あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

10/2 おはよう霞ヶ浦

こんばんは。

この1か月で様々なところへ行く用事ができてしまいました。名古屋やら京都やら…はたまた。用途も試験やら遊びやら旅行やら…となると心配なのが懐事情。いや、あえて見なかったことにしておきましょう。

 

さて本題へ。この日は駅まで家族の送迎を頼まれたんですが、なんと5時台の始発列車でした。送り届けたはいいものの、せっかくこんなクソ早い時間に家を出た…

 

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1010系(T15) 〈3620 準急 名古屋〉

ということで、朝時間帯だからこそ期待できるカットを求めて近鉄名古屋線霞ヶ浦~富田の霞ヶ浦第3踏切へ。結論から言えば、影が抜けきっていないものの朝日に照らされたT組準急を撮ることができました。

一応過去には920系として京都線系統で走っていた車両ですからね。今では何も珍しいわけではない裾絞り編成として一目置かれていたのかもしれません。というか1010系自体が色々とあったのにこうして走っていることが奇跡なのかも…

あと準急ってのもポイントが高いです。四日市以南民からすりゃ準急も走ってなければ普通も減便されたので、ますます格差が広がってくんじゃないでしょうか。いっそのこと四日市~中川を「近鉄中勢線」にしちゃえば解決するかもしれません。

 

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2430系(G34)+9000系(FW06) 〈3622 準急 名古屋〉

先程のはさすがに「半分」冗談だとして、鮮やかな緑幕の準急が撮れるというのは魅力的です。加えて他に南大阪線系統でしか見られない、(2+3=)5両編成の列車もやってきますから、まあ楽しいのなんの。

名古屋線の準急は、2・3両なら普通電車、6両なら急行への送り込み運用も兼ねることが多いものの、5両という何とも中途半端な両数は専ら朝ラッシュ対応に徹しているようです。富吉~名古屋の区間列車も含めても、朝に上下2~3本という少なさなんですよね。

昔は夕方にも5両の下り準急とか運転されてたんですけどね。運用効率しかり、朝よりも分散するが故の乗客率しかり、地味に消え去りつつある両数です。

 

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22000系(AL11)+22600系(AT60) 〈612 特急 名古屋〉

時刻は7時を回り、ようやく影が低くなってきました。最初の3両準急と比べて大分マシになりました。まあ切り位置がシビアなので終始ヒヤヒヤしてましたが…

あれ早朝の名伊は伊勢志摩ライナーだったような…と思ったら、それは始発の松阪発の便で、これはその40分後の便だったようです。間には名張発のアーバンライナーも来たので、6時台から20分ヘッドで特急が走っていることになります。末恐ろしい。

 

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9000系(FW08)+1240系(VC40) 〈3720 準急 名古屋〉

(2+2=)4両編成も。後ろ寄り2両は一点モノの1240系…と言いたいところですが、本質は1233系をワンマン改造したというだけなので何か差異があるわけではありません。いやこれで単独で中川以南に就けるかどうかが決まるので重要っちゃ重要か…

ちなみにこの場所、以前にも同じような時間帯に来ています。名古屋線準急に関してより詳しく書いた記事もあるので、興味のある方はぜひどうぞ。ただ2021年7月のダイヤ変更以前のものなので、変更後の動向もどこかでお話したいところですな。

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今回は軽く来ただけなのでこんなもんで切り上げました。はよ富吉以北に行きたいものの、愛知県内の撮影ポイントをよく知らないので調べた上でぼちぼち訪れたいと思います。

以上、名古屋線での朝練レポでした。ありがとうございました。

 

【おまけ】

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1010系(T16) 〈3938 急行 名古屋〉

2021/7/1撮影

同じ場所ですが、今は無き「3両の名四急行」も撮っていました。これまた急行についてだらだら喋った記事があるのですが、その中の「朝の上り3938列車」とはこのことです。

