あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈2/26 試せ北の大地-10〉動物に囲まれるスラントノーズ

こんばんは。

先日ですが、青春18きっぷ3回分を入手しました。日帰りで3回(既に1回使用済)使おうかなと考えているんですけど、どこか良い場所は無いですかねえ。そういや最近関東方面行ってないや。

 

さて本題へ。富良野線をふらふらしまして、旭川に戻ってきました。

前回の様子はこちらから。

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キハ183系 〈72D 特急オホーツク2号 札幌〉

あれ?予定では札幌方面に向かうはずやったのに、気付いたら南永山すぐ横の踏切でカメラを構えとるやんけ…

何を隠そう昨日の相内での屈辱を晴らすため、急遽キハ183系の沿線撮りを組み込みました。通過直前に晴れたので逆光ですし、そもそもこれ5両編成なので…まあアレなわけですが、雪煙のおかげで上手いこと隠れてくれたので良しとしましょう。

いよいよ道内各地へのラストランが始まりました。「ノースレインボーエクスプレス」含めその終焉が迫りつつあります。ぜひ最後まで無事に走り抜けてほしいものですし、「北の大地の気動車」の歴史に名を刻むような名車であってほしいと思います。

 

さて、次なる目的地へ向けて歩きます。腐っても道内有数の都市の市街地ど真ん中ですので、車通りや店舗はそれまでの比じゃありません。ただ、歩道の除雪状況はお世辞にも良好とは言えないのが正直なところ。やっぱ地元の方は慣れてるんですかね?

愛別まで続く道道140号に出ると、旭川電気軌道の「豊岡14の7」バス停に着きました。その瞬間に「直行」と書かれた超満員のバスが通過したのにはビビりましたけど、数分後の各停便は座れる程度の乗車率。地味に30分間隔なので乗れたことに安堵…

まあ強調しておくと、背後にはセコマ豊岡15条店が構えておりますので、万が一満員で乗車拒否されても食糧難に陥ることはありません(ニッコリ)。

 

ということで、やって来たのは旭山動物園でございます。最寄駅は無機質なコンクリ待合室でお馴染みの北日ノ出(徒歩30分)でしたが、2021年に廃止された現在は隣の東旭川となっています。南永山はそのさらに隣駅というわけですな。

「伝えるのは、命」をテーマに、動物そのものの行動や生活様式を見せる行動展示で国内外で人気の高い動物園です。ちなみに地味に旭川駅から離れている(約10km)のは動物園が「旭山」の麓にあるからで、間違っても「旭川」動物園ではないのでご注意を。

 

ではしばしの観光タイムへ。動物たちとの触れ合いを望む大勢の観光客を横目に、少し脇道に逸れたところにひっそりと佇むのが、2019年11月にオープンしたばかりの「旭山動物園号ひろば」です。

旭山動物園号」は、その名の通り動物園アクセスを目的として札幌~旭川で2018年まで運転されていた臨時特急で、内外で動物のイラストで溢れ返ったキハ183系(スラントノーズ型どころか、驚異の全車0番台)の姿はなかなかインパクトが大きかったのではないでしょうか。

 

「走る絵本」とも称されたこの列車を、老朽化という理由で過去の遺産としてしまってもいいのか。議論の末、クラウドファンディングによって当時の世界観を再現するという結論に至ったそうです。

中央のNゲージを中心に、キッズスペースや絵本の設置などファミリー層向けの雰囲気を醸し出しています。そして何より「動物園号の世界観」を大切にしたのか、壁にはあべ弘士さん(動物園号のデザイン担当)による無数の動物が描かれていました。

 

で、驚きなのが実際に使われていたシートやドアが丸々設置されているということ。「ハグハグチェア」だったり「どうぶつシート」だったり、まあ個性的ったらありゃしない設備ばかりだったようなので、それが再現されているというのが凄い。

動物園号の歴史や生い立ちを紹介するパネル、引退前の様々な写真の展示もあったので、鉄道ファンが来ても普通に楽しめます。さすがにちびっ子たちは興味なさげでしょうけど、親世代くらいなら食いつくのかもしれませんな。

 

引退後は特急「ライラック」5・38号の1往復を用いた「ライラック旭山動物園号」がその後継を担い、着ぐるみを来たスタッフとの写真撮影などが行われていたそうな。しかし新型コロナウイルスの影響で運休したかと思えばそのまま運行を終了、追い打ちをかけるかのように38号が臨時列車化してしまいました。

自分みたいな生涯独り身野郎が動物園号にお世話になることがあるのか…はさておいて、また復活した暁には賑わいを見せてくれることでしょう。というか復活するんですかね、今後の動向に注目ですな。

 

後は普通に旭山動物園を楽しんだ人ですので、その模様を軽く載せておきます。控えめに言って最高でして、初心に帰ってパシャパシャ撮りまくってました。本州でもお馴染みの生物から、北海道ならではの動物まで、なかなかバラエティ豊かでした。

あまりにも長く滞在し過ぎたのと、旭川駅行きのバスが30分に1本しかないせいで、ここから先の行程はまたもや白紙状態に。あかんですねえ、今回の旅は「予定は未定」状態でお送りしております()

 

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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