あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

4/8 蒲郡の白帯車を追いかけて Part1

こんばんは。

今年もやって来ましたゴールデンウイーク、学生にとっては5/2(月)と5/6(金)が陰湿すぎて堪ったもんじゃありませんが、たとえ祝日だったとしてもバイトを入れていると思います。どうせどこも混んでますからね…

 

さて本題へ。名鉄三河線衣浦臨海鉄道を撮り、廃止代替バスで吉良吉田までやって来ました。前回は下のリンクからどうそ。

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6000系(6011F) 〈1160 普通 蒲郡

吉良吉田からは新安城方面の西尾線蒲郡方面の蒲郡線が延びていますが、今回注目するのは後者の路線です。かつては碧南から三河線も来ていまして(先述のバスはその代替)、ご覧の通りホームの土台は今もなお残された状態となっています。

で、蒲郡線が発着する2番線にはワンマン運転対応の6000系…が白帯を巻いた塗装で停車中でした。

こちらは2022年3月から運行を開始したラッピング車両「にしがま号」でして、その愛称は西尾線蒲郡線が一体化して運行されていた時期に由来します。

 

では白帯は何なのかと言いますと、かの昔に元祖パノラマカーこと7000系列が特急として本線から直通していた際に、白帯を有料特急(三河湾号)である証としたことに由来します。豪華さ、快適さを向上させ、座席指定のない列車(高速)との差別化を図りました。

車内にはその当時の様子が窺える写真が展示されていまして、全く知らない身からすればなかなか貴重な瞬間なように思いました。ちなみに白帯車は「はくたいしゃ」と読むのが正しいそうですが、あまり気にされていないのかな?

 

先述の通り名古屋方面から特急が直通し、三河湾一帯のアクセス路線として賑わった蒲郡線ですが、それも今や昔の話。モータリゼーションや地域の衰退、さらにはJR東海道線の脅威によって本線どころか西尾線との直通も切られ、現在では改札内乗り換えを余儀なくされています。

毎時2本同士で接続こそは取られているものの、manacaを含む交通系ICカードは一切使えず、えらいひっそりとした印象。実に20年以上も前から存廃の議論が続いているようで、自治体による支援を受けながら2025年度まではとりあえず残るそうです。

 

6000系(6011F) 〈1163 普通 吉良吉田〉

吉良吉田駅近くの河原から。側面からだとスカーレッドに白帯がよく目立ちますが、それと同時に3ドア車であることもはっきり分かります。まあパノラマカーの意思を受け継いだ6000系もいたりするので、あながち無関係というわけではありません。

個人的には「末端区間の割には」車内がそこそこ豪華だなとは思いますよ。座席がふかふかですし、カーテンが備え付けられていますし…さすがにロングシートってのは登場経緯的に仕方ないですけど。

 

フリーきっぷを持っているので蒲郡線に乗車。金銭的に支援したとは言い難いものの、乗車人員くらいには貢献できる気がします。いやたかが旅行客1人じゃあ厳しいか…

所々でちゃんと海が見えるので、乗って楽しい路線ではあります。ただ全線乗り通しても約30分と短いですし、途中に観光地があるかと言えば何とも言えないのが正直なところ。地元路線に成り下がるのも納得かもしれません。

 

暗い話ばかりでは面白くないので、唯一かもしれない観光地を目指して途中下車することにします。

次回に続きます。ありがとうございました。

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