あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

【過去録】20/12/26 タヌキだけじゃない?信楽高原鐵道

こんばんは。

気づけば何度目かの緊急事態宣言、結構メンタルに来るものがありますね。オリンピック・パラリンピックが話題になってますけど、ここ三重県も今年は国体が開催されるので、その辺りがどうなるかという感じでしょうか。

 

さて本題へ。未だ続く【過去録】シリーズ、年の瀬近づくこの日は鉄印を求めて信楽高原鐵道にお邪魔したようです。

 

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800系(811F) 〈90 普通 米原

新名神を使って鈴鹿山脈をぶち抜きつつ、JR草津線近江鉄道信楽高原鐵道の3社が集う貴生川駅にやって来ました。ちょうど米原へ向かう元西武401系の800系が停車中でした。このラッピングって奥も「お~いお茶」シリーズなんですよね、すごい…

まあ「近鉄」と呼んでも間違ってはいないのですが、どう転んでもあの大手私鉄と勘違いされるので超少数派とのこと。一方で走行音から名付けられた愛称である「ガチャコン電車」のほうが定着しているようで、ぜひともその走りっぷりを堪能してみたいものです。

 

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SKE500形(501) 〈534D 普通 貴生川〉

近江鉄道は改札が分かれていますが、JRと信楽高原鐵道はかつて直通運転を行っていた名残なのか共同改札となっています。「信楽線」番線という何だか不思議なホームに滑り込んできたSKE500形気動車は、2017年に製造された社内で最も新しい車両です。

信楽線は貴生川を起点として日本六古窯のひとつ「信楽焼」の産地である信楽を終点とする、全6駅で14.7kmの路線です。といっても貴生川~紫香楽宮跡は勾配区間なので、この1区間だけで全長の約半分を占めています。

 

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一気にすっ飛んで終点の信楽。多種多様なタヌキ(の置物)がお出迎えしてくれまして、駅前にはマスク姿の巨大タヌキ像も設置されています。身長は5.3mとのことですが、イメージが湧かない方のために「ナナちゃん人形の身長は6.1m」だということをお伝えしておきます。

そもそも信楽地区は畿内と東海の交差路であること、茶湯の本場である京都・奈良に近いこと、焼き物に良好な陶土が取れることから、早い段階から陶器の生産が盛んでした。その後「タヌキ」と「他を抜く」の語呂が似ていることから、商売繁盛の縁起物として「タヌキの信楽焼」が有名になったそうです。

 

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少々ひと悶着がありながらも鉄印を手に入れ、折り返しの貴生川行きに乗車。途中、奈良時代聖武天皇が営んだとされる紫香楽宮跡(しがらきのみやあと)があるそうですが、どうやら反対側に座ってしまったようです。

過去に悲惨な列車衝突事故を起こしてしまったものの、それを教訓に安全対策(車両の新造など)を強化して今に至ります。信楽から宇治田原を経て京田辺に至る「びわこ京阪奈線」という夢みたいな夢の構想があるようで(未だ滋賀県HPに記載されているのだからびっくり)、ある意味伸びしろがありそうな路線でございます。

 

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SKE500形(501) 〈535D 普通 信楽

貴生川に戻ってきた後は、せっかくなので沿線で1枚狙うことにしました。雲井~勅旨の日雲神社へ向かう参道にて、第4種踏切を過ぎる列車を…とは言っても折り返しの折り返しなので車両はまたこいつですけど。

登録有形文化財になっている第一大戸川橋梁も有名らしいので、他のラッピング車両を狙うのと合わせて再履修が必要なように思いました。ぶっちゃけ鈴鹿からだと名古屋へ行くのと所要時間は変わらないので、気が向けば、ですかねえ。

 

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開業当時(1933年)の駅舎が残る雲井駅

ところで鉄印帳のお話ですが、収集状況はといいますと樽見鉄道愛知環状鉄道信楽高原鐵道北条鉄道の4社のみ。遠い&時間がかかるので全然進んでいないのが実情です。せめて東海地方の三セクくらいははよコンプしたいところなんですけどね。

