あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈よかね九州旅-5〉イチョウと夜景と、路面電車

こんばんは。

今日は12月3日、あら順番になってる…いやそうじゃなくていつの間にか12月ですよ。結局どこぞのウイルスに振り回されて2年が経とうとしているのが怖いところです。年末年始はどうなるんでしょうね…

 

さて本題へ。人生初の九州旅シリーズ、初日は松浦鉄道をメインに大移動しました。2日目は異国情緒溢れる長崎市内から始まります。

前回はこちら。

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5000形(5003) 〈3系統 蛍茶屋赤迫〉 

3000形(3001) 〈1系統 赤迫崇福寺

せっかく長崎に来たので、午前は少しばか観光することにします。平和公園停留所で降りると、ちょうど車齢20年に満たない未成年同士の離合を見ることができました。

注目したいのが左側の5000形。今や路面電車では定番となった3車体2台車の超低床車ですが、長崎電気軌道にとってこの5003号車は初のLED行先表示器搭載車となりました。2019年3月に登場したばかりの、まさに最も新しい車両というわけです。

ついでに注目しておきたい3001号車、こちらは長崎県全土をホームタウンとするプロサッカークラブ「V・ファーレン長崎」のラッピングを纏っています。

 

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1800形(1803) 〈5系統 蛍茶屋→石橋〉

一通り観光を済ませ、再び撮影タイム。市民会館停留所近くにイチョウ並木があるようなので来てみたものの…傘を差す通行人からお察しの通り雨が降ってきてしまいました。というか本命のイチョウもちと青い気が…

写真左手には長崎市公会堂があったものの2015年3月で閉館し、現在は長崎市民会館となり、いずれ長崎市役所がこの場所に移転してくるそうです。周りが変わろうと、このイチョウの木々は存在し続けると思うと、何だか感慨深いですねえ。

 

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202形(202) 〈3系統 蛍茶屋赤迫

グループ的には200形らしいですが、日本車輌が製造した車両で「に=2」なので202形と命名されているとのこと。では201形はというと、日立製作所が製造したということで「ひ=1」に由来しています。ある意味縁起が良さそう。

ちなみに202形204号車は、花電車用の貨物電車87形として大規模改造が施されました。お客さんを乗せるスペースをごっそり抜き取って、両端の運転台だけを残した奇抜な車体は、現在だと長崎以外に函館と広島で見られるようです。

 

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5000形(5003) 〈3系統 赤迫蛍茶屋

先ほど見た最新車両にまた遭遇。アルナ車両が誇る超低床型路面電車シリーズ「リトルダンサー」でして、用途や仕様が異なる8つのタイプが展開されています。この5000形はタイプUaで、阪堺電気軌道豊橋鉄道にもその仲間がいます。

どうでもいいですけど、手前でもろ被りした2台の車はどちらもマツダデミオ、しかもボディカラーも紅葉らしい2色でした。イチョウだけでなく通りすがりの車でさえも秋らしくなるとは、変なところで運を使ってしまったもんだ…

 

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1700形(1702) 〈3系統 赤迫蛍茶屋

最後に長崎駅前停留所から。車両は「転スラ」ラッピングが施されているものの、別に作者が長崎出身だとかそういうわけではなく、全国の路面電車を対象としたキャンペーンの一環だそうです。

奥に見える白い建物がJR長崎駅(西九州新幹線のホーム)なんですが、こんな感じで路面電車のりばとはそこそこの距離があります。2020年3月の高架化でより遠くなってしまったものの、だからといってどうしようもないのが悩ましいところでしょうか。

ちなみに長崎駅のさらに奥に見えるのが稲佐山ですね。函館、神戸(摩耶)と並ぶ「日本三大夜景」の1つとして有名ですが、やっぱり夜の港町ってのは誰もがうっとりするんでしょう。

 

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というわけで浦上駅前停留所でJR線へ乗り換えることにします。しかしここでも何かの工事をやっていたので、結局は長崎駅ほどではないものの屋根のない通路を歩くことになりました。まあ仕方ない仕方ない…

