あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

3/4 池の浦シーサイド訪問記

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こんばんは。

単位認定が絡んだレポートが残っているとはいえ、一応夏休みが始まりました。大学生は9月末までらしくクソ長いのは嬉しい判明、何すりゃいいんだって思ってしまいます。誰かご意見ください(他力本願)。

 

さて本題へ。

8月、夏真っ盛りということで海…海辺…シーサイドの話でもしましょうか。今年3月のJR線ダイヤ改正でひっそり役目を終えた、三重のとある臨時駅への訪問記です。

 

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キハ75形(0・100番台-2) 〈909D 普通 鳥羽〉

晴れて高校を卒業した3月初旬。近鉄電車で津まで出てから、18きっぷに印を入れつつ紀勢線参宮線を乗り継いで、松下駅までやって来ました。お目当ての駅は松下と鳥羽の間にあり、ここから徒歩約15分か三重交通バスでアクセスできます。

キハ75形の普通運用というと太多線のイメージが強いんですが、参宮線でも快速「みえ」の送り込みを兼ねてちょくちょく設定されています。これでも最高時速120km/hの特急型車両なんですけどねえ…

 

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ということで国道42号をひたすた歩いて「池の浦シーサイド駅」に到着しました。1989年に近くの海水浴場への誘致を目的に臨時駅として開業、当時は名古屋からの臨時快速列車が運行されるほどの賑わいぶりでした。

しかし海水浴場の衰退とともに利用者は年々減少し、通常駅への昇格すら目論んでいた二見町(現在は伊勢市の一部)も一転して諦め模様に。末期は1日2往復が停車するものの利用者のほとんどが鉄道ファンだったということもあり、2017年を最後に営業を休止、ついに2020年3月のダイヤ改正で廃止となりました。

 

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近くまで降りれそうだったので駅前(?)を散策。だだっ広い広場には駅利用者のためと思われるベンチやプレハブ小屋、そして驚いたのが運賃表が比較的綺麗な状態で残されていました。

この駅の主目的だった海水浴場アクセスですが、最寄りの「池の浦シーサイドパーク」ですら徒歩15分かかるそうです。後は旅館やちょっとした美術館、これまた驚きのマンションがあるくらいで、静かな場所といった感じでした。

 

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キハ75形(0・100番台-2) 〈2906D 快速みえ6号 名古屋〉

先ほど乗ってきた列車が折り返してきたので、いかにも臨時停車しているような感じで撮ってみました。干潟とはいえホームに面する水面は、海芝浦駅(鶴見線)や青海川駅(信越本線)を連想させる気がします。ちと無理があるか。

現在は駅名標こそ撤去されているもののホームなどは残っているそうです。このご時世では難しいかもしれませんが、ひっそりと佇むこの雰囲気を味わいながらかつての賑わいを想像するというのも悪くないと思います。

 

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ここからはおまけ。

津市内に戻って部活の送別会に参加して、夕方頃に離脱。あらかじめ津駅のコインロッカーに預けておいたスーツケースを取り出して亀山→加茂→奈良→天王寺へ移動、御堂筋線を経て道頓堀を眺めつつ心斎橋のカプセルホテルで1泊しました。

そして翌日…というのが、だいぶ前に紹介した松山&広島旅の1日目というわけです。

naroaru.hateblo.jp

池の浦シーサイドは序章みたいなもんなので上の記事では詳しく触れませんでしたが、なんやかんやで楽しめたのでこれも思い出の一つです。写真撮影を快諾してくれた近くの工事現場のおっちゃんにも感謝です。

ということで在りし日の臨時駅訪問記でした。ありがとうございました。