あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

1/25 近鉄電車のスノーマジック

こんばんは。

さて2月です、早いところでもう春休みを手に入れた大学生もいらっしゃることでしょう。かく言う自分はそれどころではありません。まあ今だけだと信じたいね…

 

さて本題へ。先日は「10年に1度」とも揶揄された最強寒波が日本列島に押し寄せ、全国的に大雪に悩まされるという日が続きました。JR京都線琵琶湖線で多数の列車が立ち往生するというアクシデントが発生したのも記憶に新しいかと。

我らが近鉄も概ね全線でダイヤ乱れが発生。志摩地域で運転見合わせが発生したものの、基本止まることなく動いていたというのはさすがといったところです。

 

2000系(XT08) 〈973 普通 平田町〉 @平田町~三日市

…じゃあ撮るっきゃねえ!!!と腰を上げてしまうのが雪に恵まれない太平洋側民の性。長靴を履きつつ鈴鹿線から撮影開始しました。

雪質は軽く乾いた、非常にふわふわした状態。要するにスキー場に適したパウダースノー状態というわけで、床下から巻き上げながらかっ飛ばしていく姿がこれまた良いんだよなあ。貫通扉の着雪具合もなかなかです。

2000系は湯の山線でも運転されているため、より山岳地帯を狙いたいのであればそちらをおススメします。そもそも誰がこれを被写体にするんだって話ですけど。

 

1269系(VC65)+2800系(AX17) 〈934 急行 名古屋〉 @伊勢若松~千代崎

続いて名古屋線沿線へ。若松付近は田んぼしかない(事実)ので、遮るものが何もないというのが嬉しいところ。裏を返せば常に雪風に晒されることになります。マジで耳がなくなると思った…

AX17編成は元は大阪線系統で活躍していたものの、トイレ付きのロングシートという設備を買われてかT02編成の置き換え用として名古屋線にやって来ました。青山峠なら多少雪が降ってそうですが、まさか伊勢平野で雪に見舞われるとはねえ。

 

2800系(AX02) 〈940 普通 四日市〉 @同上

名古屋線の2800系と言えばこの3両編成版な気がします。冷房車の黎明期に誕生したこともあって今年で51歳、何食わぬ顔で走っているように見えてちゃんと老朽化が進行しているということでしょうか。

ちなみに先程の急行は39分、この普通は31分の遅れでした。データイムは20分/30分サイクルなので一周回って定時運行のような有様でした。安全確認のための一旦停止・徐行が多いので、なかなか復旧させることができないのは当然のことです。

 

80000系(HV) 〈009 特急ひのとり 名古屋〉 @同上

21分遅れで「ひのとり」が通過。よくよく考えたら近鉄マルーンの深赤と雪の白って相性が良いように思います。80000系に至っては塗装がメタリックレッド、より黒味が増すのでコントラストが際立ちますな。

ただ厄介なのが、ホワイトバランス機能をどう攻略するかというところ。自分は面倒なのでオートに頼っているものの、色合いが若干引っ張られてしまったようです。加えて薄晴れなのに雪が降るという悪天候、自身の不慣れさが露見する結果となりました。

 

2430系(G39) 〈1741 普通 伊勢中川〉 @伊勢若松

午前は休講でしたが、午後からは通常通りとのメールが入ったので渋々大学へ。ただでさえクソ遠いのに一眼レフと長靴(と勉強道具諸々)を背負って歩くのはしんどいものがありました。まあ自業自得ですけどね。

帰りの時間帯もまだまだダイヤ乱れは収まらず。いや動いてくれるだけ有難い話なんですが、太平洋側の地域がいかに雪慣れしていないかがよく分かります。

何気に撮ったつもりが、これまた大阪線から転属してきた編成でした。大阪線には3両での運用が無く、名古屋線では1000系の相次ぐ廃車で3両編成が不足していたことから、ここに辿り着いたのでしょう。そして初めての冬がこれとは如何に…

 

2000系(XT09) 〈1872 普通 伊勢若松〉 @三日市

最後にもう一度鈴鹿線を、1面1線の棒線駅で良い感じに撮れそうだった三日市にて。来て頂いたら分かるんですが、かつては行き違い可能な交換駅だったこともあって、やたら構内が広々しています。両開きの屋根もその面影を感じます。

そもそも暗いのでそこまで雪が目立ちませんでしたが、どこかの地方駅の雪降る夜とでも言っておけばギリ通用するレベルでしょう。地元路線で良いものを見れました。

 

さすがに今期はもう降らん気がしますね… まあ足元をすくわれてろくに歩けない、車の運転はできない、玄関出たら雪中行軍不可避で「生活する分には」あまりメリットがないものの、雪鉄は大歓迎なので来年に期待しておきましょう。

以上、近鉄名古屋線鈴鹿線と雪の撮影記でした。ありがとうございました。