あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

6/18 上本町バルブ(+6/19のおまけ付き)

こんばんは。

紀伊半島にでも行こうとしたら、どうやら台風8号が近づいているようで。これじゃあ自ら突っ込んでいくようなもんなので、行けたもんじゃありません。とか言い続けると予定が厳しくなるんですよね。これがいつものオチです。

 

さて本題へ。「青の交響曲」で吉野から大阪阿部野橋まで乗り通したところでした。

naroaru.hateblo.jp

ここから帰路に着くために一旦難波まで出たいところですが…

 

ここからは近鉄バスの「あべの・上本町シャトルバス」で上本町に向かいます。近鉄奈良線大阪線沿線からの利便性向上を目的として、あべのハルカスの開業に合わせて運行を開始しました。

地下鉄(天王寺谷町九丁目)のほうが本数や所要時間が有利なのは確かですが、こちらの強みは全区間均一の100円という安さにあります。ご覧の通り行列ができていることからも、そこそこ利用されているということがよく分かりますね。

…まあでも夕方ラッシュと重なったせいか地下鉄の倍くらいの時間は掛かった感じですね。こればかりはバスなので仕方ない。

 

3200系(KL07) 〈4871 普通 近鉄奈良

ちょっと時間があったので、上本町の地下ホームにやって来ましてしばし撮影タイム。若干カーブがかっているというのがミソですかね、たまにTwitterで見る構図です。

京都線から直通する橿原線ならまだしも、難波線ないし奈良線ですらも見かけてしまうようになったというのが良いことなのか悪いことなのか… 6両固定編成ということで増結もできず、自然と下位種別でちょこまかと走る姿はある意味見ものです。

よくよく考えてみれば、折り返しの都合で阪神なんば線の桜川までは実質乗り入れることができるので、実はすごい奴なのかもしれません。

 

8600系(X59)+8600系(X57) 〈1831 急行  近鉄奈良

奇しくも8600系重連。まあ古い車両であることには変わりないのですが、ほとんどの車両が黒基調の車内更新を受けているので、当分は使い倒すつもりでしょう。もっと古い車両はごろごろいる…という話も何回目になるんだか。

記憶にある限りでは奈良線での沿線撮りはたった1回しかしたことがなく、ほとんどが駅でパパっと済ませているような気がします。阪神車も乗り入れるバラエティ豊かな路線なので、また下調べの後に訪れたいところです。

 

さて白子まで、ひのとり(津で名伊乙特急に乗り換え)かアーバンライナー(乗り換え無し)かで迷いましたが、やっぱり面倒さを考えると後者を選択してしまいました。別にULのゆりかごシートでも十分満足ですし、寝てしまったら一緒なんでね。

ちなみにここ最近でコンセントとフリーWi-Fiが設置されたようで、やっとこさビジネス特急にふさわしい設備を有する車両となりました。近鉄アプリで有無が確認できるので、気になる方はぜひご確認を。

 

6/18分はここまでですが、枚数が少ないので翌日の6/19も以下に載せておきます。

 

15400系(PN52)+15200系(PN10) 〈0760 貸切〉

12200系の流れを受け継ぐ…と銘打って、団体貸切列車である「かぎろひ」と「あおぞらⅡ」が連結して名阪を1往復するツアーが開催されました。連結していることが分かるようにサイドから、ついでに緑田と青空も入れておきました。

外見は変わっても、足回りは確かに12200系そのものなので、確かにスナックカーのDNAが入り混じっているのかもしれません。まあどこぞの観光特急まで改造してしまうと何とも言えないですけど、こちらは乗ってもそのままの雰囲気な気がします。

 

15200系(PN10)+15400系(PN52) 〈0816 貸切〉

復路は編成撮りをと思い榊原温泉口まで来ましたが、結果はご覧の通り。ま、まあいいんですよ、モロ被りは回避できましたし、よく見たらパタパタと一緒に撮れましたし、結果オーライなんですよこれはこれで。

 

ということで、弾丸京都旅みたいな何かをお届けしました。ぎっちぎちにスケジュールを固めるのも、全くのノープランで放浪するのも、どっちのスタイルも一長一短ですね。皆さんはどちらが好みでしょうか?

以上です、ありがとうございました。

6/18 First ride of Blue Symphony

こんばんは。

夏休みに入ったのはいいものの、集中講義まみれでそれどころではないというのが本音です。今までのシワ寄せがどっと来た感じですけど、そりゃ必修優先なので仕方ないですやん。もっとどうにかならんのか…

 

さて本題へ。京都てっぱくに初訪問したところでした。

naroaru.hateblo.jp

JR嵯峨野線で京都まで戻ってきて、近鉄京都線橿原線を一気に南下しました。言い忘れていたかもしれませんが、昨日(6/17)から「近鉄週末フリーパス」を使っているので他路線なんかに浮気している場合じゃないんですよね…

 

やって来たのは吉野線大和上市駅です。ログハウス調の駅舎が良い味を出している通り、ここら辺一帯の観光拠点として位置付けられているようで、特急運転開始当時からの特急停車駅だったりします。

