あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈2/21 高山遠征-3〉やっぱり圧巻、大阪ひだ

こんばんは。

ダイヤ改正前最後の土休日ダイヤということで、各地色々と盛り上がっているようで。ラッシュに対応した「平日限定」の列車はそこそこあるものの、逆に「土休日限定」というのは珍しい気がしますが、どうなんでしょうね?

 

さて本題へ。高山線キハ85系×雪を狙う旅、引き続き久々野~飛騨一ノ宮をうろちょろしております。

前回はこちらから。

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キハ85系 〈25D 特急ひだ5号 飛騨古川/25号 高山〉

来た道を引き返して、ちょっとした住宅街の合間から。「ひだ」を語る上で欠かせないのが、1日1往復だけ存在する大阪発着の25号と36号ですよね。岐阜~高山では名古屋発着の5号・16号と併結して運転され、最大で10両編成を組む有名列車です。

高山観光にはちょうどいい時間設定なようで概ね好評なようですが、ダイヤ改正の毎にその存続が危ぶまれている存在でもあります。

かつては「しなの」にも大阪発着があったものの、新幹線利用者が増えたことで廃止されたという経緯があります。新幹線が使いにくい岐阜を主要な目的地としている分「大阪ひだ」の価値は十分ありそうなんですけど、果たして行方は如何に。

 

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せっかくなのでこの日の5号・25号の組成を紐解くことにします。

←高山(キハ85-1103)(キハ84-10)(キロハ84-7)(キハ85-205)(キハ85-202)(キハ85-1119)(キハ84-14)(キハ85-7)岐阜→

「大阪ひだ」は通常3両ですが、どうやら1両増結されたようです。200番台は「南紀」用として製造されたものの、後に運用が共通化されたためにこんなところでも走るようになりました。

キロハ84はグリーン車と普通車の合造中間車でして、座席数確保を優先したためにキロ85と比べるとスペックがやや劣るというのが難点。というかこんだけ長いのにグリーン車が0.5両しかないんですね。

ちなみにですが、2022年3月のダイヤ改正で名古屋発着の全列車にキロハ84が組み込まれるため、今朝乗った1号のような全車モノクラスの列車は消滅することになります。

 

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さて面白いものの撮れたので次なるポイントへ。西洞公民館前バス停から濃飛バス「高山~下呂線」にお世話になります。

概ね国道沿いに走るこのバス路線、一部は線路により近い旧道を経由するので「バス停の目の前が撮影地」なんて場所もちょくちょくあります。なおかつ1~2時間に1本走っているので、本数が絶望的な高山線普通列車を補完する役目も担います。

ちなみに久々野からの次の列車は上下ともにおよそ3時間後。どこぞのローカル線よりかはマシとは言えるものの、本当に絶望的です。

 

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高山線はその駅間距離の長さから、車がないと沿線撮りが難しい路線でもあります。そういった意味では有難い存在ですし、なんなら「高山本線撮り鉄きっぷ」なる乗り放題きっぷも発売しているくらいなので、ぜひぜひ有効活用させて頂きます。

車窓には飛騨川が広がりまして、その対岸を高山線が走っています。よくもまあこんな場所に線路やら道路やら通したなあと感心してしまうばかりですが、やはり昔も今も苦難は多いようです。

 

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キハ85系 〈30D 特急ひだ10号 名古屋〉

無数原バス停で下車し、目の前のシェルターから。撮影ポイントまで徒歩10秒というとんでもないアクセスの良さよ…

久々野で見送った3号は、高山で岐阜寄り4両を切り離し、折り返し10号となって名古屋に戻ります。富山発着や臨時列車が絡むと高山での増解結が発生するので、その制約の中上手いことやりくりしているんですね。てかよく見ると話題のモノクラスですやん。

 

次回に続きます。ありがとうございました。

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