こんばんは。
1/16~17と続いた大学入試共通テスト、受験生の皆さんはひとまずお疲れ様でした。英語(とくにリスニング)に悲鳴を上げている人が多いようで、やっぱり傾向が変わったんでしょうか。何とも言えない、でも同情してあげたいセンター試験組の一員です。
さて本題へ…とその前に。今後投稿されるであろう、2021年の活動に関する記事全てに共通する話を以下に掲載させて頂きます。
現在三重県では感染再拡大に伴う「緊急警戒宣言」が発出されておりまして、その中で県境を越える移動は生活維持に必要な場合を除き避けるよう呼びかけられています。
そのためこの宣言が解除される(予定であってほしい)2月7日までは、アルコールジェルによるこまめな手指消毒、目的(ここではメインとなる被写体の撮影)外の滞在を極力短くするなどの感染症対策を行いつつ、県内のみで撮影を行っていく予定ですのでご理解、ご了承下さい。
101系(105F) 〈27 普通 西藤原〉
ということで今回は三岐鉄道三岐線の撮影録をお送りします。水曜午後は教授の気まぐれ次第で講義があったりなかったりするので、果たして単位がもらえるかどうかはともかくして時間に余裕があるんですよね。
場所は山城~保々の視界が開けたストレート区間。この車両の種車が西武401系とのことで、全ての車両が廃車解体されることなく三岐鉄道・上信電鉄・近江鉄道に散らばっているという地味ながら奇跡の復活劇を遂げたことで知られています。
801系(805F) 〈30 普通 近鉄富田〉
線路寄りに移動しましてメイン列車を撮影。前面まで日が回りきっているとは言い難いものの、その特徴的な「色」は十二分に輝いてくれているので来た甲斐がありました。
三岐鉄道は2021年、すなわち今年で開業90周年を迎えることを記念して比較的早い段階からプレイベントを実施しています。その一環で2018年4月に西武レモンイエローを纏った復刻編成が登場し、様々な界隈で話題になりました。
というのも復刻したのは色だけでなく、方向幕横の「通過標識灯」も実際に点灯するように改造されているんですよ。昼間は前照灯どころか尾灯ですらも消灯状態なので簡単に見ることはできませんが、急行灯とかどんな感じで灯るかが気になるところです。
801系(803F) 〈32 普通 近鉄富田〉
後続の上り普通は第2弾となる「赤電」塗装でした。正確にはラズベリーレッド&トニーベージュなる色種らしいですが、2019年4月に登場しまして805編成と同じく通過標識灯も使用可能。同年5月に運転された団体臨時ツアーの際には「飯能」「急行」と表示しながら爆走するという大盤振る舞い。
西武鉄道では西武多摩湖線(国分寺~萩山)に残った351系が廃車された1990年に消滅したものの、2017年12月の開業100周年イベントの際に復活。多摩川線101系に施されているとのことで、本家に触発された形でしょうかねえ。
101系(101F) 〈29 普通 西藤原〉
所変わって東藤原駅前の踏切から。2017年11月に新築された洋風木造(←ここ大事)駅舎が目を引きますが、発車している下り電車は第3弾となる「旧三岐」カラー復刻塗装車でございます。ここでやっと自身の会社の歴史に触れてきたか…
こちらは三岐鉄道が生誕90周年どうこうというよりは、2003年に近鉄から譲渡された北勢線が絡んでいるんでしょうか。元々は三重交通が保有していたという「誰が信じるんだ」と疑いたくなる事実があり、その当時のカラーリングがこれだったわけです。
2020年5月に登場したばかりではあるものの、登場当初は昨今の情勢からか運用が非公開となっておりました。北勢線にも同じ復刻塗装があしらわれた200系202編成がいることも相まって、注目度がイマイチ低いのが悲しいところ…
101系(101F) 〈36 普通 近鉄富田〉
折り返しは太平洋セメントのプラントとともに。こちら101編成は現存する西武鉄道製造車の中で最古参という、やっぱり西武の歴史が関連してくる車両ですが、ある意味このコラボレーションが一番しっくりくるのかもしれません。
大本命のセメント事業よりも旅客車両のラッピングに力を入れている気もしなくはない三岐鉄道。先述のように今年で90周年とのことで、どのようなイベントを仕掛けてくるのか注目したいところですな。
あとは三岐鉄道へのお礼(?)と投資(??)を兼ねて先程の101系に乗車、東藤原と丹生川を1往復します。
四国は予讃線にも同じ読みの駅があり、あちらは「壬生川」なのに対しこちらは「丹生川」…いやそんなことよりも月1しか開館しない行きづらさと展示品がコア中のコアすぎる親しみにくさで定評のある「貨物鉄道博物館」へはここが最寄りです。
僕自身も幼い頃に1度行ったっきりであまり記憶にないので、機会があればぜひ訪れたいところです。好きな人には興奮の連続、そうでもない人にとっては終始困惑する、まさに貨物が人を選ぶ場所ですのでね…
今回はセメント列車ではなくラッピング列車を主眼に撮影しましたが、それはそれで撮りごたえのある面々ばかりで非常に楽しかったです。根強い人気を誇る三岐鉄道、落ち着いたら北勢線とともに撮りに来て頂ければと思います。
ということでここまで。ありがとうございました。