元はここが「長崎」駅を名乗っていたそうで、今でも新・旧長崎本線の分岐点でもあるわけですが、西九州新幹線が開業してしまうとその賑わいもどうなることやら。やっぱり並行在来線の問題は終わるに終われないですね。

 

長崎電気軌道はとにかく広告ラッピングのバリエーションが豊富なので、撮っていて飽きませんでした。真っ暗な夜とどんより雨の下という宜しくないコンディションだったので、今度は晴れた日にでも再訪できたらなと思います。

浦上から区間快速シーサイドライナー」に乗り込み、長崎市を後にします。

次回に続きます。ありがとうございました。

11/13 紀伊長島で紅葉チャレンジ

こんばんは。

まだまだ九州旅は続くものの、箸休めがてら本州での撮影録も挟んでいこうと思います。まあ同じ話題ばかりでは皆さんも飽きてくるでしょうに…というか中の人自身が溜まりまくるネタに悶々としている日々ではありますが。

 

さて、JR東海が誇る特急型気動車キハ85系」の引退が近づいていることは周知の事実かと思います。なるべくカット数を稼ぎたいなと考えたとき、やはり風光明媚な風景と絡めた構図というのは誰もが魅力的に感じるのではないでしょうか。

となると、11月中旬は紅葉シーズン真っ只中。そしてキハ85系が走る高山本線雄大な飛騨山地を突っ切るため、さぞかし秋らしい1枚が撮れることでしょう。

 

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キハ85系 〈3006D 特急南紀6号 名古屋〉

そんなわけで「キハ85系×高山線×紅葉」は数多の先人がベストショットを披露してくださっているので、かく言う自分は作例がほとんど無い「キハ85系×紀勢線×紅葉」を求めて紀伊長島までやって来ました。

というのも、紅葉は「最低気温が8℃を下回る日が3週間続く」と進むそうで、気候が比較的温暖な紀伊半島では内陸部ほどの色付きを期待することはできません。というか夏のイメージが強いですからね。

なるべく山がちな場所を選んだつもりでしたが、案の定想定通りの染まり具合でした。いやほんわか赤くなっているだけでも十分なのかもしれません。

 

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手前の紅葉にピントを合わせてもう1枚。ここは孫太郎山の山頂にある展望台でして、紀伊長島梅ヶ谷に位置します。大名倉森林公園の一角ですが、必要最低限の足場(みたいなもの)しかないので、実質登山みたいなもんでした。

いくら土曜日の昼下がりとはいえ、3両ってのが「南紀」の利用実態を如実に表していますし、「ひだ」と比べて注目されにくい理由なのかもしれません。北の大地の某特急よりは走ってるだけマシ、と思えばそれまででしょうが…

 

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キハ25形(2次車/M1) 〈331C 普通 新宮〉

ひいひい言いながら下山して、大内山~梅ヶ谷の小道へ移動。所々で紀勢本線と国道42号が並走するので、その分撮影ポイントを見つけやすい気がします。

本数が少ないので普通列車もありがたく狙っておきます。やっぱり紅葉はどうしようもないですが、手前の稲穂も相まって秋らしさは滲み出てるんじゃないでしょうか。

こういう場所でキハ40系一族を見かけたら「ああ田舎だなあ」みたいな感慨に耽ることができるんですかね。乗っても撮っても楽しそうな瞬間ですな。

 

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振り返ってもう1枚、この日一番の橙色を輝かせた紅葉と絡めることができました。探せばちょっとくらいは当たりが出るもんですねえ。

というかJR東海のコーポレートカラーがオレンジなので、そもそも車両が秋らしさ全開です。超シンプルな外観なのに目立つ2本のライン…いや実は夏らしさなのでしょうか。東海道新幹線は打って変わって青帯ですし、解釈の問題な気がしてきました。

 

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キハ85系 〈3005D 特急南紀5号 紀伊勝浦

少し戻って、国道42号の荷坂峠にある駐車場「マンボウの丘」から。個人的にはここが本命だったんですけど、紅葉具合は一番振るわない結果となりました。しかも通過のタイミングが分かりにくすぎるおまけ付き。

