4/4 見納め迫る桜鉄(伊勢鉄道・紀勢線)
こんばんは。
この週末は全国的に晴れ予報で、各地で気温もぐんぐん上昇したようですね。かく言う自分もちょっくらお出かけしてきましたので、容赦なく去り行く月日と追いかけっこしながらその模様を書いていきたいと思います。
さて本題へ。春と言えばやっぱり桜ですが、今年は例年と比べて開花が早かったらしく、ちょうど月が替わる頃にピークを迎えた場所が多い印象です。せっかくなので、沿線を巡ってきました。
キハ75形(1/101+2/202) 〈2903D 快速みえ3号 鳥羽〉
まずは伊勢鉄道・中瀬古~伊勢上野の千里ヶ丘団地から。下から見上げた構図にしてしまうと枝が目立ってしまいますが、幾重にも分かれた末に桜をつける様はなかなか圧巻だなと思います。
キハ25形を313系の亜種と捉えるならば、こちらは311系をベースに製造されたわけで、とくに初期車の0・100番台はその影響がよく表れています。デビュー当時としては最新鋭ですから、そりゃノウハウを活かさない手はありません。
イセⅢ形(102) 〈116C 普通 津〉
伊勢鉄道線の普通列車にも遭遇。JR東海のオレンジに対して、三重県の海(場所柄で伊勢湾かな?)を再現したブルーの帯がよく目立ちます。なんなら青空と同化してしまいそうな勢い…
ちなみに今年で開業35周年ということで、よく見ると記念ヘッドマークが掲出されています。4両全て異なるデザインなので、前回の鈴鹿市PRヘッドマーク(下記事参照)然りコンプリートしておきたいところです。
キハ85系(キハ85-1114+キハ84-204+キハ84-201+キハ85-1)
お察しの通り、本命はこちら。紀伊長島で秋の紅葉と、高山で冬の雪と…ここまで撮り続けちゃあ四季を制覇せずには引退を迎えられません。
紀伊勝浦寄りの先頭は貫通型のキハ85形、横から見ると緩いながらも前面窓が丸みを帯びている感じがします。腐っても元ワイドビュー特急ですからね。
唯一誤算だったのが、春休み期間中だからか4両編成で運転されていたこと。週明けのド平日ですし真昼間に走るので期待していなかったものの、良い意味で裏切られました。てかe5489で確認しとけばよかった。
中勢バイパスと国道42号を走り続け、紀勢線・伊勢柏崎~阿曽のオーバーパスから。車両は逆光ですが、太陽に照らされた桜がどえらい輝いているので個人的には満足しています。さりげなく映り込んでいる左側の桜も良き…
「南紀」は、列車そのものの知名度か、はたまた両数の少なさか、飛騨路を走る「ひだ」と比べるとあまり注目されていない印象です。もちろん熊野・紀州路にも春夏秋冬ありますし、探せば魅力ある景色にわんさか出会えるはず。
あ、でも冬はさすがに飛騨高山のほうが…いや年がら年中素敵か
キハ85系(キハ85-1111+キハ84-8+キハ84-203+キハ85-4)
川添~三瀬谷の路地裏から。高山線が国道41号と並走するように、紀勢線は国道42号と並走する区間が多いので、思い思いのポイントを見つけることができます。まあこれは道を間違えたせいで目的地に間に合わず、仕方なく撮った1枚なんですけど。
でも編成写真ですと過去の4両だった時代を思い起こさせてくれるので、これはこれで良い記録になりました。グリーン車のマークがないとかそういうこと言われちゃあ終わりですが、かつて見慣れていた光景が戻ってきた感じです。
GWも近づき葉桜も出てきているのに今更こんな写真を…と思われそう、いや実際自分がそう思っているんですが、来年も同じような風景が拝めるかと聞かれれば微妙なのが正直な部分。
まず「ひだ」から置き換わるので「南紀」はまだ先な気がしますが、撮れるうちに撮っといて損はないですからね。今年こそは本腰入れて追いかけていきたいところです。
以上、新年度の桜鉄in伊勢鉄&紀勢線でした。ありがとうございました。