あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈8/16 お盆のハチゴー-1〉最南端から王子ヶ浜へ 

こんばんは。

世の中は既に学校なり仕事なりで日常だとは思いますが、大学生は未だ夏休みです。確かに各観光地は人はまばらなんですが、同じようなことを考える大学生で結局混み合っています。空いている日っていつなんだか。

 

さて本題へ。真夜中の紀伊半島(の和歌山県区間)をひたすら走り続け、とある駐車場で仮眠しているところです。前回の記事は下からどうぞ。

 

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一夜明け、目の前の芝生を少し歩くと「本州最南端」と刻まれた石碑が鎮座していました。こちらは和歌山県串本町の潮岬で、ご覧の通り太平洋を一望できる本州で最も南に位置する岬です。

台風中継でよく映されるのでご存じの方も多いかもしれません。観光タワーや灯台もあるんですが、現在時刻は5時過ぎなのでもちろん空いておらず(駐車場は24時間開放)。訪問証明書とやらも気になるので、またここに来ることになりそうです。

 

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289系(J04) 〈62M 特急くろしお12号 京都〉

再び国道42号を走り続け、下里から紀伊浦神にかけてきのくに線をアンダーパス。その手前で玉ノ浦の岩場に出れそうな階段を発見しました。後で気づきましたが、「浦神(下里)俯瞰」と呼ばれる超有名撮影ポイントの眼下となる場所ですねここ。

年々減少していく新宮乗り入れの「くろしお」、それもそのはず新大阪までは4時間半ほど掛かります。時間帯によっては「南紀」で三重県方面へ抜けて近鉄特急で向かう方が早く着くという、なかなか苦戦せざるを得ない状況となっています。

海と山に挟まれた、紀伊半島ならではの地形的問題があるようですが、それに立ち向かおうとして283系や287系が投入されたわけです。

 

283系(HB601) 〈66M 特急くろしお16号 新大阪〉

さらに走り、那智勝浦も越え、新宮市街まで到着。先程のどんより曇り空から回復してきたので、新宮~三輪崎に広がる王子ヶ浜に寄り道。ここは海よりは砂州として形成された砂礫を楽しむ場所なようです。ごっつ高校地理な話です。

くねくねした線形に対して考え出した作戦が、カーブでも速度を落とさず通過できる制御式振り子車両の採用。満を持して登場した283系でしたが、やはり最近は故障が多いらしく、先行きも心配されています。

パノラマグリーン車の1号車(クロ282)は新宮向きなので、大阪向きを撮ると貫通型(クハ283)が拝めます。どっちが好みですかね?

 

キハ85系 〈3004D 特急南紀4号 名古屋〉

この区間の特徴として、JR西日本管轄ながらJR東海の車両が乗り入れてくることが挙げられます。そもそも「紀勢本線」という同じ線路ですし、東海道線のように長大編成がバンバン走る大幹線でもないので、珍しいっちゃ珍しい光景なのかもしれません。

ひょこっと顔を出すキハ85系は、ご存じの通り新型ハイブリット気動車のHC85系に置き換えられつつあります。飛騨路を走る「ひだ」では着々と投入が進み、つい先日には富山乗り入れも発表されました。

 

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振り返って確認すると、4号は「南紀」として最長の6両での運転。タイトルからお察しの通りお盆期間中ということで、基本編成4両に1両単位で増結が実施されていました。気動車ならではの編成美を気にしないスタイル、これが見たかったんですよ。あと何気に両端とも非貫通型、これもアツい。

HC85系の「南紀」への投入は来年度以降となるそうで、紀州路を走るキハ85系にとってはこれが最後の夏になるかもしれません。どえら遠回りになりましたが、キハ85系南紀」追っかけこそがこの旅のメインでございます。

 

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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