江戸時代はここが紀州の玄関口と位置付けられたそうですが、よくもまあこんなところに線路を通したもんです。この近辺の紀勢線はオメガループで高低差を稼ぐので、まさに交通の難所であったことが分かりますね。

 

先述の通り、紀勢線沿線で立派な紅葉を拝むことは難しいでしょう。ただ、実を言うと気温がさらに下がる12月以降が紀南の紅葉シーズンなので、「高山線の秋にもう未練はない」という方はぜひチャレンジしに行ってみてはいかがでしょうか。

以上、紀勢本線で紅葉を探してみた撮影記でした。ありがとうございました。

〈あつか九州旅-4〉長崎電気軌道の夜

こんばんは。

大学図書館で借りた文庫本を開いたところ、10ページほどすっぽり脱落していたことに驚いた中の人です。劣化なのか故意なのか…後者だった場合この作者に対して相当物申したいことがあるんですかね?

 

さて本題へ。松浦鉄道を堪能し、佐世保から快速「シーサイドライナー」で長崎本線の終着・長崎までやって来ました。

前回はこちらから。

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コンコースでは西九州新幹線をアピールする垂れ幕やパネルがお出迎え。沿線自治体が大喧嘩したり、フリーゲージトレインを断念したりと文字通りの紆余曲折がありましたが、何とか来秋の部分開業に漕ぎ付けたようです。

長崎から武雄温泉まで新幹線で、そこから博多までは在来線特急「リレーかもめ」で結ぶことで、従来より約30分の短縮が期待できるとのこと。かつての新八代のような対面乗り換えがまた現れるというわけですね。

…とはいえ「速いけど乗り換えの手間が生じる」のはめんどくさいっちゃめんどいと思うのは自分だけでしょうか。この西九州新幹線全通とリニア開業、はたしてどちらが先なのやら。

 

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370形(373) 〈4系統 蛍茶屋崇福寺

さて、宿泊地には着いたものの鉄活動はまだ終わりません。ここからは長崎市内を走る路面電車長崎電気軌道を狙ってみます。

長崎市は「階段の街」と謳われるほど坂が多く、かつ狭い土地に住宅が密集しているため、路面電車を含めた公共交通機関が大活躍しているそうです。言われてみればオランダ坂だとか稲佐山(日本三大夜景)だとかが有名ですもんね。

まずは蛍茶屋停留所へ。折り返し発車を待つのは昭和37年製造だからという安直さで命名された370形。このラッピングはうんk…じゃなくて軍艦島のガンショーくんです。

 

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360形(366) 〈1系統 赤迫崇福寺

続いて、中国洋式の寺院として日本最古とされる「崇福寺」の最寄、崇福寺停留所にて。既に折り返しの行先を表示させた360形は昭和36年製造…と、なんでかこれら2種はそういう命名法だそうです。当時としては最新鋭の機能(Z型パンタ、コイルばね台車など)を盛り込んだが故の、気合いの入れようというわけです。

ちなみにこの辺り一帯(思案橋、観光通、新地中華街など)は長崎の歓楽街として江戸時代から賑わっています。この日は金曜日だったので、客待ちのタクシーの列がえげつないことになっておりました。津や四日市より全然都会だ…(三重県民の感想)

 

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1500形(1505) 〈1系統 赤迫崇福寺

せっかくなので流し撮りにもチャレンジしてみました。比較的新しめの車両が来たものの、実は西鉄北九州線の車両の機器を一部流用しているという、東海でも似たような話を聞いた事情を持ち合わせています。

というかさっきからラッピング車両ばかり当たります。それもそのはず、1964年に日本の路面電車として初めて全面広告車を導入した経緯があり、それを「カラー電車」と呼んでいるらしいです。まあ撮る分には色とりどりで楽しいですからね。

 

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1500形(1505) 〈1系統 崇福寺赤迫

最後に反対方面を…まさかの同じ車両でした。しかもタクシーに被られてしまうというね。まあ乗用車に被られるよりは何となく「夜のナガサキ」感が出たのでまあ良しとしておきましょう。

今更ですが、長崎電気軌道も「旅名人の九州満喫きっぷ」が使えます。路面電車もしっかりカバーしてくれるこのきっぷ、恐れ多いです。

 

