あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈4/1 春の智頭急行-5〉山間を貫く高架橋と姫新線

こんばんは。

少し前の話ですが、人生で初めて富士急ハイランドに行って参りました。三重県民からすればナガシマスパーランドで鍛えられている以上、それなりの耐性は付いていたようです。いやあ、ありゃ中毒性ありますわ。また行きたいです。

 

さて本題へ。智頭駅でレンタサイクルを調達しまして、一躍有名となった恋山形駅を見学してきました。ついでに千代川沿いの桜並木も満開で綺麗でした。

naroaru.hateblo.jp

 

再び智頭駅へと戻る道中にて、ちょうど「スーパーはくと」が2本来るので良さげなポイントで構えることにします。ちなみにこの記事が最終回です。

 

HOT7000形 〈57D 特急スーパーはくと7号 倉吉〉

国道から1本入った集落にて、まずは下りから。そびえ立つ山や一面緑の畑を突っ切る高架橋…そうそう、まさにこれこそ求めていた「智頭急行」の画です!地味に振り子が効いている(ように見える)のも高速運転ならではの光景です。

ところでHOT7000形ならではの特徴として、2号車と3号車の間に繁忙期に設定される「増2号車」が挙げられます。追加販売用に自由席と指定席の境目に差し込むという、何気に珍しい手法が取られています。

 

HOT7000形 〈60D 特急スーパーはくと10号 京都〉

智頭で離合した上りは、前面を強調して。まさかの貫通型の7000形が先頭車両でした。先述の増2号車にも抜擢されるわけですが、他の車両にはないコンパートメント席(普段は多目的室)を有しているのが特徴です。

にしても本当に置き換えられるんですかね?今年で29歳なので確かに程良い車齢ですが、にわかにも信じがたいほど綺麗なんですよね… ハイスペックが故に足回りは相当なものなのかも。2024年度以降とのことなので、気になる方はお早めに。

 

キハ47形(41+6) 〈658D 普通 鳥取

ひいひい言いながら戻ってきましたが、返却時間まで少し時間が余ったので因美線鳥取行きも。こっちこそ置き換えるべきだと思いますけど、地味にヨンナナシリーズも姿を消しつつあるのは事実です。とくに北海道や東日本で顕著な気が…

でもこのタラコ色を見ると山陰に来たなって気分にはさせてくれます。いや、末期色見たら山陽来たなあ、抹茶色見たら福知山来たなあ、水色見たら紀伊半島来たなあ…過去帳入りしてしまったもの含め、車体の色って案外重要なんですね。

 

レンタサイクルを返却しまして、ここからは帰路に着きます。単純往復はつまらないので、作用から姫新線で姫路に戻ることにしました。お忘れかもしれませんが、今日は三重県から18きっぷで来てますからね。

姫路と新見を結ぶ地方交通線ですが、兵庫県内は輸送改善工事が行われたようで、本数や設備もそこそこな充実ぶりとなっております。特に車両はキハ127系(左)とキハ122系(右)と、キハ120形がえっちらほっちら走る岡山県内とはえらい対照的です。

クッソどうでもいい余談ですが、理系が知ってる研究施設ランキングで常に上位であろう「SPring-8」は、ここ播磨新宮からもアクセスできます。

 

姫路~播磨新宮は本数も両数も増えて、まさに都市圏といった感じ。ラインカラーは、この地域出身の詩人・三木露風の童謡『赤とんぼ』にちなんで朱色です。地域に根差し、地域に還元された路線といった印象でした。

ただ、それもこれも姫路近郊のお話。同じ姫新線でも、中国勝山~新見の営業係数は2435とワースト上位に食い込んでくるレベル。もしかしたら札沼線名松線のような、由来の片側だけ無くなってしまう日が訪れるかもしれません。

 

北口からはライトアップされた姫路城が見える

そんなことを考えていたら姫路に到着。案の定中間改札の行列に巻き込まつつ、毎度お馴染み新快速で草津草津線で柘植まで乗り通しまして、今回の鉄旅は完遂です。

現代の陰陽連絡路線「智頭急行」と余命宣告がなされた「HOT7000形」を目的とした、日帰りにちょうど良い18きっぷ旅でした。せっかくならJR線区間でも狙ってみたいのですが、本数とアクセスが難ありすぎるので、頭の片隅にでも掲げておくことにします。

 

以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。