こんばんは。
カメラのSDカードの容量がいっぱいになったとの表示が出たんですが、そんなに撮ったっけなと思ったら16GB用でした。データ整理でなんとかやりくりしたいんですけどね。いつまでもつやら。
さて本題へ。久々野市街から濃飛バスに乗り込んで、無数原(むすばら)付近でキハ85系を狙いました。
前回はこちらから。
ちなみに無数原バス停の外景はこんな感じ。シェルターというか、歩行者用の地下道へ通ずる階段から高山線を臨むことができます。雨風も凌げるあたり、なかなかの好ポイントな気がしますね。
バスの運転士さんや交通整備のおっちゃん(カラーコーンが置いてあるのは道路工事のため)に尋ねたところ、ここから飛騨小坂駅までは徒歩で20分くらいとのこと。その気になれば列車でのアクセスも可能です。
キハ85系 〈32D 特急ひだ12号 名古屋〉
キハ85系 〈29D 特急ひだ9号 高山〉
ということで国道42号を道なりに歩き、側道に入りつつ、小坂小学校を目印に次のポイントへ。通称「(飛騨)小坂俯瞰」と呼ばれる、その名の通り駅を眼下に収めることができる場所です。
高山線ではなんとなく珍しい島式ホームが特徴的ですが、立ち位置がよく分からず大木が堂々とフレームイン。まあ記念っちゃ記念です(?)。
12号は飛騨古川発、すなわち大阪ひだの25号にくっついていた5号の折り返し便です。高山での増結を行わないので4両が基本でしたが、ダイヤ改正後は少なくとも3両が増結されるようで、繁忙期には増結に増結を重ねた10両編成で名古屋に来る可能性もあるんだとか。
一気に坂を下り、飛騨小坂駅にやって来ました。旧小坂町の代表駅で、久々野と同じように一部の特急「ひだ」が停まります。小坂温泉郷や御嶽山の玄関口(ポスト横に石碑がありますね)ということで、観光客の利用もそこそこありそうです。
そして何より目を引くのが立派な木造駅舎。「木材の町」「御嶽登山口」であることをイメージした杉丸太造りやシラカバの使用によって、案の定「中部の駅百選」にも認定されています。
2011年4月からは無人駅となってしまいましたが、現在も手入れがされているようで駅舎内はとても綺麗でした。地元の写真や小学生の作品、駅ノートも設置されていたので待ち時間も楽しめます。
かつては国鉄高山線の終着駅として転車台があったり、駅員が18人も常駐していたりと、なかなかの賑わいぶりだったようで。扱い上は「みどりの窓口」未設置駅なのにも関わらずマルス端末が置かれていたとはそういう事情だからでしょうか。
先述したように1面2線の島式ホームですが、下りの2番線はホーム長が9両しかないため、10両編成が到着する際はドアカットが行われます。大阪「ひだ」こと5・25号も停車するので、繁盛期にその様子が観察できそうです。
ちなみに1962年までは小坂森林鉄道が接続していまして、小坂川沿いに路線を張り巡らせていました。1971年に全廃された後は、機関車が展示されていたり、廃線跡が道路に転用されたり、橋梁がそのまま残っていたりと、現在もその面影を残しています。
今度来るときは温泉(「ひめしゃがの湯」がおススメらしい)や滝(やっぱ巌立峡かな)に寄りたいと思いつつ、5時間ぶりの普通列車(1717C)で来た道を戻ります。
次回に続きます。ありがとうございました。