あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

4/9 はじめての天竜浜名湖鉄道 Part1

こんばんは。

そろそろ衣替えしようにも半袖と長袖の狭間で迷っている今日この頃です。一番過ごしやすい時期なんですけど、その分服装に気を遣うような気がしますねえ… なるほど制服ってこうも便利だったんだな…

 

さて本題へ。東海放浪旅の3日目は舞台を静岡に移しまして、遠州鉄道に乗ったところでした。前回の模様は下のリンクからどうぞ。

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赤い三角屋根が特徴的な西鹿島駅は、遠州鉄道の終点だけでなく天竜浜名湖鉄道も乗り入れるターミナル駅。遠鉄は列車別改札を行い、天浜線は車内精算で対応する無人駅扱いなので、利用する鉄道によって改札を自由に通れるかが変わってきます。

ちなみに駅の南側には製鉄所のトロッコのものと思われる廃線跡が残っているらしく、今もそのレールが確認できるそうです。分岐器や転車台もあるので、宝探し気分で巡ってみると面白いかも…

 

TH2100形(2103) 〈117 普通 新所原

駅から10分ほど歩いて天竜川橋梁へ。3連のトラス桁と7連のガーター桁という何とも中途半端な造りですが、1940(昭和15)年に竣工されたれっきとした有形文化財でございます。ついでに線内では最長の403mとのこと。

そもそも天浜線自体が国鉄二俣線を引き継いだ三セク路線なので、あちこちに鉄道遺構が現存しているようで。国登録の有形文化財は36件にも及び、駅舎や転車台、扇形車庫などその種類も様々です。

あ、あと車両にも触れますと、2103号車は掛川市に本社を構えるトヨタ系の会社が運行しているラッピング列車「キャタライナー」号です。えらい爽やかな印象ですね。

 

TH2100形(2101) 〈322 普通 天竜二俣

数分待つと反対列車が通過。こちらはお茶の葉とみかんをイメージし、東海道線湘南色を思い起こさせる配色に仕上げた「Re+(リ・プラス)」編成です。二俣線時代は東海道線のバイパス的な扱いだったので、そこそこ繋がりはあったようです。

河原まで降りて撮った写真ですけど、長編成とか映えそうですよねこれ。過去には「そよかぜ」号と銘打ってトロッコ列車も走っていたようですが、やっぱり最長2両なのが残念… まあ単行気動車でも十分様になるからいっか。

 

西鹿島から掛川行きに乗り込み、2駅隣の天竜二俣へ。9分ほど停まるようなので途中下車してみました。土曜日のお昼時ということで、“バス”で来たツアー客やら“自家用車”で来た県外観光客やらでごった返していました。

個人的に気になったのは端っこに鎮座しているキハ20-443とナハネ20-347。前者は二俣線をひたすら往復し続けた気動車、後者は東京~博多を結んでいた寝台特急「あさかぜ」のB寝台車両とのこと。

何でこんなところに客車が転がっているのかはともかく、本社があったり車両基地があったり売店があったりで天浜線の主要駅といった感じです。

 

振り返るとえらい古そうなプラットホーム、御多分に漏れず有形文化財でございます。蒸気機関車の扇形車庫や転車台なんかも残っちゃったりして、それらを巡るツアーも行われています。

さらに、前回の遠鉄編でさらっとお話したように、この駅の配置が「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のモデルとなったことも記憶に新しいことでしょう。新旧のコラボがこんな形で実現するだなんて、誰が予想できたんだか…

 

ミニトロッコはペダルを漕ぐと動く

もう少し天竜二俣駅を見て回りたいところでしたが、列車の発車時刻が迫ってきたので車内に戻ります。どうせ鉄印集めのために再訪問するつもりですし、その時までお楽しみを取っておくことにしましょう。

次回に続きます。ありがとうございました。

 

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