こんばんは。
昨日(4/1)はエイプリルフールということで、Twitterのタイムラインはあまりにも巧妙すぎる嘘で溢れかえっていました。公式が「○○やて~」「うそやで~」とか言い始めたら、もうそれ収集付かんくなるて…
さて本題へ。年始から近鉄沿線を賑わせた(下記事を参照)あの旅行会社が、別の車両を引き連れてまたやってくれたようです。
2019年7月、鳥羽と賢島を結ぶ近鉄志摩線が90周年を迎えました。1929年に志摩電気鉄道が開通させ、三重交通→三重電気鉄道→近鉄と事業者が変わりつつ、今では名古屋・京都・大阪から特急が乗り入れる観光路線にまで成長しました。
そのイベントの一環で、三重交通志摩線時代に走っていたクリーム&グリーンの塗装を復刻した車両が登場。主に伊勢中川~賢島の普通電車に充当されますが、運用の都合で名古屋線の普通や急行に就くこともしばしば。
ちなみに現在の三重交通にも、似たような配色を持つバスが存在します。かつて伊勢市内を走っていた路面電車「神都線」を復活させたかのようなデザインで、屋根には律儀に集電ポールも再現されています。
この「神都(しんと)バス」は伊勢市駅・宇治山田駅と伊勢神宮内宮・外宮を結ぶ一般路線バスで活躍しています。しかし本題の近鉄電車のほうは近日塗装が剥がされるかもしれないとの噂があり、再び注目を浴びているというわけです。
1440系(VW38) 〈7091 貸切 名古屋→湯の山温泉〉
…とまあそんな復刻塗装車ですが、この日はツアー列車として湯の山線と鈴鹿線に初入線しました。何を隠そう冒頭で出てきた旅行会社とはクラブツーリズム鉄道部のことでして、行程も全く同じ名古屋→湯の山温泉→平田町→名古屋です。
湯の山線らしさを出そうと右側通行の伊勢松本に来てみたものの、通過列車は堂々の左側通行でした。そりゃ一線スルーなんだから当たり前なんですが、定期では存在しない瞬間なのである意味新鮮でした。
1440系(VW38) 〈8279 貸切 湯の山温泉→平田町〉
湯の山線復路をパスして鈴鹿線へ。やっぱり安心と信頼の柳駅前に来てしまいました。駅看板と駅名標とヤナギの木のトリプルショットを狙ってこそ、しっかり入線した証拠になると勝手に思い込んでおります。
にしても通過標識灯が両側とも点灯しているのも貸切ならではの光景ですな。近鉄の場合、普通電車は無点灯、急行は右側のみなので、そこもまた面白いポイントです。(両側点灯は快速急行以上の種別、非定期列車に限られます)
1440系(VW38) 〈8378 貸切 平田町→名古屋〉
折り返しは国道23号のオーバーパスから。鈴鹿市役所と鈴鹿山脈、そして普段なら絶対いないであろう同業者の方々もフレームに入れつつ、良い感じに撮れたのではないでしょうか。
ちなみに2連の角型車両(いわゆるVVVF車両)の入線はこれが初めてではなく、軌道検測機能を有するVC60編成が回送としてやって来たことがあります。ただお客さんを乗せながらというのはさすがに今回が初なようです。
お魚図鑑と比べると写真数が少なめですが、地元の鈴鹿線でバッチリ撮れたので個人的には満足です。まあ里帰りという点では湯の山線(過去は志摩線と同じく三重交通の路線だった)のほうが貴重だとは思いますが。
先述の通り先行きも怪しいところですし、そもそもメインの志摩線で撮れていないということを踏まえると、さっさと伊勢志摩地区で狙いたいところです。でもぶっちゃけタイミング次第なんだよなあ…