ということで信楽高原鐵道訪問記でした。ありがとうございました。

5周年を超えてゆけ

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過去帳入りした鉄道車両(列車)、ある意味「マイ図鑑」

こんばんは。今回はいつもの撮影レポではなく、個人的におめでたい記事となっております。いやまあ誰得だよって話ですがそこは気にしないしないで。

単刀直入に言いますと、私「なろたろ」は2021年5月22日をもってブログ開始5周年を迎えることができました。そのことについてだらだらと喋ろうかと思います。

 

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データに残っていた数少ない「Yahoo!ブログ」の痕跡(管理者画面)

ace22600.hatenablog.com


元々はここ「はてなブログ」ではなく、Yahoo!JAPANが提供していた「Yahoo!ブログ」にてブログ名「とある学生の近鉄鉄道旅」、ハンドルネーム「Ace22600」として気ままに投稿していました。先ほど「ブログ開設」ではなく「ブログ開始」と書いたのはそういう事情があったからです。

ちょうど5年前、当時は中学3年生だったわけですが「とある人のブログの影響」と「近鉄の面白さ」によって高校受験前に立ち上げたという経歴があります。大学生になった現在からすればまあひどい文章なこったと恥ずかしくなってきますが、自らの趣味を多数と共有できるというのは非常に画期的なように思えました。

ちなみに2016年は伊勢志摩サミット開催による鵜方止め列車が誕生した年でもあります。自己紹介やテスト投稿を除けばこれが初めての記事で、今でも記憶に残っております。

 

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懐かしい近鉄特急旧塗装、スナックカーも消えてしまい…

ace22600.hatenablog.com

大きな転換期を迎えたのは2019年2月、年内でYahoo!ブログを終了するとの一報が入った時です。この時は高校3年生、今度は大学受験が迫っていたというこれまたドンピシャなタイミングでもありました。

Yahoo!ブログを覗いたことがある方はご存じかもしれませんが、一時期「β版」なるリニューアルブログのテストも行われていました。テスト参加は抽選制だったような記憶がありますが、そこまでしていたのに突然の終了宣言、いやあ驚きました。

世間は平成から令和へ、鉄道ニュースで言えばおおさか東線の開業…その辺りですかね。遠征は2019年3月の北海道旅を最後に(実際はそうでもなかったり?)、後は受験勉強の間にちょくちょく撮ってたくらいで受験に染まってきた感じはありました。

 

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今は無き夕張支線(JR北海道) こちらも転換期だった

ace22600.hatenablog.com

そして8月で記事の投稿・編集サービスは終了し、12月の完全消滅まで単なるサイトだけが残る状態に。この期間にYahoo!ブロガーに残された道は「他のブログに引っ越す」のか「そのままYahoo!ブログと運命を共にする」のかの2択。

せっかく積み上げてきた軌跡を捨てるのも嫌ですし、かといって中学・高校とは一味違う新天地に向かうのだから区切りをつけるのには絶好のタイミング…考えた結果「データ自体は残すけどブログは新しく作り直す」という結論に至りました。

当時頂いたコメントや「いいね」、トラックバック(懐かしい言葉ですねえ)や「友だち」は全て消え、残るのは記事本文のみになってしまいましたが、やはりひとつひとつに熱意がこもっている以上、そう易々と手放すわけにはいきませんでした。

 

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この時期の東海地区の話題と言えば、これとひのとりとエヴァμかな?

naroaru.hateblo.jp

ということで晴れて大学受験を突破し、ひと段落したところで新たなブログ「あすなろ撮影記(当初はあすなろう撮影記)」にて、ハンドルネームも「なろたろ(当初はなろう)」として再出発したわけです。開設日が2020年2月26日なので、はてなブログから数えれば今年で1周年ということになりますね。

ご時世的にはもう何と言っても新型コロナウイルスが暴れ始めた時期、何もかもがめちゃくちゃにされましたね。まさか1年後の今も続いているとは、このとき誰が想像したことなんだか…

 

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5/22の20時現在のアクセス解析 2か月ぶりに更新した4/22が目立つ

さて、順番が前後しちゃってますが、常日頃から当ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。いくら「このブログは独り言を起こしただけだ」だの「ただの備忘録だ」だのぼやいても、やはり多くの方と話題を共有することに価値を感じているのは事実です。

はてなブログから新しくご覧頂いている方、Yahoo!ブログから引き続きご覧頂いている方…というか「読者」の中にもYahoo!時代からお付き合いさせて頂いている方がちらほらいらっしゃるのが嬉しいところ、そしてはてな以外のブログでご活躍されている方々も含め、全ての方に感謝申し上げます。

