8/19 魅惑の4連普通と西青山探訪
こんばんは。
痛ましい集中豪雨こそは発生したものの、台風が日本列島に直撃してこない今日この頃ですが、これも環境問題の一種なんですかね。お天道様の気分はほんとにわかんねえや、いやマジで。
さて本題へ。この日は所用のために津まで行かなければならなかったのですが、どうせならと思い「近鉄1dayおでかけきっぷ」を使って少しだけ撮り鉄してきました。
2610系(X25) 〈753 普通 五十鈴川〉
まずは伊勢中原すぐのストレートにて、前々から撮りたかった五十鈴川行き普通を撮影。急行ではありふれた行先ですが普通だと夜に2連が2本、4連ともなると平日朝のこれ1本だけです。ちなみに特急の場合は定期列車では五十鈴川発のみ存在します。
実態は上本町からの急行(525列車)が中川で化けただけなんですが、山田線各駅から松阪・伊勢方面への通勤通学需要に配慮した運用となっています。折り返しは上本町行き急行(820列車)という、何だか忙しないダイヤ設定ですな。
1400系(FC07) 〈3650 普通 白塚〉
名古屋線ファンならお馴染みかもしれない宇治山田発白塚行き普通、こちらは山田線各駅から津方面の通勤通学需要に対応しています。名古屋線でも6連普通(641列車)が走っちゃったので珍しさが薄れたものの、ごく稀にVX編成が入るのでなかなか侮れません。
「界磁チョッパ制御の角屋根車両」といえば1201系などの2両編成バージョンしか思いつかないため、こんな長い(?)編成が各駅停車として走っている瞬間を見ると楽しくなってきます。これだから近鉄は嫌いになれないんだよなあ…
この後は所用のために南が丘に行くんですが、三重県民の方なら近くに何があるかご存じなはず。まあその話は気が向いたらすることにします。
無事目的を果たし、近鉄旅を再開。このご時世ですし、近鉄沿線で最も「密」でない場所、すなわち最も乗降客数が少ない西青山駅に来てみました。
乗車人員28人(2018年)、自動券売機や乗車証明書発行機がない、国道165号が通っているだけで建物なし、でも毎時2本は確保されていてICカードも使える。アクセス抜群秘境駅ということで知名度はそこそこですな。
冒頭の写真でアーバンライナーが飛び出してきたトンネルは、近鉄かつ大手私鉄最長(5652m)の新青山トンネルです。かつての青山トンネルがあった区間は単線でしたが、特急の正面衝突事故を機に複線化。そのついでに西青山駅と東青山駅が移転したという経緯があります。
移転したはいいものの、駅前はこんなんですからねえ。東海自然歩道と書かれた木製の地図、そして青山高原と書かれた頼りない案内板、やはりここは秘境駅だったようです。
ちなみに「毎時2本」とは急行と普通が各1本という意味でして、急行が中川~榊原温泉口で通過運転を行うため1時間当たりの運転間隔は40分、20分となっています。40分もあればプチハイキングができるのではないでしょうか。
次回に続きます。ありがとうございました。