あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

3/28 ハチゴーと春のラストラン-2

こんばんは。

梅雨の時期のはずなんですが、30℃を超える真夏日が続いていて体がおかしくなりそうな今日この頃です。折り畳み傘を日傘にする奇行に走りつつあるので、お天道様ここはひとつよろしくお願いします…

 

さて本題へ。完全引退が迫るキハ85系と最後の春を迎えるべく、前回は二木島俯瞰にチャレンジしました。

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続いては名古屋からの「南紀」1号を狙うわけですが、昨年に阿曽のオーバーパスで撮った時(参照:下のリンク)に気になる場所を見つけていました。当時は本数の都合でパスしていたので、今回はそこで待ち構えることにします。

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熊野街道沿いの阿曽の集落にポツンと佇む石碑。「潮の宮明神社」址と刻まれていましたが、詳細はよく分かりませんでした。近くには石灰華(温泉成分の一種が沈殿して固まった岩)が鎮座しており、すぐそばの温泉施設とも関連がありそうです。

白い柵の向こう側が紀勢線でして、頭上には一面の桜が…と言いたいところですが、構図は一工夫が必要そう。太陽の位置的にも側面が潰れてしまいそうなので、まあここは緊急用といった感じですかね。

 

キハ85系 〈3001D 特急南紀1号 紀伊勝浦

今更どうしようもないので無理やりながら「ハチゴー×桜」を。思ったより桜が綺麗だったのが妥協ポイントでしょうか。

この日の1号は勝浦方からキハ85-205/キハ85-1106/キハ85-13の3両編成でした。どの形式にも既に廃車が出ているので、本当にこのまま世の中から姿を消すんですね。どこぞのピンクのバス会社が譲り受けた4両を除いては。

にしても鹿スカートが無いだけで一気に「ひだ」感満載なように感じるのは自分だけでしょうか。200番台は「南紀」用とはいえ、あのスタイルに見慣れすぎたからかな…

 

次の3号までは2時間ほど空くので、近くの道の駅「紀伊長島マンボウ」で休憩。前に来た時には無かったドデカいモニュメントが設置されていましたが、これは2021年3月で営業休止した志摩マリンランドから譲り受けたものです。

思わぬ再就職先が見つかって彼もさぞかしマンボウ…じゃなくて満足でしょうけど、この道の駅の名物は「マンボウの唐揚げ」です。とことん不遇なんだなあと、不覚ながら笑ってしまった瞬間でした。

 

www.chunichi.co.jp

 

まだまだ時間があったので、紀伊長島駅にも立ち寄ってみました。紀北町の中心駅かつ東紀州の玄関口ということで、そこら辺の小駅と比べると規模は大きめです。

そしてちょっとした名物だったのが、この「南紀」のPR看板。どう考えても不自然に消された跡が目立ちますが、元々は「東京での滞在時間6時間32分」「ワイドビュー南紀」と書かれていました。

そして最近、ついに看板そのものが撤去されてしまったそうです。キハ85系(しかもこれ「ひだ」用のキロ85らしい)の引退を前に、またひとつの時代が過ぎ去ったということでしょうね。

 

キハ25形 〈326C 普通 多気

ぼちぼち良い時間になったので三瀬谷ダムへ。有名なのはこの反対側からトラス橋梁を入れた構図だと思いますが、それらは先人が数々の写真を残しているのであえて国道42号側から撮ってみます。ダム感が出てますね(なんそれ)。

にしても紀伊半島をぐるっと周る紀勢本線で、三重県側が非電化なのに対して和歌山県側が電化されているというのも興味深い点です。大阪から電車特急を走らせるためだとは思いますが、さすがに名古屋までは厳しすぎましたか…

 

キハ85系 〈3004D 特急南紀4号 名古屋〉

もはや三瀬谷感が消え去ってしまいましたが、キハ85系(というか気動車全般)の特徴とも言える「1両単位での増結」が分かるように。基本ユニット(2両)で運転されるHC85系ではありえない、展望席から車両の断面が見える変態連結も見納めです。

そういや最近の週末はトリプルヘッダーの5両編成がデフォなようで。いくら「ひだ」からのキハ85が余っているとはいえ、JR東海がそんな性癖みたいなことするとはねえ。最近のJR東海は趣味全開なので、良い意味でめちゃくちゃです。

↓もうひとつの例

railf.jp

 

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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