準急と区間急行の英語表記です。多くの会社で「準急=Semi Express」「区急=Sub(urban) Express」であり、区急>準急の関係なのですが、京阪は全く逆の英訳・上下関係となっております。

まあ各停区間の長さの話でしょうが、語源であるラテン語から推測するとsemi-は「半分」、sub-は「下、次」を意味する接頭辞とのこと。そう考えると区急より準急を上位にしたい京阪からすれば、準急に「急行の次だよ」という意味を込めたかったのでしょう。うわなかなか考えさせられた気がする。

 

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2200系(2211F) 〈G1603A 急行 淀屋橋

最後の最後で卵型電車の一族、2200系が来ました。淀屋橋延伸、高度経済成長期の乗客激増を経験した古豪で、車齢的にも廃車が進行している…かと思いきや5扉車の5000系が優先されてしまっているせい(おかげ?)でまだまだ現役です。

ところでお気づきかもしれませんが、今回掲載された写真は全て車両、種別が異なっております。ここまでバラエティ豊かだと撮る側も心して掛からなければならず、またそれが面白かったりするのだから困ったもんですよ…

 

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撮影後は、せっかくなのでくずはモールの「SANZEN-HIROBA」を見学することに。目玉は旧3000系3505Fでしょうけど、ここって運転シミュレーターやらジオラマやら、ちょっとした博物館になっているんですね。浅はかながら知りませんでした…

 

ひと通り楽しんだ後は樟葉から特急で三条へ、そこから京都市営地下鉄東西線に乗り換えます。ということで次回に続きます。ありがとうございました。