あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

9/28 終焉迫る南紀グリーンに乗る

こんばんは。

最近急に授業難易度が上がって冷や汗かいてる管理人でございます。内容自体は高校の延長線なんですが、その飛躍がぶっ飛んでました。大学を目指す高校生の皆さん、受験だけじゃなくて入学後の講義も見据えて全力で勉強するんだぞ…

 

さて本題へ。無事に旅を終え、18時半頃の伊勢市駅から帰路に着きます。ここからは便利な近鉄電車ではなく不便…いや帰宅ラッシュ時間帯でまだマシなJR線を使います。

無事に終わってくれた旅の詳細↓

naroaru.hateblo.jp

 

f:id:narotaro94:20201016213007j:plain

紀勢本線との接続駅・多気にて一旦下車。鳥羽でも伊勢市でも松阪でも、津・四日市方面へ向かうならば「近鉄一強」なのは事実ですが、近鉄が通らない多気町にとってはJRが唯一の鉄道になります。こら「南紀特急バスで松阪まで出る」とか言わないの。

写真に写るのは多気発松阪行き(948C列車)です。2駅先が終点という超短距離運用ですが、その実態は新宮発多気行き(336C)が化けただけなので特段珍しいというわけでもないですね。

 

f:id:narotaro94:20201016214816j:plain

※この写真は鈴鹿駅で下車時に撮影

待つこと数分にして、紀勢本線から名古屋行き特急「南紀」8号(3008D)が入線。ここからはこの列車のグリーン車鈴鹿まで乗車します。

JR東海は、11月以降に運転する特急「南紀」のグリーン車を廃止し普通車自由席・指定席のみを連結すること、さらに需要に応じた編成両数の変更を行うことを発表しました。日頃から利用者が減少傾向にある上、新型コロナウイルスが追い打ちをかけた感じでしょうか。

詳しくはこちら↓

在来線特急「ワイドビュー南紀」の編成両数の変更について(9月16日/JR東海)

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040762.pdf

 

f:id:narotaro94:20201016215550j:plain

個人的には特急「南紀」どころかキハ85系に乗車したのが三瀬谷→紀伊長島の1回きり(しかも自由席)なので、これといって思い入れがあるわけではありません。ただ今回は帰り道に使えるということで、せっかくならばと乗ることにしました。まあ地元路線ですし。

南紀」に使われるキロハ84形はグリーン・普通車の合造中間車です。座席数をかせぐため2+2の4列シートで、トイレと車掌室(とはいっても簡単な仕切りですが)が備わっています。「ひだ」用のキロ85形は全室2+1の非貫通型先頭車で、シートピッチも広いことを考えると格差を感じてしまいそうです。

 

f:id:narotaro94:20201016220701j:plain

しかし腐ってもグリーン車、基本的な設備はばっちりです。一段高くなった座席にカーペットや土足/土足禁止の両面フットレスト、読書灯はもちろんのこと、何よりも二重構造の横引きカーテン。フリーストップ式よりかは断然重厚感が違います。

今は使えない灰皿やオーディオ類の設備も時代を感じさせると言いますか、年式的には古いということがひしひし伝わってきます。あ、座り心地はもちろん最高でしたし、自分以外は誰一人乗っていなかったので車内にはカミンズエンジンだけが響いていました。

 

f:id:narotaro94:20201016221555j:plain

この表示も見られなくなるということで撮影。JR東海に限らず、ほとんどのグリーン車にはブランケットが常備されているらしいですが、実際に使う人はどれくらいいるのでしょうか。そもそも認知度が低いですしね…

紀勢線方面への特急が無くなるわけではないですし、グリーン車自体も「ひだ」で乗れるので惜しむまではいきませんが、優雅な旅の楽しみが一つ消えることになりました。これまでの活躍に感謝しつつも、またどこかで乗れたらなと思います。

 

f:id:narotaro94:20201016222215j:plain

ちなみに鈴鹿で下車したのは自分含めて2人。伊勢鉄道線の立派な特急停車駅にもかかわらず夜はこんな感じなので無理もありません。伊勢鉄道線内で特急を利用すると指定席・グリーン車料金は徴収されないもののちゃっかり320円が上乗せされます。安いか高いかはあなた次第…?

 

ということで伊勢志摩ドライブ旅と前後のおまけ鉄活をお届けしました。三重県内のみの観光になりましたが、厳しい現状の地元を応援するという意味では良い思い出となりました。今度は尾鷲・熊野あたりを含む紀伊半島を攻めたいところです。

以上です、ご覧頂きありがとうございました。