あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

9/11 はじめての養老鉄道・後編

こんばんは。

久しぶりにナガシマスパーランドへ行ってきました。絶叫系は嫌いではないのですが、やっぱりいつになっても慣れませんね。叫びすぎて喉も痛いですし、天国と地獄がはっきり分かれるような気分でした。何の話ですかねこれ。

 

さて本題へ。養老鉄道に初めて乗ったという話で、養老でレンタサイクルを借りてサイクルトレインに乗り込んだというところです。前編は下のリンクからどうぞ。

naroaru.hateblo.jp

 

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600系(D01) 〈1451 普通 大垣〉

隣の美濃津屋で降りて、川沿いに漕ぐこと10分。養老線で一二を争う有名撮影ポイントまでやって来ました。遮るものは何もないが故に、色々と好条件なんでしょうね。

後ろの方に見えるクレーン車と高架橋は、絶賛工事中の東海環状自動車道です。豊田から土岐、関、大垣を通って四日市に至る、名二環よりも広域な役割を担うバイパス路線になる…予定です。

岐阜・三重県境は養老山地が立ちはだかるため、この区間(養老~北勢)の開通は2026年度と最も遅くなっています。並行して国道258号が走っているとはいえ、名古屋を通らずに岐阜ないし北陸方面へ抜けることができるのは大いに魅力的かと。個人的には開通が待ち遠しいところではあります。

 

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600系(D02) 〈1450 普通 桑名〉

これこそが有名な構図ですな。まあ先程の工事中の東海環状道とのショットも期間限定なので、そういう意味でも汎用性の高い場所なのかもしれません。完全に来る時間帯を間違えましたけど…

先頭車2両と中間車1両とで種車が違うわけで、内外ともに微妙に違う部分があるのが面白いところ。過去には団体列車を想定してトイレも設置されていましたが、後に撤去されてしまいました。

 

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7700系(TQ06) 〈1550 普通 桑名〉

津屋に戻り本日3回目の養老で下車。対向待ちの3分間でレンタサイクルを返却し、再びホームに戻ると新型車両…もとい東急から譲渡された7700系が入ってきました。

東急車両には詳しくないので何とも言えないのですが、見た感じ塗装以外はそのまんまって感じでしょうか。池上線や東急多摩川線でも3両編成だったらしいので、東京から持ってきた電車をそのまま走らせているといっても過言ではないのでは?

そういや伊賀鉄道にも元東急1000系がいましたよね。三岐鉄道の元西武車もしかり、地味に関東色が強まっているような三重県内の鉄道。首都の通勤・通学を支えただけあって、その性能と耐久性はピカイチなんでしょう。

 

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養老から終点・大垣まで乗車、そこから乗り換えて揖斐方面へと向かいます。運行系統としては大垣で分断されているものの、同一ホーム上での乗り換えが考慮されている模様。揖斐まで乗車したことで、養老鉄道全線完乗を達成しました。

近鉄時代は営業路線で最も北に位置した駅とのこと。仮に現在の運賃形態でここから近鉄電車だけで京都まで行くと、その距離は241.8km、最高額の3110円が掛かります。東海道線を使ったほうが速くて安いのは言うまでもないですが、新幹線となら値段くらいは良い勝負ができるかも。

ちなみに所在地の揖斐川町には、かつては名鉄揖斐線路面電車が乗り入れていました。2005年に全線廃止されてからはこの駅が玄関口となり、利用者もそこそこいるようです。

 

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600系(D06) 〈1750 普通 桑名〉

乗ってきた電車で折り返し、大垣駅ナカで遅めの昼食。JR線を使って名古屋経由で帰ろうかとも思いましたが、せっかくフリーきっぷを持っているので再び養老線ホームへ。

日本で初めての高加減速車両として1957年に登場した「ラビットカー」は、急行や準急の間を縫ってぴょんぴょんと駆け抜ける近鉄南大阪線普通列車に対して名付けられた愛称ですね。今もこうして養老の地でお目に掛かれるとは、なかなか凄いことです。

 

とまあこんな感じで養老鉄道を巡ってきました。元東急車両も増えたことですし、撮影機会に恵まれれば再び訪れたいところですね。桑名ですから遠くはない…はず。

ということでここまで。ありがとうございました。