こんばんは。
この記事は2回目の執筆です。何を言っているのか分かりませんが、要するに下書き保存を忘れてしまいデータが吹っ飛んでいたわけですね。はたまたはてなブログ側のエラーでしょうか。そんなんだったらやってられませんけど。
さて本題へ。鳥取砂丘ではしゃいでいたところでした。
鳥取砂丘からバスで鳥取駅に戻ってきました。山陰本線や因美線、特急を見れば智頭急行線経由でぶっ飛ばす「スーパーはくと」も乗り入れる、さすが県庁所在地らしいターミナルといったところでしょうか。
2面4線の高架駅ながら非電化構造で、自動改札機も設置されていないので交通系ICカードも利用できません。我らが三重県庁在地の津も似たような事情(近鉄は使えるもののJRは使えないし、なんなら同じく非電化)なので、自ずと親近感が湧きました。
鳥取13:06発の特急「スーパーおき」5号に乗り込みまして、再び島根県方面へ戻ります。言わずもがな日本史で欠かせない「隠岐」に由来した特急で、新山口での山陽新幹線連絡を意識して登場しました。
で、車内ではさっそく吞み鉄。鳥取会館で仕入れた「二十世紀梨チューハイ」は、地元の老舗酒問屋が製造するご当地チューハイで、数々の賞を受賞しています。パッケージは県内に実在する「はわい温泉」をイメージしたそうな。
アルコール4%ということもあってか、とても飲みやすかったです(正直覚えていませんけど、嫌な記憶はないので…)。まあ梨そのものがさっぱりした食べ物なので、お酒が苦手な方でも抵抗なく楽しめるんじゃないでしょうか。
素面のまま米子に戻ってきました。ふとホームを見ると「ありがとう やくも50周年」の文字が。そういや381系の復刻塗装車をはじめ様々なイベントが行われているんでしたっけ。
そういや今乗っている5号は鳥取発新山口行きですが、本州内を走る在来線昼行特急としては378.1kmと地味に最長距離だったりします。全国に広げると「にちりんシーガイア」「宗谷」に次ぐ…って上には上がいるのが驚き。
米子の次は安来、とここで下車。謎の既視感はともかく、無料シャトルバスに乗り換えてやって来たのは「足立美術館」でございます。
地元の実業家・足立全康氏が生涯をかけて収集したコレクションや日本庭園が展示されており、とくに横山大観の作品は日本最多所蔵数を誇ります。ついでに「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデ二ング」も17年連続日本一という快挙。
要するに国内外問わず多くの観光客を呼び寄せる足立美術館ですが、皆さんの目的は横山大観の絵画というよりは圧巻される日本庭園にあるようで。足立氏が語る「庭園もまた一幅の絵画」という信念は、こんなところに活きていたわけですね。
ちなみに個人的には、本館とは別の新館に展示されている現代日本画のほうが面白かったです。そりゃ現代っ子補正もあるでしょうけど、今の画家はこんな創造するんだという関心が勝りました。ちなみに「115系×尾道」という瀬戸内らしい絵もありましたよ。
安来駅に戻ってきました。待避線が上下共用という典型的な2面3線の国鉄型配線なわけですが、さっそく退避を行うようで。ここで鳥取行き(144D)が後続の特急「スーパーおき」4号を先に通すようです。
にしても帰宅ラッシュだからか堂々の4両編成。キハ47形がここまで長編成だと見ていて楽しいですね。それでもワンマン運転なのが気になりますが、米子で列車番号を変えているあたり切り離しを行うんでしょうか?
さらにその後には、最後の国鉄型特急となってしまった岡山行きの「やくも」26号が入線。西日本の至る所にいたような381系もついに陰陽連絡特急のみになってしまい、ついに余命宣告もなされた、文字通りの「最後の砦」です。
この時点で時刻は17時過ぎ。鉄オタはまだまだ活動時間内ですが、観光客ともなるとそろそろお宿に向かう頃合いでしょう。ちょうどやって来た松江方面行きの列車に乗り込んで宿泊先に向かいます。
次回に続きます。ありがとうございました。