あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

9/25 夕刻の豊橋を駆け抜ける市電

こんばんは。

10/14の鉄道の日を目前にして、「近鉄全線3日間フリーきっぷ」「JR西日本どこでもきっぷ」「みんなの九州きっぷ」と、各社からわけの分からない(誉め言葉)きっぷが各社から発売されるようです。使ってみたいと思う反面、やはり期間限定というのが地味にネックかなと…来年まで有効ならば嬉しいんですけどね…

 

さて本題へ。前回(下のリンクからどうぞ)は豊橋鉄道を撮りながら伊良湖岬を目指したわけですが、今回はその帰り道のお話です。

naroaru.hateblo.jp

 

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モ780形(784) 〈普通 駅前〉

豊橋には東海地方で唯一となる路面電車豊橋鉄道市内線(正式には東田本線)」が走っています。駅前停留所から赤岩口停留所まで、途中で分岐して運動公園前停留所までを結ぶ2路線が交互に走っているといった感じですね。

開業は1925(大正14)年で、延伸やら移設やら廃止やらを経て現在の路線網が形成されました。日本の大動脈である国道1号を、しかもクルマ社会を具現化したようなこの場所でコトコトと走る姿は、個人的には何とも言えない面白さを感じます。

 

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モ780形(784) 〈普通 駅前〉

モ780形(787) 〈普通 赤岩口〉

前回の渥美線の記事で、豊橋鉄道名鉄の子会社みたいな話をしました。この市内線もその影響を受けていまして、車両はかつての名鉄岐阜市内線などで使われていたものがほとんどです。他には都電荒川線福井鉄道からの車両、そして新造車がちょこっと混ざってるくらいなのかな?

最大勢力がこのモ780形。昔も今もこの形式名だそうですが、既に名鉄よりも豊鉄にいる機関のほうが長いという現象に陥っているとのこと。全編成にラッピングが施されているというのも、路面電車らしい特徴です。

 

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モ780形(786) 〈普通 運動公園前〉

ちなみに撮影ポイントは前畑~東八町の跨線橋です。この辺りは自動車が走るアスファルトとは違い、石畳に敷かれた線路を走るという少し珍しい光景が拝めます。しかも起伏に富んだ地形でして、前畑の隣の停留所は「東田坂上(坂の上の東田地区、という意味らしい)」となっているほどです。

しかしこんな時間に来てしまったので、石畳なんてまあさっぱり分かりません。辛うじて1枚目の写真から色が違うことは窺えますか、ここは昼間に来る方が良さそうですね。

とは言え夕方の帰宅時間帯なので交通量は十二分に多く、ヘッドライト&テールライトが良い感じに映ってくれている…ような気がします。

 

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モ780形(781) 〈普通 駅前〉

そういや路面電車って全国どこにでもあるようでないもんですからね。自分は大津(京阪京津線)、松山(伊予鉄道)、広島(広島電鉄)、京都(京福電鉄)、そして今回の豊橋路面電車に乗ったことがあることに…あれ結構乗ってるほうじゃね?

バス以上普通鉄道(適切な表現が分からない…)未満とも言えるこの乗り物、地元の方々の重要な足になっているだけでなく、我々みたいな旅行客にも重宝されている気がします。ぜひともこれからも撮影ないし活用していきたいところです。

 

こんな感じで切り上げ、帰りは蒲郡バイパスの大渋滞に巻き込まれながら帰宅したのでした。豊橋鉄道渥美線も市内線もまた訪れたい路線ですな。

以上です。ありがとうございました。