回送電車に丸被りされ渋々後追いで撮ったんですが、車両が因縁のT16編成だったのでまあいいでしょう。

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9/25 夕刻の豊橋を駆け抜ける市電

こんばんは。

10/14の鉄道の日を目前にして、「近鉄全線3日間フリーきっぷ」「JR西日本どこでもきっぷ」「みんなの九州きっぷ」と、各社からわけの分からない(誉め言葉)きっぷが各社から発売されるようです。使ってみたいと思う反面、やはり期間限定というのが地味にネックかなと…来年まで有効ならば嬉しいんですけどね…

 

さて本題へ。前回(下のリンクからどうぞ)は豊橋鉄道を撮りながら伊良湖岬を目指したわけですが、今回はその帰り道のお話です。

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モ780形(784) 〈普通 駅前〉

豊橋には東海地方で唯一となる路面電車豊橋鉄道市内線(正式には東田本線)」が走っています。駅前停留所から赤岩口停留所まで、途中で分岐して運動公園前停留所までを結ぶ2路線が交互に走っているといった感じですね。

開業は1925(大正14)年で、延伸やら移設やら廃止やらを経て現在の路線網が形成されました。日本の大動脈である国道1号を、しかもクルマ社会を具現化したようなこの場所でコトコトと走る姿は、個人的には何とも言えない面白さを感じます。

 

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モ780形(784) 〈普通 駅前〉

モ780形(787) 〈普通 赤岩口〉

前回の渥美線の記事で、豊橋鉄道名鉄の子会社みたいな話をしました。この市内線もその影響を受けていまして、車両はかつての名鉄岐阜市内線などで使われていたものがほとんどです。他には都電荒川線福井鉄道からの車両、そして新造車がちょこっと混ざってるくらいなのかな?

最大勢力がこのモ780形。昔も今もこの形式名だそうですが、既に名鉄よりも豊鉄にいる機関のほうが長いという現象に陥っているとのこと。全編成にラッピングが施されているというのも、路面電車らしい特徴です。

 

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モ780形(786) 〈普通 運動公園前〉

ちなみに撮影ポイントは前畑~東八町の跨線橋です。この辺りは自動車が走るアスファルトとは違い、石畳に敷かれた線路を走るという少し珍しい光景が拝めます。しかも起伏に富んだ地形でして、前畑の隣の停留所は「東田坂上(坂の上の東田地区、という意味らしい)」となっているほどです。

しかしこんな時間に来てしまったので、石畳なんてまあさっぱり分かりません。辛うじて1枚目の写真から色が違うことは窺えますか、ここは昼間に来る方が良さそうですね。

とは言え夕方の帰宅時間帯なので交通量は十二分に多く、ヘッドライト&テールライトが良い感じに映ってくれている…ような気がします。

 

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モ780形(781) 〈普通 駅前〉

そういや路面電車って全国どこにでもあるようでないもんですからね。自分は大津(京阪京津線)、松山(伊予鉄道)、広島(広島電鉄)、京都(京福電鉄)、そして今回の豊橋路面電車に乗ったことがあることに…あれ結構乗ってるほうじゃね?

バス以上普通鉄道(適切な表現が分からない…)未満とも言えるこの乗り物、地元の方々の重要な足になっているだけでなく、我々みたいな旅行客にも重宝されている気がします。ぜひともこれからも撮影ないし活用していきたいところです。

 

こんな感じで切り上げ、帰りは蒲郡バイパスの大渋滞に巻き込まれながら帰宅したのでした。豊橋鉄道渥美線も市内線もまた訪れたい路線ですな。

以上です。ありがとうございました。

9/25 豊橋鉄道とともに伊良湖へ

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こんばんは。

今日から10月に突入したと同時に、2021年も残すところ3ヶ月となりました。いやさすがに焦るには早すぎますが、何というか、今年もなんもできんかったなあ、という悔いが薄っすらと漂ってます。難しい話ですねえ…

 

さて本題へ。先日、ドライブがてら渥美半島伊良湖岬まで行ってきました。その道中に色々と寄り道したので、今回はそのらへんの様子をお届けしようかと思います。

 

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3300系(3302F)+3100系(3102F) 〈1012 急行 豊橋〉@藤川~名電山中

