あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

1/15 山間を駆ける近鉄電車

こんばんは。

本日1/20は1年で最も寒いとされる「大寒」でしたが、実際は雲ひとつない晴天で過ごしやすい1日でした。なんでも二十四節季は中国の気候に準拠しているため、日本の気候に当てはめると若干のズレが生じるんだとか。へえ、ひとつ賢くなった…

 

さて本題。この日は翌日に控えた大学入試共通テストの設営準備のため全休、ともなればどこかに出かけよう…とは大声で言えないので、かねてから撮りたかった構図を狙いに近鉄大阪線沿線へ。

 

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5800系(DF11) 〈1420 急行 大阪上本町

とその前に、伊勢中川~川合高岡の伊勢自動車道と交差するあたりで良さげな場所を発見したので1枚。近鉄でデュアルシートが本格採用された、いわゆる「L/Cカー」シリーズ第1弾となる車両ですが編成数で見れば意外と少数派だったりします。

その割にはラッピングトレインとして抜擢される頻度が高く、現在はDH02編成がデボ1形復刻塗装、DH03編成が海遊館30周年記念列車として走っております。後者はともかく前者は今年で登場から7年となり、そろそろ雲行きが怪しいんですよね…

 

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80000系(HV) 〈65 特急ひのとり 大阪難波

そんなことを思いながら、青山峠を越えて西青山~伊賀上津の撮影ポイントに到着しました。宮下トンネルから飛び出す近鉄電車ということで、実は既にロケハン済みだったりします。 

到着早々やってきたひのとりですが、バックの深緑とほぼ同化してしまいました。メタリックレッドの味を写し出すことには毎回苦労してまして、もはや半分諦めている感すらあります。い、いいもん、元々のフォルムがカッコいいもん!!

 

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50000系(SV03) 〈9400K 特急しまかぜ 京都〉

ここでのお目当ては京都行きしまかぜでございます。名古屋行きは論外として、難波行きは通過が17時過ぎと日没後、夏なら撮れそうですが今狙えば温かみのある冬光線&夕陽のおまけ付き…これは撮るっきゃない。

“観光”特急なだけに最も影響を受けているかと思いきや、平日はともかく土休日の乗車率はぼちぼちといったところ。さすが不動の人気を誇る看板特急だと褒めたいところですが、今後も油断を許さない状態であることは事実です。吉野のあの魔改造特急よろしく、何とかこの場を乗り切ってもらいたいところですな。

 

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12410系(NN13) 〈1502 特急 大阪上本町

こちらは鳥羽発上本町行き乙特急。鳥羽を15:16に発車し、先程の京都行きしまかぜは4分後の15:20に発車します。その後は五十鈴川(しまかぜは通過)、宇治山田、伊勢市、松阪(しまかぜは通過)の順に4分続行で先着しつつ、伊勢中川ではなぜか5分も停車。

実はその間に後続のしまかぜに追い越されるという、まさかの「同格退避」を行っているんですよね。そのせいで大和八木にはしまかぜより6分遅く到着、さらに土休日にも同じ現象が発生しているのだからなんかもう…特急の威厳とは。

 

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5820系(DF52) 〈1520 急行 大阪上本町〉 

ここまで短時間に3本連続で特急が通過していったものの、最後にシリーズ21の急行がやってきました。冒頭の5800系に20を足しただけということで一応後継車にあたるんですが、外装があまりにも変わりすぎたので「目立ちすぎた後輩」感が否めません。

今回は伊勢志摩のイメージとは離れたしまかぜを目標に来たものの、山間を駆け抜ける近鉄電車ってのはどの車両でも画になりますね。山あり海あり平野あり都会あり、そんな近鉄の路線網の凄さを実感した半日でした。

 

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余談ですが、撮影後は榊原温泉(さかきばらおんせん)へ。『枕草子』で知られる清少納言も「ななくり(=七栗)の湯」として名を上げていまして、保養的な意味合いで親しまれている場所でございます。

その中でも「湯元榊原舘 湯の庄」は日帰り温泉も営業しており、贅沢にも源泉かけ流し。アルカリ性単純温泉ならではのぬるぬる度合いが特徴なので、興味のある方はぜひどうぞ。

www.yuno-sho.jp

 

ということで近鉄大阪線プチ撮影記でした。ありがとうございました。