あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈こがん九州旅-2〉松浦鉄道の旅

f:id:narotaro94:20211118174631j:plain

こんばんは。

ついにスナックカーこと近鉄12200系がラストランを迎え、その近鉄特急史に新たな別れが追加されてしまいました。やはり新型車やリニューアル車と比べると設備面では劣る部分が多々あったものの、長年走り続けてきただけの貫禄は十分でした。またどこかの記事でまとめようと思います。

 

さて本題へ。古賀で呑気に撮り鉄していた結果、予定外の新幹線&特急課金をしれかす羽目に。さらに多良で信号トラブルが発生、加えて遠賀川~海老津で普通列車が異音を感知したとかでダイヤも遅れているという始末。初日からまあとんでもないこった。

前回はこちらから。

naroaru.hateblo.jp

 

f:id:narotaro94:20211118170420j:plain

伊万里にて 有田では急いでいたので撮れず

特急「みどり」ハウステンボス」5号は有田に10:57着、接続するお目当ての列車は11:01発なのですが、有田には5分遅れで到着。JR線から他社線への乗り換えなので予定崩壊を覚悟したものの、ちゃんと待っててくれました。感謝しかない…

さて、ここからは佐賀県長崎県に跨る北松浦半島を一周する松浦鉄道(MR)を楽しみます。お決まりの国鉄・JR松浦線から転換された三セク鉄道で、93.8kmの間に57の駅が存在します。近鉄名古屋から松阪を越えて櫛田(92.7km)のちょっと先まで行けるんですね。

 

f:id:narotaro94:20211118170604j:plain

駅名標から旧JR路線であることが分かる

運行形態としては途中の伊万里で分断されているので、どの列車に乗っても乗り換えなければなりません。過去には双方での直通列車があり、さらには佐世保方ではJR佐世保線早岐(一部はハウステンボス)まで乗り入れていたそうです。

伊万里と言えばJR筑肥線の終点でもあり、2002年まではこちらとも線路が繋がっていました。で、その筑肥線もまた唐津付近で分断されており、片や地下鉄に直通する都会路線、片や気動車が数本走る田舎路線…とMRよりひどい格差があったりなかったり。

 

f:id:narotaro94:20211118172920j:plain

MR-600形(MR-621) 〈332D 普通 伊万里

半島を一周するだけあって、やはり海沿いを走る区間も多々あります。せっかくなので途中の前浜で下車し、近くのつきの島公園から後追いを1枚。赤色編成が来たので青と緑の中でも映えますね。

MRでの主力は2007年に登場したこのMR-600形で、電車のイメージが強い…気がする日車製のようです。愛称に「肥前 WEST LINER」を掲げ、西海と九十九島の夕陽をイメージした帯を巻いています。あえてシンプルなのが良いですなあ~

 

f:id:narotaro94:20211118172937j:plain

f:id:narotaro94:20211118172946j:plain

ちなみに車内はこんな感じ。車端部はロングシートが、中央の片方には対面ボックスシートが、もう片方には1人掛け転換クロスシートが設けられていました。IC車載器を用いることで全国の交通系ICカードにも対応しているのが何気に凄い。

さらに2019年11月からは、松浦~潜竜ヶ滝(30.9km)において九州初の貨客混載事業を実施。専用カーゴをMRで輸送することでトラック2台分が不要になり、二酸化炭素排出量やドライバーの運転時間を従来の半分ほどに削減できたそうです。

今となっては特段珍しい話でもなく、こうした地域輸送から特急や新幹線を用いた都市輸送まで各地で見られますよね。今回初めてこの現場に遭遇したんですが、そこまでスペースを取らないのならば全然アリなように思いました。

 

f:id:narotaro94:20211118174655j:plain

話を戻しまして、前浜から引き続きMR線に乗車し、この路線の目玉でもあろうあの駅に辿り着きました…というところで今回はここまで。ネタバレもへったくれもありませんが、続きは次回ということで。

 

ということでここまで。ありがとうございました。

naroaru.hateblo.jp