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今宵のお宿は観光通停留場から徒歩1分の「FIRST CABIN 長崎」。飛行機のファーストクラスをイメージし、カプセルホテルとビジネスホテルの間を狙ったコンパクトホテルだそうです。

見た目はまあカプセルなんですが、男女で厳格にフロアが分かれており(IDカード利用)、まさかの大浴場もあったのには驚きでした。にしてもなんで破産したんだろ…おっと誰か来たようだ。

 

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出典:JR九州 路線図(https://www.jrkyushu.co.jp/railway/routemap/)

さて、ここで1日目の行程を振り返ってみます。JR九州の路線図を拝借しまして、実際に辿ったルートをなぞってみました。総移動距離(小倉→MR→長崎)は335.9kmと、やっぱり遠回りした分そこそこな長さですね。

総運賃は6290円。長崎市電は何回乗ったか分からないのでとりあえず5回乗車したと見なして計算しました。途中で新幹線と特急を使ったので、その区間も在来線だった場合はもうちょいお得になっていたことでしょう。

 

ともかく九州旅1日目はこれにて終了。次からは2日目に突入します。

今回はここまで。ありがとうございました。

〈よかよ九州旅-3〉松浦鉄道は2つの日本一を持っている?

こんばんは。

高校時代の友達が誕生日…しかし卒業から2年経ってしまったのでわざわざ改めてお祝いメッセージを送るほどなのか…という微妙な悩みを抱えた最近です。皆さんならどうしますかね、何の話ですかねこれ。

 

さて本題へ。MRこと松浦鉄道の旅、なんやかんや寄り道しながらこの路線の目玉とも言える駅に到着しました。

前回はこちら。

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長崎県平戸市に位置するたびら平戸口は、九州最西端かつ日本最西端「かもしれない」駅として有名ですね。駅名標の隣に目立つ配色で掲げられていますし、駅愛称や駅前の石碑にもその文言が刻まれています。

…とは言いましたが、これまたご存じの通り、成り立つのはあくまでも「普通鉄道に限る」もしくは「本土を北海道・本州・四国・九州とした場合」という条件を付けたときです。厳密な「日本最西端の駅」とはゆいレール那覇空港のことを指します。

 

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平戸と言えば鎖国前の日本における対外貿易の拠点として、さらには隠れキリシタンの里として、江戸近辺の歴史を色濃く残した地域として知られています。

それ以外にも「たびら昆虫自然園」や「道の駅昆虫の里たびら」といった施設があるようにやたら昆虫にも力を入れているようで、向かって左側には巨大なカマキリ(とそれに立ち向かう探検隊)のオブジェがお出迎え。

あ、ちなみに「たびら」というのは旧田平町(現平戸市の一部)のことです。平戸島の玄関口ということで平戸口駅として開業したものの、MR発足時に現在の駅名へ変更されたようです。

 

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駅舎内には併設して鉄道博物館も。さすがにこれは正真正銘の日本最西端鉄博だろう…と思ったらゆいレール展示館なんてものがあるようです。絶妙に残念…

国鉄松浦線を中心とした備品や資料が展示されており、小さいながらもなかなかの充実度合いでした。個人的には何でDE10初期型シリーズの17号機のプレートが?と思いましたが、一ノ関→松山→鳥栖→直方という変遷からあながち関係ないことはないようです。

他にも鉄道ジオラマや駅長の返信が貰える駅ノートなど、魅力が凝縮されたような(?)空間でした。訪問証明書を貰いそびれたのが少し悔やまれますが、なかなか楽しい場所でした。

 

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佐世保中央駅 駅前がやたらレトロチック

後続の列車に乗り、一気に佐世保の市街地まで。途中の佐々からは列車本数も一気に増え、各駅で高校生がどっと乗り込んできました。やっぱり学生にとって鉄道は無くてはならない存在であることは、日本全国同じですな。

さて、MRはもう一つの日本一を持っていまして、それが佐世保中央~中佐世保の駅間距離の短さです。建物に隠れて互いの駅は見えませんが、その距離わずか200mと、筑豊電気鉄道黒崎駅前~西黒崎に並んで日本一短い駅間距離となっています。

