あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈2/10 永遠なれ北陵特急-3〉今昔交わる加賀温泉カーブ

こんばんは。

予定では先週の土日を使って山陰方面にでも行こうとしたのですが、謎の高熱によって泣く泣く断念。意識が朦朧とする中で流れてきたのはめちゃくちゃ綺麗な大山をバックにした381系の写真…うっ心臓発作が…3月中に行けるだろうか…

 

アホはほっといて、話は北陸へ。牛ノ谷ストレートから移動するところでした。

naroaru.hateblo.jp

 

行き当たりばったりの遠征なので、次はどこで撮ろうかと考え倦んでいると、列車は加賀温泉に到着。片山津、山代、山中などの加賀温泉郷の玄関口で、「関西の奥座敷」とも呼ばれるエリアですね。

北陸新幹線の停車駅なだけあって、開業工事が急ピッチで進められていました。駅前も綺麗に整備されていて、まさに新幹線フィーバー間近といった雰囲気。長年親しまれてきた北陸特急は確かに消えますが、それに代わる新たな超特急が走り始めようとしています。

 

683系(4000/B35) 〈8085M 特急サンダーバード85号 金沢〉

何気に途中下車しちゃってますが、ここから大聖寺方面に歩いて30分ほどの跨線橋から、大きなカーブを描く列車を狙います。在りし日のトワイライトEXPや金沢工臨などが走る日にはそこそこ賑わうポイントだそうで。

列番からお分かりの通り、こちらは臨時列車扱いとしての運転。大阪を9時台に出発するという丁度良い時間設定のおかげか、前後の11号・13号と合わせて約10分間隔でサンダバがやって来ることになります。これには我らが近鉄特急もびっくり…と思ったらあっちは1時間で7~8本の時間帯が存在するというね(伊勢市・宇治山田)。

 

521系(J22)+521系(J17) 〈339M 普通 金沢〉

真新しい北陸新幹線と奥の方にすれ違ったサンダバ、そして地域間輸送を担う普通列車の夢の三者(?)コラボ。ときたま新幹線の試運転列車が通っていくので、頑張れば本当に共演した写真を撮れそうです。

J編成の中でも2021年製造と何気に新しい編成が来ました。2次車までの編成とは顔がまるで違うのはともかく、結局北陸本線どころかJR線を走ったのは3年弱だけだったことになりますね。まあ走らせてさえもらえなかった編成もいるんですが…

 

681系(2000/N11)+681系(0/W05) 〈8M 特急しらさぎ8号 名古屋〉

牛ノ谷ではボツになったが故に、初めてまともな「しらさぎ」号が撮れました。さりげなくJR東海のオレンジのラインを纏う姿は、どこか安心感すら覚える装いです。ただ東海道線内は最長6両なんで、こんなに長いとさすがに違和感が無くはないかも…

681系2000番台は言わずもがな元北越急行の車両です。かつては「はくたか」として在来線最速160km/hでぶっ飛ばしていたのもちょうど10年前まで。なんやかんやで3月以降も走るようですが、引退前に復刻スノラビ塗装にしてくれんかな。

 

駅に戻ってきますと、ちょうど七尾行きのサンダバ17号が遅れて入線してきました。定期では和倉温泉行きですが、地震の影響で運転区間が短縮されていました。七尾線も段階的に復旧し、この5日後の2/15には全線が復旧、和倉温泉行きが復活しました。

さらに能登半島に近いのと鉄道も、同日に一部区間が運転再開。残る区間は4月上旬の復旧を目指しているそうです。「今は乗れなくとも応援したい…!」というそこのあなた、応援鉄印の販売が開始されたのでそちらをぜひご検討あれ。

 

tabiyomi.yomiuri-ryokou.co.jp

 

681系 〈5060M 特急しらさぎ60号 米原

続いてJR加賀温泉駅の看板を背に到着するしらさぎ号を。両隣の駅が特急停車を巡る争奪戦を繰り広げる中、折衷案として「作見」から改称&特急停車を集約させたのがこの駅です。それが今度は新幹線停車駅になるとは、出世も甚だしいところです。

ところで北陸新幹線のダイヤを確認すると、首都圏と直通する最速達種別「かがやき」は芦原温泉とともに2往復停車するようです。それとは別に越前たけふ・小松ペアも存在するので、本当に東京まで近くなるんだなあ…と実感させられます。

 

この後の福井行きで、次なる撮影ポイントへと向かいます。

次回に続きます。ありがとうございました。