あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

8/27 2両あすなろう、出発進行

こんばんは。

気づけば9月でした、あっれれ?本来なら9月中旬に「381系遠征in島根&サンライズ初乗車」旅を敢行する予定だったものの、またまたぶっ壊されてしまいました。ふざけんな、宿も取ったしe5489で10時打ちしたんだぞ、あの苦労どうしてくれんだ。

 

なんとも言えない感情のまま本題へ。とんでもない大雨が続いた8月下旬、集中講義に行く前に四日市あすなろう鉄道へ寄り道してきました。

 

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新260系(U63) 〈841 普通 内部〉

四日市あすなろう鉄道で活躍する新260系は、基本は3両編成で運転されています。しかし、おおよそ夏に行われる車両検査の兼ね合いで、一定期間だけ中間車が抜き取られた2両編成で運転される列車が誕生します。

路線が短いとはいえ、車両数も少ないですしナローゲージなので1列車あたりの定員数にも限界があります。まるまる運休させるのではなく、比較的乗客の少ない夏休み期間中に減車してでも運行するというスタイルを取っているようですね。

 

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新260系(U63) 〈842 普通 あすなろう四日市

往路は赤堀~日永の鹿化川橋梁、そこから移動して復路は日永で撮ることに。どうやら入場券というものが存在しないようなので、撮影料というか応援料というか、初乗り運賃(200円)分のきっぷを買って入場しました。

地味に絶滅危惧種となった「行先サボ」をあえて使っているのが良いですよね。どちらかと言えば退化しているように見えて、2016年にローレル賞を受賞するくらいには大進化(とくに車内)しているのだから驚きです。

 

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新260系(U65) 〈855 普通 西日野〉

全線単線なので行き違いをしていたようですが、やって来たのは八王子線へ直通する西日野行き。しかも2019年1月から運行を開始し、床の一部がガラス張りになっていることでナローゲージの車輪の動きが楽しめる「シースルー列車」でした。

全ての列車が四日市発着で各路線が毎時2本なので、四日市~赤堀~日永は毎時4本ということになります。便利っちゃ便利なものの、並行して路線バスが走っていますし、駅間距離も短く、そもそも車社会にどこまで対抗できているかが気になる所です。

 

八王子線に関する小ネタもあったりします…(急な宣伝)

naroaru.hateblo.jp

 

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ただですね、最近になってそこそこの発展を遂げたんですよ。2021年8月21日から、全線で全国の交通系ICカードが使えるようになり、近鉄とのIC定期券の発売も開始されました。真新しいIC改札機が設置されているのがお分かり頂けるかと思います。

これは2021年9月25日から開催される予定…だった、第76回国民体育大会「三重とこわか国体・とこわか大会」の競技会場の1つ、四日市中央緑地の最寄駅が日永であるため、その利便性向上の一環として行われたものです。

 

駅前の目立つアピール看板、2019年12月に同駅に設定された愛称「あすなろう中央緑地駅」、そして今回のIC対応。すべて国体の恩恵だと考えると、中止というのはなんとも複雑な気持ちではあります。

 

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ちなみに日永駅構内には、実際に使われていた台車や車輪が常設展示されています。もはや説明不要だと思いますが、日本で3路線しかない特殊狭軌(ナローゲージ)の珍しさを実感できるスポットの1つとなっております。

 

2両編成そのものは超珍しい…というわけでもありませんが、ただでさえ小さい電車がさらに小さくなった姿というのは一見の価値ありかもしれません。気が向いたらぜひ撮りに来てみてください。あ、普通に乗りに来る分にも楽しいですよ。

ということで「2両あすなろう」撮影記でした。ありがとうございました。