基本的には国道23号をひたすら東進するだけですが、途中でカーナビがバグったのか旧東海道に迷い込んでしまいました。しかしそのおかげで名鉄名古屋本線の線路沿いに出てこれたので、数枚だけ撮ることに。

相変わらず見にくいオーロラビジョンを備えている3300系初期車。採用例が名鉄くらいなのでそれほど不人気かと思いきや、その亜種とも言えるシリーズは国内の競技場や競馬・競輪・競艇場の大型スクリーンとして幅広く使われているそうです。

 

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1800系(1802F) 〈68 普通 新豊橋〉@杉山~老津

豊橋駅を越えて、ついに渥美半島に突入しました。ここら辺を走る鉄道と言えば、豊橋鉄道渥美線になるわけですね。

三河の主要都市・豊橋(新豊橋駅)から、国道259号(田原街道)に沿う形で城下町・田原(三河田原駅)へと至る、全16駅で構成された18.0kmの路線です。伊良湖岬への観光と豊橋圏への通勤通学、双方のアクセスを担う重要な鉄道となっています。

車両は1800系の1種類のみ。加減速性能の向上と所要時間短縮のために、元東急7200系を譲り受ける形で2000年に登場しました。ちなみにお仲間は大井川鐵道にも存在し、過去には上田電鉄(長野)や十和田観光電鉄(青森)でも走っていたそうな。

 

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1800系(1807F) 〈70 普通 新豊橋〉@杉山

1800系(1804F) 〈61 普通 三河田原〉@同上

運行形態としては全線を通じて15分間隔、しかも車掌乗務のツーマン運転です。地方私鉄とは思えない高頻度運転…というか確か伊予鉄道もそんなもんでしたね。過去には12分間隔を目指したこともあったそうですが、単線区間がネックで実現しませんでした。

2013年1月から、全10編成の車両に対してそれぞれ異なる花のラッピングを施した「渥美線カラフルトレイン」の運行を開始しました。黄は菜の花、青はヒマワリ(→夏→海…らしい)、先程の茶はハマボウと、見ていて楽しいバリエーションとなっています。

 

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1800系(1801F) 〈63 普通 三河田原〉@杉山~やぐま台

団地内をうろちょろしていたら線路沿いに出てこれたので1枚。こちらは赤、バラをイメージしているようですね。

田原市を含む渥美半島は、沖合を流れる暖流・黒潮のおかげで1年を通して温暖な気候となっています。平均気温、日照時間、快晴日数…どれも全国トップクラスで、日本有数の花と野菜の産地として有名なんだとか。

確か小学生のとき、社会の教科書で「電商菊」の話が出てきたような気がします。開花時期を遅らせることで全国からの需要を満たしている…みたいな記述問題を腐るほど見た覚えがあります。

 

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1800系(1801F) 〈76 普通 新豊橋〉@三河田原

ついでなので、中部地方最南端の駅ともされる三河田原駅に寄っときました。2013年10月に完成した現在の駅舎は4代目で、建築家・安藤忠雄氏によって手掛けられました。「Start Station(はじまりの駅)」というコンセプトのもと、「ふくらみと広がり」を持たせたんだとか。確かに2階建てなようですねえ。

今更ですが豊橋鉄道名鉄の子会社なので、交通系ICカードが使えたり発車標や接近放送がどう考えても名鉄だったりと、その影響がちょくちょく表れています。冒頭の名鉄電車はそんな伏線だった…というクソみたいな回収をここで済ませておきましょう。

 

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後は本来の目的地である伊良湖岬に向かうだけ。この灯台、計画では背後の小高い山の上に建設するつもりだったものの、近くの陸軍試射場からの弾丸を避けるために波打ち際に変更されたんだとか。へえ珍しい。

あと、ここから伊勢湾フェリーで鳥羽方面へ抜けることも可能ですね。伊勢湾岸をぐるっと1周するよりもはるかに速く、先述の国道259号や国道42号としても指定されている、いわゆる「海上国道」を堪能することができます。

 

恋路ヶ浜や道の駅 伊良湖クリスタルポルトをぶらぶらしつつ、豊橋へと折り返します。

次回に続きます。ありがとうございました。

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