あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈2/26 試せ北の大地-11〉猛吹雪でも札幌市交通局(地下鉄編)

こんばんは。というかお久しぶりです。

普段使いのパソコンを修理に出していたせいで、ここ2週間ほど何もできない状況が続いておりました。ようやく返ってきましたので、ぼちぼち再開させて頂きます。購読させて頂いているブログのほうも訪問しなければ…

 

さて本題へ。旭山動物園を大満喫しまして、駅に戻ってきました。

前回の模様はこちらから。

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ホームに上がると、既に乗車列車が待機中でした。旭川からは特急「ライラック」26号にお世話になりまして、約130km離れた札幌を目指します。

最高時速120km/h、表定速度は驚異の96.6km/hを誇る、JR北海道ご自慢の都市間特急ですね。使用車両は789系0番台、かつては津軽海峡線を通って青森(八戸)と函館を結ぶ「スーパー白鳥」を担っていたというのも有名です。

それはともかく、前面どうしたんだとツッコミを待っているかのような着雪具合。この先が思いやられますね…

 

そういやお昼ご飯がまだでしたので、改札外で駅弁を仕入れておきました。森の「いかめし」や室蘭の「母恋めし」が有名過ぎなのは周知の事実ですが、こちら旭川の「蝦夷わっぱ(ミックス)」も負けず劣らずの人気を誇っているようです。

「わっぱ」とはアイヌ語で「輪」を意味するそうで、要するに曲げ物のお弁当箱ということですね。北海道の海の幸を贅沢に盛り込んだ、見ても食べても美味しい一品でした。こういうのが物産展に並ぶんだよなあ…

 

味わいながら食べ進める中、どれどれ車窓はどんなもんじゃと左を向くと、まさかのホワイトアウト状態でした。場所は深川の1駅手前の納内(おさむない)付近。今日の天候がよろしくないのか、それともあまりにも789系がぶっ飛ばしすぎているのか…

結論から申し上げますと、この日の札幌近郊には「シアーライン」と呼ばれる天候が急変しやすいポイントが流れ込んだ影響で、活発な雪雲が発生。加えて最大瞬間風速は21.8m/s(時速換算で70km/h相当)という、ドカ雪&強風状態に陥りました。

後から知りましたが、同じ時間の新千歳空港では欠航が相次いだらしく、いつもの降雪とは訳が違う天候だったようです。

news.yahoo.co.jp

 

そんなどえらい環境に突撃してしまうわけなので、当然足止めを食らうわけでして。岩見沢の2駅先の幌向で抑止を受けてしまいました。やっぱり冬の北海道って何が起こるか分からんなあ…

幸いなことに(?)札幌からの予定は白紙状態ですので、別にどれだけ遅れてくれても構いません。札幌から仙台への最終接続となる「北斗」18号には乗り継げないとの放送が入りましたけど、ちょっと可哀想だなあと同情してみたり(フラグ)。

結局20分ほど遅れて札幌に到着しました。自然事象は仕方のないことですので、むしろ目的地まで安全に運んでくれたことに感謝ですな。

 

本来の行程では「『道の駅 あびらD51ステーション』のキハ183系に会いに行く」「日高本線浜田浦駅を訪れる」はずでしたが、前回と前々回の件で断念。その分札幌では2時間ちょいの自由時間が生まれてしまいました。

ひとまず地下に引っ込むことにしまして、札幌市営地下鉄南北線の終点・真駒内へ。そうなんです、地下なら風雪の影響を受けないと思ったんですけど、よりによって地上駅に来てしまいました何やってんだ自分。目の前でスリップしてんぞ、いよいよ札幌市内やべえよやべえよ。

 

そそくさと折り返しまして、自衛隊前で下車。南北線は世にも珍しいゴムタイヤ式の案内軌条式鉄道でして、自動車のような力強い加減速を実現しています。加えて積雪対策のために地上区間はシェルターで覆われているという特徴もあります。

個人的な話ですが、高校生の時に修学旅行でさっぽろ→中島公園で乗車したことがあります。電車とは思えない、体を持っていかれるほどの超急加速に、当時は感動を通り越して恐怖すら感じましたねえ。

 

5000形 〈真駒内

そんな南北線を撮ってみようと来てみましたが、自衛隊前は高確率で被り、澄川はあまりにも望遠が必要と、撮影環境はなかなかシビアなようで。こればっかは仕方ない。

熊でも金さえ払えば乗れる南北線でもさすがに混雑が激しくなった頃、車両の大型化のドアの増設を目指して導入されたのが現在の主力・5000形です。「北海道唯一の4ドア車」というのも、いかに開業当時から乗客が増えたかが垣間見えます。

ついでに札幌市交通局の特徴として、他社では優先席にあたる座席を「専用席」と呼ぶ点も挙げられます。確かに座りづらいですけど、そもそも地下鉄で長時間乗車することが少ないので、立つこともそんな苦じゃないですからね。

 

5000形 〈麻生〉

進んで幌平橋。カーブ上にある駅なのでよくある地下鉄構図で撮れました。前面のフルカラーLED化された行先表示器、ちゃっかり星のマークがデザインされているのもポイントです。北斗七星でもイメージしてるんかな?

短いですが地下鉄のターンはここまで。クソ寒いであろう地上に出まして、徒歩連絡にて札幌市交通局が「有する」もうひとつの乗り物を狙ってみます。

 

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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