あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈2/25 試せ北の大地-3〉夜明けの北見駅界隈

こんばんは。

キハ85系が本当に京都丹後鉄道に譲渡されるそうで。ワイドビューな車体がKTR001形と通ずるものがあるのかもしれませんが、ちゃんと伏線回収されたというのだから驚きです。いつか行けるかな。

 

さて本題へ。札幌から夜行バスで300kmちょい、玉ねぎとハッカとカーリングの街・北見に辿り着きました。

前回はこちらから。

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北見駅前の温度計には-5.2℃と表示されていましたが、体感そこまで寒くはないかな、といった感じでした。いわゆる暖冬傾向にあるらしいですけど、2日目にして早速体が慣れてしまったんでしょうか…

そういや「北見」という地名は初見殺しなアイヌ語由来ではなく、北海道の生みの親である松浦武四郎が「北海岸(ここら一帯の通称)から樺太が見える」ことから命名したそうな。さらに言えば、松浦武四郎三重県出身です。なんてこったい。

 

kawaturu-tetudouroku.hatenablog.com

さて、タイトルが〈試せ北の大地〉となっておりますが、これは今回の旅が「冬の北海道にどこまで通用できるか」という挑戦を含んでいるからです。しかし、本州生まれ本州育ちの中の人がエセ知識と無装備で突っ込んでいくのは自殺行為そのもの。

ここはやっぱりその筋に精通している方のアドバイスを参考にするべき…ということで、いつも楽しく拝見させて頂いている「かわつる」さんのブログで予習と下準備をしておきました。

 

kawaturu-tetudouroku.hatenablog.com

川崎・鶴見近辺で貨物を追っかけている以上に、全国各地に遠征しまくっている気がする、なんとも経験豊富そうな方です。

その中でも上記のシリーズでは「遠征組への(装備面での)アドバイス」まで掲載されていたので、もはやある種の教本として読み進めていました。北海道が生まれ故郷ということで、まさに道民からの貴重な助言といったところでしょう。

 

kawaturu-tetudouroku.hatenablog.com

しかもしかも、かわつるさんが現在連載中の記事が地域・期間ともに似通っているというおまけ付き。自分とは比べ物にならないほどに断然素晴らしい写真や撮影地を掲載されていますので、ぜひとも併せてご覧になってはいかがでしょうか。

とまあ前置きが長くなりましたが、かわつるさんのご教授とワークマンの機能性、さらにはTwitterで流れてきた旧友からのアドバイスを全頼みした装備で、この北海道の地に降り立ったわけです。

 

キハ183系 〈72D 特急オホーツク2号 札幌〉

で、なぜ北見なのか、それは「改正前にどうしても収めておきたい話題」のひとつであるキハ183系の主戦場・石北本線が通っているから。ご存じの通り2023年3月で定期運用を終了することが決まっているため、最後の最後に撮っておこうという魂胆です(この目的もまた、かわつるさんと重複しているというね…)。

まずは北見駅南西側の南仲町歩道橋から、札幌へと向かう「オホーツク」号を。一番列車が都市行きの気動車特急という北海道らしい場面、日が昇り始めたオホーツクの中心街を、道内最後の国鉄気動車特急が発車していきます。

 

振り返ると地下化連続立体交差としては日本初、かつ日本最北の地下鉄道トンネルとも称される北見トンネルがお出迎え。吸い込まれるようにして消えていくキハ183系、これもまた北見を訪れたならば撮っておきたい構図です。

トンネル上には石北大通公園が設けられ、SLや入替車の静態展示がなされているそうですが、雪に覆われてその姿を確認することはできず。写真左上にちらっと映るのは旧国鉄池北線、三セク後の北海道ちほく高原鉄道(2006年廃止)の遺構なんだとか。

 

北見駅に戻ってくると、普通列車としては一番列車となる西留辺蘂(にしるべしべ)行きが停車中。難読駅名はともかく、前からキハ150形+キハ40形(タラコver)+キハ40形の珍ドコ3連なのがもう面白いです。単なる増結なので、割と日常の光景なようです。

 

2時間後の「大雪」2号を狙うため、次なるポイントへ移動します。

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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【追伸】

こちらは南仲町歩道橋を渡った先の、北見市役所を写したツイートでした。分かる方には分かるんだから凄い…