あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈8/31 変わる九州旅-3〉のんびりな唐津線、目まぐるしい筑肥線

こんばんは。

10/7(金)から10/9(日)にかけて、実に3年ぶりとなるF1日本GPが行われております。舞台は鈴鹿サーキット、1人の鈴鹿市民としては…いや渋滞が酷い。マジで酷い。地元住民故のお悩みといったところです。まあ仕方ないんですけどね。

 

さて本題へ。長崎本線佐世保線が乗り入れる、〈変わる〉駅を見届けてきたところでした。前回は下のリンクからどうぞ。

naroaru.hateblo.jp

 

肥前山口…じゃなくて江北から2駅の久保田で次の列車にお乗り換え。駅自体は何の変哲もない無人駅ですが、ここから西唐津方面へ延びる唐津線が分岐しています。まあ全列車が佐賀まで直通するので何だかパッとしない起点ですけど。

概ね毎時1本ですが、唐津付近では筑肥線が乗り入れるため多少本数が増え、その関係で唐津西唐津の1区間だけ電化されています。過去には岸嶽支線も有していたものの、国鉄時代に赤字83線の犠牲になってしまいました。

 

車両はキハ47形とキハ125形で、基本的に混結の2両で運用されるそうです。なぜわざわざこんなことになっているのかはよく分かりませんが、車いす対応だとかトイレの和式or洋式だとかの諸々なんですかね。

ちなみにキハ125形が纏っているのはRPG「サガ」シリーズのラッピングです。同音異義語みたいな縁があって長年タイアップが行われているようで、今回のキャンペーンも8月23日から始まったばかりでした。

↓結構凝っているので詳細は公式サイトへ

romasaga.jp

 

さて写真は既に筑肥線ターンへ。唐津線は爆睡してしまったので車窓レポなんぞありません。まあ高校生がぎょーさん乗っとったわ、といった具合ですごめんなさい。

筑肥線って虹の松原を突っ切ったり、玄界灘の縁を縫うように走ったりとなかなかロケーションが良い路線だったりします。かと思ったら大都会の地下鉄に突っ込んでいく列車がいたり、反対側では気動車がかっ飛ばしたりしているのだから凄いものです。

余談ですが、この地には「虹の松原七不思議」なるものが密かに伝承されているそうです。七不思議て…懐かしい響きですね(遠い目)。

 

303系(K03) 〈1634C 快速 福岡空港

せっかくなので一基山~筑前深江の田んぼストレート区間撮り鉄。日没と雨雲からの攻撃を受けながら耐え得るところまで耐えてみます。

福岡市地下鉄空港線に乗り入れることを前提に、前面の貫通扉やATOなどはもちろんのこと、地下鉄では案外珍しいトイレも設置された303系です。デザインはお馴染みの水戸岡鋭治氏が担当し、どこまで行ってもJR九州らしさ全開の車両となっています。

ちなみにこれ、通過駅が存在する快速でした。かの昔は上りに「ふくおかライナー」、下りに「からつライナー」という愛称があったようですが、いかんせん本数が少ない(平日4.5往復、土休日5往復)からかいつの間にか消えてしまいました。

 

103系(1500番台/E18) 〈368C 普通 筑前前原〉

筑肥線電化区間でやっぱり欠かせないのが103系1500番台です。そう実はこう見えても103系の端くれということで、今日も元気に爆音モーターを轟かせながら単線区間をぶっ飛ばしていくのです。

登場当初こそは地下鉄直通列車として重宝されたでしょうけど、後継の305系が登場するとあっけなくその座を譲渡。6両編成を中心に廃車され、現在は残った車両が筑前前原以西で余生を過ごしている状況ですね。

 

103系魔改造シリーズはJR西日本お家芸かと思いきや、九州にも隠し持っていたという衝撃…まあそれはさすがに過言ですけど、いついなくなるか分からないので撮れるうちに撮っておきましょう。

にしても何気に赤い前面と白い側面という配色が似合っているというのが不思議なところですよね。どちらかと言えば105系に近い顔立ちなので、余計にスタイリッシュに見えるからでしょうか。

 

夕陽は完全にフェードアウト、今にも泣き出しそうな雨雲、もう完全に負けたので駅に戻ってきました。

この一貴山(いきさん)もそうですが、筑肥線の路線図を眺めると周船寺(すせんじ)、波多江(はたえ)、加布里(かふり)など、当て字と思われる駅名がちらほら見受けられます。起源は大正時代の北九州鉄道にまで遡るので、そこに由来がありそうですな。

 

次回に続きます。ありがとうございました。

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