…まあこれまた「鉄道線」に限った話で、軌道線(路面電車)を含めたら変わってくるんですが、もういいでしょう。というか許してやってください。

 

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MR-400形(MR-401) 〈155D 普通 佐世保

そんな日本最短駅間上には何があるのかと言いますと、日本一長い商店街「さるくシティ4〇3」(…実は大阪の天神橋筋商店街のほうがずっとか長いんですが気になる方は各自で…)とこの国道35号です。

国鉄が開業させたのは中佐世保駅ですが、交通量の多い国道を渡らずとも先述の商店街やイオン佐世保店、佐世保共済病院へアクセスできるようにと、MR発足後に佐世保中央駅が開業したというわけです。まさに地域に根差した駅ってわけですね。

というか何気に一点モノの400形が来ましたね。どういうわけか600形への置き換え対象から外され、唯一の旧塗装を持ち合わせた色々貴重な車両でございます。もうこの遠くからでも分かる新潟NDCらしさがたまんねえんだなこれが。

 

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で、これが中佐世保駅…いや初見殺しにも程がありました。階段手前の時刻表が辛うじて目印として役立っているかどうか。通りから奥まった場所かつ手前の建物が工事中だったので、5分ほど周囲を彷徨ってしまいました…

後はここから佐世保行きの列車に乗って、終点・佐世保に到着と同時にMR線完乗です。半島を大回りするので時間は掛かりますが、海あり山あり日本一(要検討)ありとバラエティに富んでいたので、ぜひ機会があれば乗車してみることをおススメします。

 

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さて旅自体はここで終わりではなく、佐世保からは再びJRのターンへ。普通列車減便に伴う救済処置として早岐までなら乗車券のみで特急にも乗れるものの、ちょうどいい便が無かったので大人しく快速「シーサイドライナー」に乗り込みます。

車両はディーゼル・エレクトリック車両…まあ要するにハイブリット車両のYC1系。動力こそは確かにエコですが、そんなことよりも外装がまあ目立つ目立つ。停車中なので前照灯が消されていますけど、縁まで点ける意味はあったんでしょうかね…

 

JR九州らしい車両に揺られつつ、今日の宿がある長崎へと向かいます。

次回に続きます。ありがとうございました。

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〈こがん九州旅-2〉松浦鉄道の旅

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こんばんは。

ついにスナックカーこと近鉄12200系がラストランを迎え、その近鉄特急史に新たな別れが追加されてしまいました。やはり新型車やリニューアル車と比べると設備面では劣る部分が多々あったものの、長年走り続けてきただけの貫禄は十分でした。またどこかの記事でまとめようと思います。

 

さて本題へ。古賀で呑気に撮り鉄していた結果、予定外の新幹線&特急課金をしれかす羽目に。さらに多良で信号トラブルが発生、加えて遠賀川~海老津で普通列車が異音を感知したとかでダイヤも遅れているという始末。初日からまあとんでもないこった。

前回はこちらから。

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伊万里にて 有田では急いでいたので撮れず

特急「みどり」ハウステンボス」5号は有田に10:57着、接続するお目当ての列車は11:01発なのですが、有田には5分遅れで到着。JR線から他社線への乗り換えなので予定崩壊を覚悟したものの、ちゃんと待っててくれました。感謝しかない…

さて、ここからは佐賀県長崎県に跨る北松浦半島を一周する松浦鉄道(MR)を楽しみます。お決まりの国鉄・JR松浦線から転換された三セク鉄道で、93.8kmの間に57の駅が存在します。近鉄名古屋から松阪を越えて櫛田(92.7km)のちょっと先まで行けるんですね。

 

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駅名標から旧JR路線であることが分かる

運行形態としては途中の伊万里で分断されているので、どの列車に乗っても乗り換えなければなりません。過去には双方での直通列車があり、さらには佐世保方ではJR佐世保線早岐(一部はハウステンボス)まで乗り入れていたそうです。

