あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈よか九州旅-1〉朝ラッシュの古賀にて

こんばんは。

今日はいい(=11)塾(じゅく=19)、育児(19じ)の日だそうですが、それよりも取り上げたいのが「鉄道電化の日」です。1956年の今日、米原~京都が電化され、晴れて東海道線全線が電化。同日のダイヤ改正で戦後初の寝台特急「あさかぜ」(東京~博多)が走り出しました。「鉄道の日」(10/14)と並ぶ重要な節目の日って感じですな。

 

さて本題へ。人生初の九州旅シリーズ、前回は大阪(泉大津)から阪急フェリー「ひびき」で小倉(新門司)まで辿り着いたところでした。タイトルの通し番号からお察しの通り、やっとこさ「九州」旅が始まります。

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www.jrkyushu-kippu.jp

小倉駅では、北九州モノレールに見送られながら当分の間お世話になるきっぷを購入。「旅名人の九州満喫きっぷ」は、JRの普通・快速列車どころか全ての私鉄・三セク・路面電車が乗り放題というとんでもない1枚です。

値段は11000円(大人/2021年11月現在)で、青春18きっぷと同じように発売日から3か月以内に3回もしくは3人で使い切る必要があります。特急・新幹線には乗れません。

本当のところ、今話題の特急・新幹線を含むJR九州全線が2日間乗り放題になる「みんなの九州きっぷ」と迷いましたが、JR以外も乗るならやっぱり前者がお得でしょうね。

 

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885系(SM6) 〈3005M 特急ソニック5号 大分〉

小倉から鹿児島本線を博多方面へひたすら下る…はずでしたが、天気が良かったので古賀で途中下車。そりゃあ少しはJR九州の個性的な車両を撮っときたいでしょうに。

颯爽とぶっ飛ばしっていくのは「音速」…と言ってもそれは883系の愛称なので、それと区別する形で「白いソニック」と呼ばれる885系ですな。よく見ると前面に「かもめ」エンブレムが乗っかっているので、元々は黄帯だった1次車ということになります。

 

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415系(Fo106)+415系(Fo123) 〈2326M 普通 福間〉

国鉄の交直流電車の代表格とも言える415系シリーズが、朝ラッシュ時間帯だからか重連の8両編成でやって来ました。両開き3扉車の近郊型電車という立ち位置で、かつては北陸や常磐でも走っていました。今や九州が最後の活躍の地となっています。

817系、821系に若干押し出されつつあるものの、門司駅構内のデッドセクションを通過でき、九州側(交流)と本州側(直流)の双方に対応できる車両は415系が唯一なんだとか。コスト面から考えても、こりゃ長いこと生き残りそうです。

 

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817系(VM3003)+817系+813系(RM3114) 〈4220M 快速 門司港

817系と言えば、2001年の福北ゆたか線開業に伴い導入されたかと思えば、いつの間にか九州全土に増殖した車両ですね。815系の良いところを取り入れつつ、時代に応じた進化を遂げているといったところでしょうか。

ところで至る車両で「CT」ロゴを見つけるんですが、これは「Commuter Train」を表しているそうです。バリエーションも豊かなのは良いものの、JR西日本のように路線カラーに即しているわけでもないので適当に当てはてめいった感じなんですかね。

あと誰でも使える電車なんだから「Communication」「City」「Civil」とかのほうが良いのでは…と軽く提案しておきます汗

 

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811系(PM15)+811系(PM16) 〈136M 普通 門司港

JR東海311系JR西日本221系などと同期で1989(平成元)年生まれの811系。「NEW RAPID TRAIN」の愛称を持ち、赤青交互に配置された帯は決して地味ではないものの、他の車両と比べると霞んじゃってる感が否めないのが残念なところ。

とは言えリニューアル編成も登場しており、そちらは「Old is New ~伝説と革新の電車~」という不安を通り越して心配になるようなコンセプトの下で変貌を遂げているとのこと。そういや小倉→古賀で乗りましたわ。

 

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程々に切り上げて、遅れた分を取り返すために博多から新鳥栖まで九州新幹線でワープします。しかしどういうわけか時刻を読み違えてしまい、本来乗るはずだったさくら541号を逃してしまいました。仕方なく後続の543号に乗車…

今から鳥栖を経由して佐賀方面へ向かうんですが、長崎本線普通列車の本数が非常に少なく、543号では乗り継ぎがうまくいきません。N700系7000/8000番台の自由席は初めてなので堪能したいところ、さてどうしたものか…

 

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断腸の思い…は言い過ぎですが、新鳥栖からは特急「みどり」ハウステンボス」5号に飛び乗りました。もちろん乗車券と特急券を買わなければならないので、1日目朝から新幹線1440円と特急2150円の予定外出費。いや痛い、あまりに痛すぎる。

いやしかしもちろん783系も初乗車なので、思いがけぬチャンスに恵まれました。「ハイパーサルーン」の愛称を持ち、JRグループ初の新型車両ということで、中央に配置された乗降扉など各所でその気合いが見られます。座席の花柄モケットからしても楽しい列車でした。

 

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新幹線ホームがほぼ完成した武雄温泉

県都・佐賀、新幹線工事が進む武雄温泉を通り過ぎつつ、磁器の街・有田で下車。ここから延びるあのローカル鉄道に乗りに行きます。

次回に続きます。ありがとうございました。

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