  

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地元の三重交通バスを追っかける日々です 詳しくはTwitter

私生活では大学2回生になりまして専門科目が猛威を振るっているところ、趣味もご覧の通り「バス」というものが増え、最近は撮り鉄なんぞ皆無に等しいんですが、「鉄道」への熱意が消え失せたわけではありません。

思いついたら書き綴るスタイルでちまちまとやってきましたので、ふと気づいたときに見てやって頂ければ幸いです。当分は【過去録】シリーズが続きます…

 

ということで開始5周年について喋る記事でした。ありがとうございました。

【過去録】20/12/22 はじめての甲種輸送・小田急編

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こんばんは。

近鉄が7月にダイヤ変更を行うと発表しました。まあ悲しい内容と言いますか、運転本数・区間の見直しがメインなようで、日中の名古屋線普通列車が塩浜~津新町で毎時2本、賢島・東青山ローカルはついに毎時1本になってしまうようです。仕方ないっちゃ仕方ないですかね…

 

さてさて本題。211系試運転を追っかけるべく名古屋から新幹線で豊橋へ。そこから1駅隣、ギリ適用区間内かつ愛知県内の二川までやって来ました。同業者が数名いらっしゃったので期待が確信に変わりましたが…

一応前回からの続きなのでリンクを貼っておきます。

naroaru.hateblo.jp

 

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EF65形(2070号機) 〈9888 単機回送 西浜松〉

到着早々、EF65形の単機が中線に停車しました。後続の普通列車を退避するためということは容易に想像できましたが、これまた何で来た…と不思議がっていました。まあこれ実は伏線だったんですけどね。

川崎は新鶴見の所属とのこと、塗装は国鉄特急時代のものを再採用したんだとか。なんでも更新色は配色が多く複雑なため、それらのコスト削減のために復活させたそうです。理由がなんとも言えない感じですが、今後も全般検査のタイミングで塗り直すとのことです。

 

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EF210形(9号機) 〈2052 名古屋南貨物→盛岡貨物ターミナル〉

続いて同じようなコンテナ…もといコキ100系が並んだ貨物が通過していきました。愛知から岩手までトヨタ自動車の部品を運ぶ「TOYOTA LONGPASS EXPRESS(トヨタ・ロングパス・エクスプレス)」、通称「ロンパス」ですね。

武蔵野線を通らない便があったり、時代の変化に合わせて1日1往復になったり2往復になったり、単体だったり混載だったりと柔軟な対応をこなしつつ現在に至ります。海運だけだと飽和状態になりかけたから分散する意味合いで貨物へ、というちょっと変わったモーダルシフトの一例でもあります。

 

さて、この日は夕方からバイトが入っていたので次の豊橋行きが帰宅列車となりました。あの確信は何だったんだと半ば諦めかけていたところ、遠くになぜか黒い煙が…

 

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DE10形(1557号機)+小田急30000形(30053F) 〈9774 日車→西浜松〉

突如として現れたのは、まさかの「日車出場」こと日本車輌豊川製作所からの甲種輸送でした。同業者の方々はそれ狙いだったようですが、自分はこの存在を全く知らなかっただけに動揺してしまいました。

これまでのロマンスカーとは趣旨を変え、汎用性を持たせることを重きに置いた「EXE(エクセ)」こと小田急30000形。そのリニューアル工事のために遥々豊川までやって来たわけですね。進化した「EXEα(エクセアルファ)」は時代に順応するかのようにフレッシュな仕上がりで、展望席が存在しない欠点を払拭するかのようなサービスを提供しているそうです。

 

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せっかくなので後尾も撮影。この後西浜松でDE10からEF65に付け替えられたそうで、ここで先程の単機回送の伏線が回収されました。真の目的だった211系試運転は二川到着時点で浜松を通過しており、「ひかり」利用でも追いつくのは難しかったようです。

災い転じて福となす…いやまあ災いは起きてませんけど(強いて言うなら呑気にきしめん食べてたこと?)、偶然にも別の甲種輸送を撮ることができたので大満足でした。次撮る機会に恵まれるのはいつになるでしょうね。

 

以上、はじめての甲種輸送2連発でした。ありがとうございました。