伊万里と言えばJR筑肥線の終点でもあり、2002年まではこちらとも線路が繋がっていました。で、その筑肥線もまた唐津付近で分断されており、片や地下鉄に直通する都会路線、片や気動車が数本走る田舎路線…とMRよりひどい格差があったりなかったり。

 

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MR-600形(MR-621) 〈332D 普通 伊万里

半島を一周するだけあって、やはり海沿いを走る区間も多々あります。せっかくなので途中の前浜で下車し、近くのつきの島公園から後追いを1枚。赤色編成が来たので青と緑の中でも映えますね。

MRでの主力は2007年に登場したこのMR-600形で、電車のイメージが強い…気がする日車製のようです。愛称に「肥前 WEST LINER」を掲げ、西海と九十九島の夕陽をイメージした帯を巻いています。あえてシンプルなのが良いですなあ~

 

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ちなみに車内はこんな感じ。車端部はロングシートが、中央の片方には対面ボックスシートが、もう片方には1人掛け転換クロスシートが設けられていました。IC車載器を用いることで全国の交通系ICカードにも対応しているのが何気に凄い。

さらに2019年11月からは、松浦~潜竜ヶ滝(30.9km)において九州初の貨客混載事業を実施。専用カーゴをMRで輸送することでトラック2台分が不要になり、二酸化炭素排出量やドライバーの運転時間を従来の半分ほどに削減できたそうです。

今となっては特段珍しい話でもなく、こうした地域輸送から特急や新幹線を用いた都市輸送まで各地で見られますよね。今回初めてこの現場に遭遇したんですが、そこまでスペースを取らないのならば全然アリなように思いました。

 

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話を戻しまして、前浜から引き続きMR線に乗車し、この路線の目玉でもあろうあの駅に辿り着きました…というところで今回はここまで。ネタバレもへったくれもありませんが、続きは次回ということで。

 

ということでここまで。ありがとうございました。

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〈よか九州旅-1〉朝ラッシュの古賀にて

こんばんは。

今日はいい(=11)塾(じゅく=19)、育児(19じ)の日だそうですが、それよりも取り上げたいのが「鉄道電化の日」です。1956年の今日、米原~京都が電化され、晴れて東海道線全線が電化。同日のダイヤ改正で戦後初の寝台特急「あさかぜ」(東京~博多)が走り出しました。「鉄道の日」(10/14)と並ぶ重要な節目の日って感じですな。

 

さて本題へ。人生初の九州旅シリーズ、前回は大阪(泉大津)から阪急フェリー「ひびき」で小倉(新門司)まで辿り着いたところでした。タイトルの通し番号からお察しの通り、やっとこさ「九州」旅が始まります。

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www.jrkyushu-kippu.jp

小倉駅では、北九州モノレールに見送られながら当分の間お世話になるきっぷを購入。「旅名人の九州満喫きっぷ」は、JRの普通・快速列車どころか全ての私鉄・三セク・路面電車が乗り放題というとんでもない1枚です。

値段は11000円(大人/2021年11月現在)で、青春18きっぷと同じように発売日から3か月以内に3回もしくは3人で使い切る必要があります。特急・新幹線には乗れません。

本当のところ、今話題の特急・新幹線を含むJR九州全線が2日間乗り放題になる「みんなの九州きっぷ」と迷いましたが、JR以外も乗るならやっぱり前者がお得でしょうね。

 

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885系(SM6) 〈3005M 特急ソニック5号 大分〉

小倉から鹿児島本線を博多方面へひたすら下る…はずでしたが、天気が良かったので古賀で途中下車。そりゃあ少しはJR九州の個性的な車両を撮っときたいでしょうに。

颯爽とぶっ飛ばしっていくのは「音速」…と言ってもそれは883系の愛称なので、それと区別する形で「白いソニック」と呼ばれる885系ですな。よく見ると前面に「かもめ」エンブレムが乗っかっているので、元々は黄帯だった1次車ということになります。

 

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415系(Fo106)+415系(Fo123) 〈2326M 普通 福間〉

国鉄の交直流電車の代表格とも言える415系シリーズが、朝ラッシュ時間帯だからか重連の8両編成でやって来ました。両開き3扉車の近郊型電車という立ち位置で、かつては北陸や常磐でも走っていました。今や九州が最後の活躍の地となっています。

