〈4/1 春の智頭急行-3〉初決闘の地を駆け抜けて
こんばんは。
季節は夏だというのに、当ブログでは桜やら菜の花が散らばっているという有様。台風で大変だというのに、花粉症の悲鳴が聞こえる…まあそんな智頭急行の撮り歩き旅、平福で降りたところでした。
前回の模様はこちらから。
HOT7000形 〈7056D 特急スーパーはくと6号 京都〉
平福~佐用の高架区間にて。小学校と桜並木が良い味を出していますが、いかんせんシャッターチャンスを逃してしまったので構図としては超微妙です。ま、まあのんびり撮れたからいっか…
陰陽連絡特急ということで、車体のダークブルーは太平洋と日本海の海を表しています。加えて側面にワインレッドのアクセントを加えることで、山岳区間の緑に溶け込むようなデザインに仕上げたんだとか。さすが平成初期の車両です。
同じ場所で振り向きますと、ローカル感満載な画に早変わり。でも整備が行き届いた高規格路線なので、ほんと一瞬で駆け抜けていきます。ここJR線じゃなくて三セクですからね。
そういや今日のキハ187系は3連でやってきます。基本2両のところ、1両単位で増結するスタイルで運行しているようですが、「智頭急行線には500番台しか入線できない」制約があるので最大で4両編成にて運転されます。
余談ですが、駅と撮影ポイントの間には「宮本武蔵初決闘の場」が存在します。名前くらいは聞いたことがあるであろう、生涯無敗を貫いた江戸時代の剣術家ですね。石碑や石橋なんかもあって、ちょっとした観光スポットと化していました。
智頭急行としても相当推しているのか、2駅隣に宮本武蔵駅を作ってしまうほど。ただ、出生の地はここ美作国という説の他に、播磨国(兵庫県高砂市付近)という説もあります。その真相は定かではないというのがまた面白いところ。
後続の大原行き(735D)に乗車。てっきり全線毎時1本くらいはあるかと思っていましたが、途中止まりも設定されているんですね。3県に跨っている以上、隣県同士の往来についてはそんなに需要がないのかもしれません。
車内はよくあるボックス&車端部だけロング仕様の座席で、トイレも設置されています。強いて言えば、JR西日本お馴染みのカラフルなピクトグラムまみれの優先座席もありました。因美線に乗り入れる関係ですかね?
自分だけを乗せた列車は終点・大原に到着しました。
車両基地や駅舎が併設された、ちょっとした拠点駅といった感じでしょうか。一応出札窓口はあるものの、営業時間が短いのと駅舎を通らずともホームに行けるため、まさかの無人駅扱いです。
法面には桜の木とともに見応えのある芝桜が植えられていました。智頭急行としてもこの取り組みに積極的らしく、沿線の至る所でこの光景を見ることができます。シーズンは4月下旬から5月上旬ですので、興味ある方は来年に乞うご期待あれ。
駅前のファミマで休憩しつつ、さらに先を目指します。
次回に続きます。ありがとうございました。