あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈9/1 変わる九州旅-8〉最後はかもめグリーン車の旅

こんばんは。

年末にとある用事で東京行きが確定してしまったわけですが、その移動手段を考えてる中の人です。18きっぷでもいいですし、高速バスでもいいですし、新幹線でもいいですし…他の面白い方法はあるんでしょうか?

 

さて本題へ。シンプルに言えば、長崎から博多へ帰ります。

 

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往路は特急「かもめ」だったので、復路はライバルの高速バス「九州号」…というわけでもなく、やっぱりこちらにお世話になります。当時の38号に充当されていたのは白い885系でした。

ちなみにですが、特急と高速バスとで所要時間はほぼ互角の2時間前後で、運賃も最安値はともに2550円(前者は九州ネット早特3/普通車指定席、後者はWEB回数券)というなかなかの接戦具合。新幹線開業で今は運賃面に差が付いたようですね。

地味にこの「九州号」はスーパーノンストップ便と各停便が存在するのが面白いところ。それぞれ座席指定制と時間指定制と書いてありますが、はてその違いは?

 

行きの787系は普通車でしたので、帰りは奮発してグリーン車へ。まあ先述した「九州ネット早割3」を使っているのでそこまで腹は痛んでいません。

885系の場合は普通車ですら革張りモケットが使用されているので、グリーン車でこの座席を見たところでそんなに驚きはしません。この前提自体が凄いというか、アウトレット品を流用することで実現させたのだから、その力の入れようが伝わります。

ではどこで差別化が図られているのかと聞かれれば、やはり半室構造での1+1+1列の配置でしょうか。それぞれ独立した空間を確保させることで、どこか異質な雰囲気を醸し出していました。

 

ただ、ネットを見る限りでは評判はあまり芳しくないようで。デザインに全振りしかけただけに、肘掛けに収納されたテーブルを広げてみるとまあ小さいこった。そして座席から地味に距離があるというのもなんだかなあ。

また、九州各地の曲線に耐え得る振り子式電車でもあるため、皮張り座席の場合は座っているだけで結構滑ります。致し方ないとはいえ、これは致命的なのでは…

あ、旅のお供は西九州新幹線開業を記念したアサヒスーパードライ、チャイデリカの駅弁「紫陽花」、そして中嶋屋本店の「うに豆」でございます。

 

探検がてらフリースペースへ。いわゆる車販準備室の名残なのかは分かりませんが、こうした空間がデッキに残っているのも「特急列車に乗ってるんやなあ」という感覚を味わえる醍醐味なのかもしれません。

この後は1日の疲れが押し寄せてきたのか酒が回ってきたのか、はたまたあんだけ言っておきながらグリーン車の乗り心地にやられてか、終点・博多手前まで爆睡。最後の特急「かもめ」はこうして一瞬にして幕を閉じたのでした。

 

博多に戻ってきましたが、何を思ってか少し離れた天神に宿を取ってしまいました。酔い冷ましの散歩をしつつ、天神南に程近い「福岡アルティ・イン」に到着しました。やたら綺麗な気がしましたが、多分そんなもんです。

 

 

ということで特急「かもめ」に乗ったり撮ったりする様子をお届けしてきました。まさかここまで追いかけることになろうとは思いもしませんでしたが、博多と長崎を結ぶ重要な特急列車であったことは十分に感じ取ることができました。

期待と不安が入り混じる西九州新幹線、ぜひとも乗りに行ってみたいところ。「かもめ」の意志を受け継いでいるだけに、そこは素直に今後の楽しみとしておきます。

 

3日目(最終日)に続きます。ありがとうございました。

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