817系、821系に若干押し出されつつあるものの、門司駅構内のデッドセクションを通過でき、九州側(交流)と本州側(直流)の双方に対応できる車両は415系が唯一なんだとか。コスト面から考えても、こりゃ長いこと生き残りそうです。

 

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817系(VM3003)+817系+813系(RM3114) 〈4220M 快速 門司港

817系と言えば、2001年の福北ゆたか線開業に伴い導入されたかと思えば、いつの間にか九州全土に増殖した車両ですね。815系の良いところを取り入れつつ、時代に応じた進化を遂げているといったところでしょうか。

ところで至る車両で「CT」ロゴを見つけるんですが、これは「Commuter Train」を表しているそうです。バリエーションも豊かなのは良いものの、JR西日本のように路線カラーに即しているわけでもないので適当に当てはてめいった感じなんですかね。

あと誰でも使える電車なんだから「Communication」「City」「Civil」とかのほうが良いのでは…と軽く提案しておきます汗

 

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811系(PM15)+811系(PM16) 〈136M 普通 門司港

JR東海311系JR西日本221系などと同期で1989(平成元)年生まれの811系。「NEW RAPID TRAIN」の愛称を持ち、赤青交互に配置された帯は決して地味ではないものの、他の車両と比べると霞んじゃってる感が否めないのが残念なところ。

とは言えリニューアル編成も登場しており、そちらは「Old is New ~伝説と革新の電車~」という不安を通り越して心配になるようなコンセプトの下で変貌を遂げているとのこと。そういや小倉→古賀で乗りましたわ。

 

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程々に切り上げて、遅れた分を取り返すために博多から新鳥栖まで九州新幹線でワープします。しかしどういうわけか時刻を読み違えてしまい、本来乗るはずだったさくら541号を逃してしまいました。仕方なく後続の543号に乗車…

今から鳥栖を経由して佐賀方面へ向かうんですが、長崎本線普通列車の本数が非常に少なく、543号では乗り継ぎがうまくいきません。N700系7000/8000番台の自由席は初めてなので堪能したいところ、さてどうしたものか…

 

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断腸の思い…は言い過ぎですが、新鳥栖からは特急「みどり」ハウステンボス」5号に飛び乗りました。もちろん乗車券と特急券を買わなければならないので、1日目朝から新幹線1440円と特急2150円の予定外出費。いや痛い、あまりに痛すぎる。

いやしかしもちろん783系も初乗車なので、思いがけぬチャンスに恵まれました。「ハイパーサルーン」の愛称を持ち、JRグループ初の新型車両ということで、中央に配置された乗降扉など各所でその気合いが見られます。座席の花柄モケットからしても楽しい列車でした。

 

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新幹線ホームがほぼ完成した武雄温泉

県都・佐賀、新幹線工事が進む武雄温泉を通り過ぎつつ、磁器の街・有田で下車。ここから延びるあのローカル鉄道に乗りに行きます。

次回に続きます。ありがとうございました。

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〈来たで九州旅-0〉はじめましては海から

こんばんは。

11を「良い」と捉えてなのか、毎日何かしらの「良い○○の日」を迎えているそうな。今日は15日なのでインコ(1ん5)、イベリコ豚(1べり5ぶた)、遺言(ゆ15ん)が良いらしいです。あ、思いの外面白そうです。

 

さて本題へ。今回から年末にかけまして、11月上旬に行ってきた九州旅(3泊5日)の模様をお届けしていきます。沖縄を含め九州には人生初上陸だったので、ド定番コースを詰め込みつつお試し感覚で巡ってきました。

 

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1000系(1008F) 〈2179 空港急行 関西空港

さっそくタイトル詐欺が起こっているのはともかく、白子からアーバンライナーに揺られて難波まで、そこから南海本線は粉浜で時間潰し…というところから旅は始まります。

平成生まれながら大規模なリニューアル工事が行われた1000系、やはり主力は関西空港輸送なのでしょうか。前面の分かりやすいパッチワーク痕が、良くも悪くも「南海電車だなあ」と思えてきます。いや実はそういうデザインなのかもしれない。

