あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈2/25 試せ北の大地-4〉白絨毯の常呂川を往く

こんばんは。

いよいよ春本番かという暖かさ…かと思ったら雨が降ってきた三重県内でしたが、いかがお過ごしでしょうか。そんな風情あること言う余裕もないほど花粉がひどいというそこのあなた、自分も激しく同意します。

 

さて本題へ。北見の街に辿り着いて、本旅のメインのひとつである「キハ183系」の撮影を開始したところでした。

到着の様子はこちらから。

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キハ40形+キハ54形+キハ40形 〈4653D 普通 網走〉

前回は西留辺蘂行きの珍ドコ3連に遭遇しましたが、道内の自動改札機のない主要駅では列車が接近したときのみに改札を行う「列車別改札」を基本としています。そのため、常時ホームに自由に出入りできるわけではなく、また「フリーきっぷを入場券代わりに使う」という行為も何とも言い難い現状があります。

まあその辺りの判断は個人の責任で、と留めておくことにして、かく言う自分は時間があったので隣の西北見に来てみました。

1面1線の板張りホームながら、周りは閑静な住宅街といった印象。加えて近くに高校があるため、部活に行くためと思われる学生さんの利用がありました。

 

数分間の滞在で、遠軽からは一番列車となる網走行きで折り返します。そのまま揺られ続けること4駅、アイヌ語の「ヌプホンケシ(野の端)」に由来する端野(たんの)に到着しました。

やたら綺麗で大きな駅舎…かと思いきや、物産センターが併設されているとのこと。札幌から乗ってきた北海道バス「北見特急ニュースター号」の発着点となっている東武イーストモール端野店は、隣の愛し野(いとしの)が最寄駅です。

 

で、問題はここからでして、目星を付けていた常呂川(ところがわ)堤防はご覧の有様。駅から数分歩いただけで足元も川岸も分からんような銀世界に放り投げだされるなんて、どうやって想像しろと言うんでしょうか。

よーく見ると先人の足跡がありますし、さらによーく見ると川面にも足跡があるので、ガチガチに凍っているってわけですか。いやあ、長靴とスノーズボンを持ってけというのはこういうことだったんですね。

 

キハ183系 〈6082D 特急大雪2号 旭川

というわけで2発目は旭川までの「大雪」号でございます。大雪山に由来するわけですが、地味に「たいせつ」というのも初見では読みづらいような…

起源は1959年に誕生した「オホーツク」よりも早い1951年で、当時は石北線の急行列車としての役割を担いました。一旦消滅したものの、2017年3月のダイヤ改正で「オホーツク」の区間短縮版として復活。かと思えば現在は閑散期に曜日運休する臨時特急扱いという、なかなか数奇な歴史を辿る列車です。

まさかの1両増結の5両編成での運転なようで。多客期ならではの対応で、2号車と3号車に指定席の増21号車が差し込まれる形になります。サイド重視で開けた場所で撮った甲斐がありました。

 

次の列車までまだまだ時間あるなあと考えながら歩いていると、線路とは反対側にかねてから憧れていたお店を偶然発見。感動しながら吸い寄せられるようにして向かいました。

北海道の顔として度々挙げられる「セイコーマート」は、道内ほぼ全ての市町村に店舗を構えるコンビニ(179市町村のうち175市町村に出店)で、実は現存する日本最古のコンビニだったりします。

レジ袋が無料で貰えたり、道産原料を用いたプライベートブランドが充実していたり、店内調理のお惣菜を並べた「ホットシェフ」が併設されていたり、他とは一線を画すサービスが展開されているのが特徴です。

 

ということで北見端野店のホットシェフで新発売のほっけの唐揚げを買ってみました。この旅でも各地のセコマにお世話になりましたので、ただの自己満足ながら購入品を紹介していくことにします。もうこれ聖地巡礼です。マジで楽しい。

 

ほっけをつまみながら駅へと戻り、続いて「オホーツク」1号を狙います。

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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