2/12・3/5 ちょこっと三岐鉄道
こんばんは。
最近複数の日を跨いだ記事が続いていますが、「1記事にするには少々足りない」「でもお蔵入りにはもったいない」という悶々とした状況なんですよね。まああまり影響はないと思いますので、その点ご了承下さいませ。
そんな今回も複数日をまとめた記事です。この日は特段することもなかったので、ひたすら山の方に向かっていた覚えが。我ながら暇人すぎんか…
とりあえず保々駅に到着。後ろの藤原岳がくっきり見えるのもポイントが高いんですが、三岐鉄道三岐線の車両区、施設区、コントロールセンターが備え付けられた、まさに運転上の中枢駅といった場所です。
貨物でお馴染みのED45形の他、801系通常カラー(801F)と851系(851F)がお休み中でした。さらにその奥には801系赤電塗装の803Fもいるようで、前の車両と連結された6両編成で佇んでいました。
ちなみに左が801系、右が851系で、ぱっと見同じ車両に見えると思います。いや確かに移籍年が違うだけであって、種車はどちらも西武701系です。
違いは空気ばね台車を流用している点にありまして、それまでのコイルばね台車と比べて乗り心地が向上しているんだとか。その他にLED行先表示器を搭載しているなどの差異がありますが、やっぱり特徴的なのが西藤原寄り1両だけ車両が違うことですかね。
2012年の脱線事故により、部品取り用で残されていた西武新101系を組み込むことになった結果、少々ちぐはぐな編成になってしまいました。よく見ると屋根の形状が違うことがお分かり頂けるかと。ぜひ側面から撮ってみたい車両のひとつです。
ED45形(451+456) 〈3715 貨物 富田→東藤原〉
移動しまして山城~保々の多分有名なストレートへ。三岐鉄道名物のセメント関連貨物を狙いました。製造プラントを稼働し続ける関係で基本的に毎日走っているのが有難いポイントで、土曜日ながら12両を超えるタキっぷりでした。
当たり前ですが下り貨物は返空、すなわち中身が空っぽの状態で帰ってくることが多いんですが、三岐鉄道の場合は炭酸カルシウムと引き換えにフライアッシュ(石炭灰)を持って帰ってくる便が存在します。
この界隈の方々なら「なんだそんなことか」と思われるでしょうが、貨物にわかの自分からすれば何とまあ効率の良い輸送なんだと驚きましたね…
ED45形(453+455) 〈3716 貨物 東藤原→富田〉
保々で交換した、今度こそ正真正銘のセメントを積んだ上り貨物。先程の3715列車とともに15時台を走るので、個人的には光線がベストなダイヤなように思います。
にしても藤原岳は石灰石の鉱山だけでなく、日本三百名山や花の百名山に選ばれるほどにはその筋からも評価されているようで。山頂からは伊勢平野や伊勢湾を望むことができます。
751系(751F) 〈31 普通 西藤原〉
もちろん普通列車も撮影。2009年に移籍してきた比較的新しい車両で、種車は今も活躍中の西武新101系です。先述の851系を助けた救世主…といってもギリ過言ではない存在ですな。
にしても旅客車両は全て西武鉄道から譲り受けたものです。逆によくもまあ揃えられたなと、どこぞの静岡のローカル鉄道とは違う感心を覚えます。まああっちは電車どころか顔つき蒸気機関車もいるので次元が違いますが。
200系(202F) 〈130 普通 西桑名〉
先程までは2月12日、そして日付変わって3月5日、なぜか北勢線沿線にいました。というのも前回の一応の目的は北勢線だったところを、通りがかった三岐線に浮気したというわけです。
麻生田~楚原にて、三重交通塗装の200系を撮影しました。今でいう三重交通はバス会社ですが、過去には鉄道も経営していたこともあります。この北勢線もそのうちのひとつで、車両もモ4400形時代から引き続き使われています。
2/12 三岐鉄道三岐線 山城〜保々
— なろたろ (@narotaro_94) 2022年2月12日
3715 ED451+ED456
31 751F
寄り道のつもりが、文句なしの光線で頂くことができました
返空とはいえ土曜日ながら長編成なのが嬉しいところ
一点モノの751系も三岐色が輝いておりました pic.twitter.com/G3KCucLSgy
ということでこのツイートに辿り着きました。三岐鉄道といえば、4月から県内2番目となる連接バス「サンサンシャトル」の運行を開始する…これはバスの話題ですが、実は路線バスも保有している会社だったりします。興味のある方はぜひ。
またふとした瞬間に周ろうと思いつつ、今回の三岐鉄道プチ撮影記を締めることにします。ありがとうございました。