 

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10000系(10010F)+7100系(7179F)+7100系(7155F) 〈回送〉

新型12000系に対して「はずれ」枠なのかもしれない10000系は、なんやかんやで廃車も発生しているようです。そのカットボディがみさき公園内で展示されていたのですが、2020年3月末に閉園してしまいました。

とは言えJR阪和線紀州路快速や特急「くろしお」に対抗する特急「サザン」としてまだまだ現役ですし、派手なラッピングを施された編成もいるほどには走り続けてくれそうです。

 

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良い時間になったので普通車で堺へ、空港急行に乗り換えて泉大津へ、さらに連絡バスに乗り継いで、やって来たのは泉大津港です。九州への上陸方法は、陸を行く列車でもなく、空を行く飛行機でもなく、海を行く船をチョイスしました。

関西~九州の航路は複数存在しますが、この阪九フェリー泉大津と新門司を結んでいます。この航路で使用される「いずみ」「ひびき」は、瀬戸内海を経由する船舶の中でも最大級で、2015年には「シップ・オブ・ザ・イヤー」なるものを受賞したんだとか。

 

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船内に入ると、やっぱり吹き抜け構造のロビーがお出迎え。「快適な海上ホテル」を売りにしているだけあって、これにはテンションが上がりましたねえ。

1階が乗用車甲板、2~4階がトラック甲板で、5~7階が乗船スペースとなります。各階級の客室の他、売店やレストラン、展望ルームや大浴場などが設けられています。大浴場なんてまさかの露天風呂付きで、クソ寒い海風とともに堪能できました。

 

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瀬戸内海を通るということで、泉大津港17:30発の下り便の場合、18:40頃に明石海峡大橋、21:50頃に瀬戸大橋、0:10頃に来島大橋の下をくぐることになります。写真は明石海峡大橋でして、奥に神戸の夜景を臨むことができました。

こういう橋って「渡る」か「眺める」かくらいで、「くぐる」なんてなかなかできないような気がします。通過前には船内放送で案内してくれるので、撮り逃す心配も不要です(かく言う本人はレストランで夕食を食べていた最中だったので大慌てしましたが)。

 

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肝心の客室は、4区分9種類のうちスタンダード洋室を予約。寝台特急サンライズ瀬戸・出雲」のB寝台シングルツインのような2段ベッドで、雑魚寝スタイル(いわゆるノビノビ座席みたいなやつ)のスタンダード和室よりワンランク上のグレードです。

反対側は壁なので誰かと向かい合わせになることはありません。というか、カプセルホテルのように一定の小部屋の中に2段ベッドがずらっと並んでいたんですが、今回は自分以外に誰も乗り合わせませんでした。つまり丸々一部屋貸切状態、最高ですね。

新型コロナ対策であえて隔離されたのか、そもそも乗客が少なかったのかは分からないものの、少なくとも上(もしくは下)段に見知らぬ人が来ることは滅多にないようです。レディース専用ルームもあるので、その辺りは安心できそうですな。

 

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トラックの運ちゃん、老夫婦、旅慣れた感じが凄い人…いつもとは違う客層の中、海の上で数時間過ごすというのがフェリーらしい部分でしょうか。

寝ながら移動する手段に夜行バス(一応寝台列車も…)が挙げられますが、ぷかぷか浮いたホテルで伸び伸びと一夜を過ごすというのもアリなんじゃないでしょうか。そこまで揺れなかったのでそこまで船酔いに怖がる必要もありませんよ(もちろん個人差はあります)。

 

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ところで夜行フェリーってのは泊数に入れるんですかね?寝る場所が確保されているとはいえ移動手段のひとつなので、冒頭の挨拶ではカウントせず「3泊5日」と表現してしまいました。これも人によって意見が分かれそうな…

そんなことを考えつつ、翌日6:00に新門司フェリーターミナル(北九州港)へ到着。連絡する小倉駅行きのバスに乗り込んで、いよいよ本格的に九州内を巡ります。

次回に続きます。ありがとうございました。

naroaru.hateblo.jp