あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈2/24 試せ北の大地-2〉深夜の札幌に現れる元・客車気動車

こんばんは。

3月末に中部~高知を就航させることで話題になったFDAが、今度は名古屋(小牧)~札幌(丘珠)を就航させると言い出しました。え、は、丘珠行きだと???これは乗るしかない、1か月も経たずとも北海道リターンズ、割と迷っています。

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さて本題へ。苦節(?)3か月の末に新千歳空港へと降り立ったわけですが、快速エアポート209号に乗り込んで「北都」を目指します。

プロローグはこちらから。

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北海道最大の都市・札幌に辿り着いたのは良いものの、さすがにまずは腹ごしらえ。高架橋下にひっそりと構えたそのお店は、やっぱり美味しい味噌バターラーメン…ではなく地理的に正反対の博多豚骨ラーメンでした。ええなんでえええ?????

ばりきや」は白石区の菊水に本店を構えるラーメン屋さんだそうで、卓上のトッピングが豊富なのが特徴的。札幌でたまたま入った店が博多名物でした、という奇妙な体験をしれかしたわけですが、これもまた思い出の一つです。大変美味でした。

 

733系(B-3207) 〈3975M 快速エアポート223号 手稲

数駅戻って新札幌にて、夜の千歳線を眺めてみます。ここら一辺が副都心を形成しているため、特急を含む全列車が停車するというのがミソです…ミソ…味噌バターラーメン食い損ねたなあ(今更)。

クロスシートの721系からロングシートの733系への置き換えが進められているそうですが、混雑状況を見ると妥当な判断なんでしょう。「快速」からさらに停車駅を絞った「特別快速」が登場した経緯もそこにありますし、Uシート乗れって話ですかね。

地味に札幌からは手稲行き普通列車に変わる便でした。普通運用の場合は全て自由席となるはずですから、Uシートの4号車は乗り得状態となるわけです。

 

キハ143系(103+153) 〈2819D 普通 札幌〉

お目当てはこちら、大都会の電化路線の下を走る2両の気動車ことキハ143系です。普段は室蘭~苫小牧で運用されているものの、朝晩合わせて1往復だけ札幌まで直通してくるので、それを狙ってみた次第です。

どこにでも居そうな軽快気動車かと思いきや、まさかの50系客車にエンジンや運転台を取り付けたとんでもない改造車なんです。電化前の札沼線(学園都市線)ではキハ141系列の6両編成が走っていたようなので、それはそれは圧巻だったに違いありません。

さすがに限界が来たのか、新型車両737系電車と置き換わる形で2023年5月に引退する予定です。室蘭でもなく苫小牧でもなく、札幌が最後の目撃ポイントになるとは…

 

札幌に戻ってくると、北海道を象徴するようなロングラン特急2本がお出迎え。キハ261系稚内からの特急「宗谷」、キハ183系は網走からの特急「オホーツク」4号ですな。

そこまで積雪があったわけでは無さそうですが、過酷な環境の中を遥々走り抜けてきたと考えるとやっぱり凄いなと思います。全線走破する乗客側、目的地まで安全に輸送しようとする乗務員側、どちらも心構えが大事なのかもしれません。

 

さて、時刻は23時半。そろそろ宿にチェックイン…

 

いや、なんとびっくり、この日の移動はまだまだ終わりません。正確に言えば本日のお宿は札幌駅前からの夜行バスでございます。都道府県境跨がずとも夜行便が成立する、これ地味にとんでもねえ事実なんだよなあ。

今回乗車する北海道バスの「ニュースター号」は、函館・釧路・帯広・北見の4都市と札幌を結んでいる高速バスです。写真は釧路行きですが、今から乗るのは北見行きで、コロナ禍の2021年9月に開設された比較的新しい路線です。

 

車内は至って普通の3列シート、乗車率はまあまあといったところ。2人の乗務員さんが交代で運転していくスタイルでした。ちなみに窓側は隙間風からの冷気のせいでクソ寒いので覚悟しておきましょう(乗車前にブランケットを貸してくれます)。

仮眠らしい仮眠を取っていると、ほぼ定刻通り(5:23)に北見駅南口に到着しました。札幌は本州よりちょっと寒いくらいでしたが、北見まで来るとさすがに段違いですね。これこそが冬の北海道って感じがして、個人的には好みです。

 

ここからいよいよ本格的な鉄活動が始まります。

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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