2/8・2/9 伊勢鉄道 鈴鹿市PRヘッドマークを撮る
こんばんは。
先日ですが、ちょっくら山陰地方へ旅に行ってきました。完全なる非鉄の旅…といっても移動手段として山陰本線にお世話になりましたが、色々と発見があったのでできれば記事にしたいと思っております。お楽しみに…
さて本題へ。高山遠征が絡んだ結果、後回しになってしまった話題をお届けします。写真の時系列はバラバラですのでご了承ください。
イセⅢ形(104) 〈121C 普通 津〉
2021年12月27日から2022年2月28日まで、伊勢鉄道を走るイセⅢ形気動車にヘッドマーク(以下、HM)が掲出されていました。
走行区間でもある鈴鹿市は、鈴鹿サーキットに代表されるように「モータースポーツ都市」としての側面が強く、線内には鈴鹿サーキット稲生駅も存在します。それらのPRと路線イメージの向上による利用者の獲得を目指して実施されました。
イセⅢ形(102) 〈120C 普通 四日市〉
HMにはF1のマシンやバイクの他、実は茶園面積が県内1位だったりする伊勢茶(鈴鹿茶)のイラストがあしらわれています。小学生の鈴鹿市民なら給食や社会見学で散々お世話になる、あの鈴鹿茶が採用されるなんて…
このイベントは観光庁が打ち出した「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」に参画したもので、要するに国からの交付金を貰って実現したということです。交通事業者だけでなく、他ジャンルの事業者や自治体も申請できるようです。
ちなみに側面にもステッカーが貼付されていまして、さりげないF1マシンとともに謎のバルーンが飛んでいるようです。
これも鈴鹿市に関係がありまして、毎年11月頃に鈴鹿川河川敷で「鈴鹿バルーンフェスティバル」を表したものなんですね。国内最大級の熱気球大会のひとつで、期間中は空を見上げると色とりどりなバルーンが舞っています。
新型コロナウイルスの影響で2年連続中止になっているため、果たして今年は開催されるのかが気になる所。ぜひ続報をお待ちください…
イセⅢ形(104) 〈123C 普通 津〉
再びHMの話題に戻りまして、デザインは2種類用意されました。正確には2月初旬に差し替えられる形で新バージョンが登場し、モータースポーツ関連は切り絵のような画風に。
そして相変わらずの鈴鹿茶の右隣には、なんだか懐かしさすら覚える筆と固形墨が。こちらは「鈴鹿墨」と呼ばれる伝統工芸品で、発墨(墨のすれ具合)の良さと上品な深みから書道家からは根強い人気があるそうです。
先述したように国絡みの企画だからなのか、鈴鹿の名物や名産に特化したアピールをしているようですね。いや当然っちゃ当然なのですが、ゆるキャラやマスコットキャラクターの登用は厳しかったんですかね?(「鈴鹿茶ん」「ベルディ」で検索検索ぅ!)
イセⅢ形(101) 〈122C 普通 四日市〉
余談ですが伊勢鉄道が保有するイセⅢ形は全部で4両。この1枚に既に3両が映っていまして、先程の津行きも撮ってしまうとたった5分でコンプリートしたことになります。
というのもここ玉垣で列車交換(付近は複線なのでダイヤ上そうなった)だけでなく、右端の車両から手前の車両への車両交換も行われたため、効率よく撮影できたというわけですね。
四日市へ向かう101号車と車庫で整備中の102号車が旧HM、玉垣止めの103号車が新HMのようで。ちょうど過渡期といったところに立ち会えました。
イセⅢ形(102) 〈123C 普通 津〉
関西の智頭急行、関東の(北陸新幹線開業前の)北越急行のように、JR特急が目立ちすぎて路線そのものに着目されながちな東海の伊勢鉄道ですが、キャンペーンを結構な頻度でやっているのも事実でございます。
道中のちょっとしたアクセントに、ぜひ伊勢鉄道の普通列車に揺られる旅はいかがでしょうか。「なんだ回し者か?」と思われそうですが、事実鈴鹿市民なのでこの際宣伝しておきましょう(;^ω^)
以上、伊勢鉄道のHMに関する話題でした。ありがとうございました。
【追記】
この記事を数日かけてダラダラ書いている間に、また別のヘッドマークが掲出されたようです。開業35周年記念ということなので、気になる方はぜひ。