あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

4/5 一粒で二度美味しい総武本線

こんばんは。

F1関連で言えば、観客輸送も見どころではありました。単線と車両数の制約に四苦八苦しながら臨時列車を走らせた伊勢鉄道、臨時「楽」を走らせる奇策に出た近鉄、そして県内のバスをかき集めてピストン輸送に徹した三重交通と、各協力があってのF1であったことがよく分かりますね。

 

さて本題へ。18きっぷ片手にモノサクまでやって来たわけですが、せっかくここまで来たのでもう少し総武本線を堪能することにします。

前回の模様はこちらから。

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209系(C438) 〈341M 普通 銚子〉

南酒々井で降りまして、佐倉方面に15分ほど歩いた先にあるインカーブに到着しました。ちょうどこの先に成田線との分岐点があるため、時折成田エクスプレスがぶっ飛ばしていく姿を拝むことができます。

腐っても本線なわけですが、千葉(正確には佐倉)を超えると単線区間に毎時1~2本走るローカル線に様変わりするのが面白いところ。線路別複々線錦糸町~千葉を「総武線」と呼び分けているのだから、余計に差を感じてしまいますね。

 

255系(Be-05) 〈4003M 特急しおさい3号 銚子〉

お目当ては255系でした。北海道の785系や東海の373系といった平成初期に誕生した車両は、前面を角張りにせずにやや丸みを帯びた曲面ガラスを採用しているのが特徴です。デザイン性とスピード性を兼ね備えた、個人的に好みな設計です。

ただ、車齢そのものは30歳ということで、2023年3月のダイヤ改正では結構心配されていた模様。やたら増え続ける特急「全席指定席化」の波に呑まれると同時に、もしかしたら大きな変化が訪れるかもしれません。

 

南酒々井に戻ってきました。こう書いて「(みなみ)しすい」と読ませる難読駅名ですが、かの昔に親孝行な息子が酒が湧き出る井戸を見つけたことに由来するそうです。三重県の「養老」も似た境遇ですね。皆さんも親孝行しましょう(戒め)。

一応千葉近郊なので毎時2本は確保されているものの、乗車証明書発行機や簡易改札機が置かれた典型的な無人駅でした。というか駅の周りは林なので、特に何かあるわけでもなく。東に40分歩けばアウトレットに辿り着けます。

 

209系(C401) 〈1347M 普通 成東〉

もう一か所くらい撮影ポイントを見ておきたいので、九州某所とは無関係な日向で下車。一旦無人化されたものの現在は有人化されている、旧山武町の中心駅とのこと。

ほぼ房総を支配した209系ですが、運用を開始したのは2009年と意外と最近の話。そして両数統一やワンマン化のために組み替えどころか撤退や廃車も出ているというのだから、そこは省エネ電車の末路といった印象ですね。

ちなみに一部は伊豆急行3000系として再就職を果たしたそうです。あれ「寿命半分」じゃねえの…?しかも愛称「アロハ電車」って…気になります。

 

E217系(Y-133+?) 〈1472F 快速 東京〉

一旦千葉に戻り、駅ナカ蕎麦屋で昼食。東京方面へ戻ろうとしましたが、ふと思いつきで新検見川で下車。「なんで緩行線乗っとるんや」というマジレスはご遠慮ください。ホーム上がったら待っていたのは青帯じゃなくて黄帯の電車やったんや…

長らく横須賀・総武快速線の顔として馴染み深かったE217系ですが、山手線から飛び出してきたE235系の進出により、地味に置き換え・廃車が進行中。立ち位置的には「209系の進化版」「E231系の元ネタ」なのだから、その功績は結構大きい気がします。

 

255系 〈4005M 特急しおさい5号 銚子〉

棚から牡丹餅で255系も。えきねっとトクだ値を覗くと直前に予約しても35%引きで乗れるらしいですが、高速バスが便利すぎてなかなかの苦戦状態を強いられている…というわけでもなく、経由する街が微妙に違うので棲み分けができているようです。

もっと大変なのは「わかしお」「さざなみ」ですよね。東京湾アクアラインとかいう海中を突っ切る高速道路の恩恵で、高速バスがめちゃくちゃ便利になりました。房総半島の運命やいかに、乗り比べも兼ねて行ってみたさはありますな。

 

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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