あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

4/8 碧南の重連と赤いアイツ

こんばんは。

晴れ間が続いたかと思いきや雨が降り、降ったかと思えば日差しが出たりと、まさに春の周期的な天気が続く今日この頃です。皆さんもぜひ折り畳み傘を持参しましょう…とどこかで似たような話をしておきます。

 

さて本題へ。城北線愛知環状鉄道を使って名古屋の外縁を周り、名駅のホテルで一夜を明かしました。2日目も放浪していきますよ~

前回はこちらから。

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写真不足で恐縮ですが、ただいま名鉄三河線の海線(知立~碧南)に乗車しています。

世の中はド平日なので、朝ラッシュの名鉄名古屋はまさにカオス状態。さらに本線と三河線が交差する知立は、高架化工事も相まってホームが非常に狭く、正直言って名古屋よりも酷い混雑っぷりでした。乗客同士でおしくらまんじゅうしてましたもん。

かく言う海線も知立発車時はパンパンに詰まっていましたが、刈谷ではJR線に乗り換える人、刈谷市三河高浜では高校生が一斉に降りたので、碧南市街に入る頃には車内は空気輸送状態に。えげつない格差なこった…

 

終点の1駅手前、碧南中央で下車しました。その名の通り碧南市の中心駅で、終日有人とのことですが設備面では1面1線と少々意外な規模でした(お隣の碧南は1面2線の無人駅)。

タイトルでお察しの通り、ここから約1km西には衣浦臨海鉄道碧南線が並走していまして、JR武豊線の東浦から碧南市までを繋いでいます。旅客営業をせずに貨物輸送のみを行う三セク鉄道、というのも周知の事実かと。

 

KE65形(3+1) 〈5570 専用 大府→碧南市

で、この趣味をやっている方なら一度は見たことあるであろう碧インターの撮影ポイントにて、唯一の上り列車である炭酸カルシウム輸送列車を狙いました。さすがに自分以外に誰もいませんでしたが、そりゃこの時期は前面まで陽が回りませんからね。

国鉄のDE10形のお仲間なようですが、下り列車2本を賄うために定期で重連を組んでくれるというのが嬉しいところ。そして三岐鉄道の東藤原から遥々やって来て、また帰っていくと考えると、ますます感慨深いものがあります。

三重県側の感慨深さ、こちらも重連

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道路を渡って反対側から、碧南市駅方面を望みます。異様に目立つサイロに炭酸カルシウムやらフライアッシュやらが貯蔵され、必要に応じて輸送されていくというわけです。余談ですが、左側の網目状の屋根は碧南海浜水族館かな?

衣浦臨海鉄道は、今回の碧南線の他に東成岩から半田埠頭までを結ぶ半田線も有しているので、そちらも気になるところ。さすがにもうDD51形が来ることはなく、かなり平和だと思うのでのんびり巡ってみたいですね。

 

6000系(6016F) 〈983 普通 知立〉@碧南中央~新川町

ここまで来たので名鉄三河線も撮っときました。しかしここで急にカメラのピントが大暴走を起こしまして、まともに撮れたのはこの1本のみ。順光の碧南行きは全て撮り逃すというアクシデントが発生してしまいました。8年目にして不調続きですわ…

三河線を走る6000系ワンマン運転に対応、さらに「重整備」と呼ばれる更なる改造が施された車両もちらほら見受けられます。フルカラーLED方向幕を持っときながらJR東海風のドアチャイムが聞こえてくるスカーレッド電車…という情報量パンパンな車両を走らせる、これもまた「迷鉄」の所以です。

 

碧南中央から1駅隣の碧南に到着。ここが三河線の終着駅で、最近リニューアルされたのか駅舎がやたら綺麗でした。

これもまた知られた話で、かの昔はここから海岸沿いに吉良吉田まで走っていましたが、レールバス輸送に切り替えられた後に2004年に廃止されました。廃線跡の一部は「碧南レールパーク」として遊歩道になっているようで、当時の様子が偲ばれます。

さらに大口浜支線という貨物路線も伸びていたそうですが、こちらは1946年と比較的早い段階で廃止されたようです。新型コロナ関連で何かと話題ですけど、鉄道の維持ってのはなかなか難しいことがよく分かりますね。

 

碧南と吉良吉田は、鉄道廃止代替バス「ふれんどバス」が1時間に1本程度(日中)結んでいます。沿線高校生のために18歳未満を小児扱いしていた(現在は12歳未満)り、ほぼ名鉄バスの路線形態だったりと、コミバスにしてはなかなか面白い要素が揃っています。

乗客は2~3人、途中入れ替わりつつといった感じ。均一運賃制なので乗れば乗るほどお徳なだけに、名鉄乗りつぶしの際にはぜひご利用ください。

 

ちゃっかり宣伝しつつ、あの路線が乗り入れる吉良吉田駅へと向かいます。

次回に続きます。ありがとうございました。

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