4/9 はじめての天竜浜名湖鉄道 Part2
こんばんは。
やたらが体中が痒いなと思ったら、部屋を蚊「みたいなもの」が飛び回っていました。え、もうそういう時期ですか。夏もあっという間に来るもんですねえ、と呑気なことを言う暇がないくらいには痒いです。無事にムヒと親友になれそうです。
さて本題へ。天竜浜名湖鉄道を西鹿島から掛川方面へ進んでいるところでした。前回の模様は以下のリンクからどうぞ。
対向列車の行き違いの都合で2駅くらいなら途中下車できそうだったので、気になるところで適当に降りることにしました。土休日のお昼前なのに約30分間隔で来るとは思ってもいなかったので…
天竜二俣から3駅の敷地(しきじ)は、どっからどう見ても郵便局を間借りしている形。正確には駅舎の中に後から郵便局を併設させたらしく、元々は貨物も取り扱っていたようです。列車を利用するときは自販機横の通路からホームへ向かいます。
ここら辺一帯は次郎柿(甘柿の品種名)ところ柿(渋柿の天日干し)の産地だそうで、ホームにはそれとらしいキャラクターが鎮座していました。弘法大師の開山伝説も残る獅子ヶ鼻公園へも一応ここが最寄です。徒歩30分ですけど。
ちなみに駅の南側すぐを新東名高速道路が通っていまして、新磐田SICも目と鼻の先にあります。だから何だという話だとは思いますが、首都圏からのアクセスも抜群な立地条件というわけです。
2駅戻って上野部へ。てっきり写真左の緑色の建物が駅舎かと思いましたが、ただの住宅でした。ホームへ直接入る形の無人駅で、奥には堤防道路を挟んで天竜川が流れています。ちなみにさっきの敷地も無人駅です。
で、副駅名として「シルクロード上野部」が記されているんですが、ここから東に15分ほど歩いた先にあるシルクロードミュージアムを指すようです。日本に2つしかない「絹の道」専門の博物館なので、興味のある方はぜひどうぞ。
TH9200形(9200) 〈125 普通 新所原〉
せっかくなので軽く沿線(といっても駅近のオーバーパスから)撮影でも。1面1線のこじんまりとした雰囲気で、天浜線で最も利用者が少ない駅ですが、地元有志の方々によって綺麗に整備されている印象を受けました。
滑り込んできた新所原行きは、唯一無二のTH9200形。転換クロスシート(通常はセミボックスシート)やAV機器を取り揃えた、いわゆるイベント用車両というわけです。街中でよく見かける宝くじ号らしく、形式名もくじ(=92)に由来するんだとか。
まあ来たら当たりっちゃ当たりとも言えるものの、御多分に漏れず「New スローライフトレイン」としてラッピング運行されているので、公式ホームページに頼れば狙って乗ることもできます。
TH2000形(2102) 〈126 普通 掛川〉
駅に戻って再び掛川行きに乗車。かつての国鉄二俣線時代に走っていたキハ20系の国鉄色を纏った車両です。天竜二俣駅に鎮座していたタラコ一色のやつじゃないんですね。
このキハ20系、使い勝手が良かったのか全国で活躍していたようで。今でもいすみ鐡道とひたちなか海浜鉄道で現役の他、北は北海道から南は鹿児島まで各地で静態保存されています。
主要駅かつ有人駅の遠州森、リラックスできそうないこいの広場(近くのスポーツ施設名)を過ぎ、こちらは桜木に停車しているところ。
この駅は風情ある木造駅舎に加え、花壇と立て看板が名物だそうな。写真左にちょろっと映るのは、質問に答えられなかっただけで理不尽に怒ってくる…おっと危ない、叱ってくることでお馴染みチコちゃんでございます。
ちなみにですが、駅の南側にはヤマハの工場が広がっていまして、あのグランドピアノが作られているだけでなく、ピアノ調律師を養成する研修施設も兼ね備えています。こういう雑学を知っていれば、ギリ叱られずに済みそう…
皆大好き「さわやか」掛川本店の最寄・西掛川、まあそのまんまの掛川市役所前を経て、天竜浜名湖鉄道の起点に当たる掛川に到着しました。東海道新幹線・東海道線との接続駅ですが、改札は別になっている模様。
これで東ルート(天竜二俣~掛川)を乗り通したわけですが、新所原寄りの西ルートが未乗のまま。あっちのハイライトを浜名湖とするならば、こっちは…ボーっと生きてても許されそうなのんびりした風景が魅力でしょうかね。
天浜線の再訪を想いつつ、次回に続きます。ありがとうございました。