では何の観光拠点かと言いますと、吉野熊野国立公園の一角を担う大台ヶ原でございます。登山なりトレッキングなり自然体験なり、程度に応じた山遊びができるそうです。

…とここまで書いておきながら、大和上市駅から大台ヶ原へ向かう奈良交通バスの乗り入れは廃止されたそうで。大和八木駅橿原神宮前駅から直通バスで向かうことになるようです。

 

16200系(SY01) 〈9409K 特急 青の交響曲 吉野〉

目の前の坂道を下るとすぐに吉野川に突き当たります。隣の吉野神宮駅とはたった0.8㎞しか離れていませんが、道中には吉野川橋梁が待ち構えています。それこそがここまで来たお目当てで、ゆっくりと吉野川を渡る「青の交響曲」を狙うためでした。

「上質な大人旅」をコンセプトに、一般車両だった6200系を大幅に改造した上で2016年9月にデビューした観光特急です。重厚感ある紺色の外装と、落ち着いた雰囲気の内装が、歴史価値の高い飛鳥・吉野エリアとよくマッチしている気がしますね。

毎週水曜日以外に2往復運転されるので、同じ豪華観光特急「しまかぜ」の1往復よりかはかなりハードルが低め。しかもお値段も停車駅数も所要時間も諸々お手頃なのが地味に有難いです。

 

16600系(YT01) 〈4508 特急 大阪阿部野橋

駅に戻ってきまして、大都会の大阪阿部野橋に向かう特急をお見送り。1面1線の棒線駅なのに特急が停まるというのがまた面白いところですし、一方は川、そしてもう一方は山へ突っ込むためのトンネルに阻まれているのだからなかなかの山岳路線です。

22600系狭軌版という認識で間違いない16600系ですが、実はバリアフリー設備設置の関係で扉と窓の配置が若干異なるようです。まあほぼ一緒のようなもんですけど。

 

吉野線の終点・吉野駅に到着しました。過去に一度来たような覚えがありますが、時間帯も相まってやっぱり静かですね。桜の名所で名高い吉野山の玄関口で、ここからさらに吉野ロープウェイへ乗り継ぐこともできます。

紀伊山地の霊場と参詣道」の一角として世界文化遺産に指定されているわけですが、日本最大だったり日本初の「道」登録だったりと結構凄い地域なようで。まあ和歌山・奈良・三重の3県に跨ってますからね。

 

シーズンを見越して3面4線という広々した構内ですが、やっぱり静かです。桜の時期になると一体どんだけ混むんでしょうね。そしてパタパタもご健在なようで、同じ頭端式の賢島駅を思い起こさせる雰囲気でした(あっちのパタパタは今はありませんが)。

さてここから大阪阿部野橋に向かうわけですが、乗るのは3番線の急行…ではなく2番線の特急「青の交響曲」です。梅小路京都西駅で電車待ち中にひょっこり1人席が空いていたのを確認したので、急いでやって来たわけです。

 

世の中は「あをによし」で沸いているというのに、今更ながら初乗車なわけですが、今回空席があったのも偶然でしょう。「しまかぜ」もそうですが、今もなお満席続きだというのだから近鉄観光特急の威力は凄まじいものです。

さて車内は2+1列の幅広デラックスシートで、一部は向かい合わせのサロン席になっています。3両編成のうち2号車は自由席のラウンジスペースになっているので、着席人数としては結構少ない部類になるんですね。

 

こういう類の列車と言えばやっぱり車内販売。バーカウンターで仕入れてきたのは大和醸造クラフトビールと大和肉鶏燻製です。呑み鉄ってやつですかね、いやあ至福の一時でした。この後に林とうふ店のごま豆腐も買っちゃってます。

乗車時間は通しで乗っても1時間ちょいという短さでちょっと忙しない気がしますが、逆に観光列車を楽しむには程よい時間とも言えるので、ぜひとも「心に響く旋律」のような「上質な大人旅」とやらを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

ツアー客と一緒に大阪阿部野橋に降り立ち、ちょっと早いですが帰路に着くことにします。相変わらずの素面ですけど酒が入った以上やれることに制限がかかりますからね。

 

次回(最終回)に続きます。ありがとうございました。

naroaru.hateblo.jp

6/18 京都鉄道博物館へ初訪問

こんばんは。

期末試験が差し迫っていましたので、ブログをほったらかしにしてしまいました。やっとこさ夏休みといったとことですが、今年はまあやることが多すぎて忙しいので、あまり嬉しく感じないというのが本音です。これが宿命か…

 

さて本題へ。うろ覚えながら、市バスで七条大宮まで来たんでしたっけ。目の前にはペンギン水層が見どころな京都水族館がありますが…

 

naroaru.hateblo.jp

 

ということでやって来ました「てっぱく」こと京都鉄道博物館でございます。2016年4月に開業し、その3年後に最寄の梅小路京都西駅が開業し、早いことに6年が立とうとしています。そして何を隠そうこの時が初訪問でした。今更なんだよなあ…

しかし先代の梅小路蒸気機関車館なら行ったことがあります。扱い上は拡張リニューアルとのことですが、当時の面影はどこにあるのか、そして何が追加されたのか、そのあたりを中心に楽しむこととしました。

 

展示車両や展示物は先人らが数多くの記事を投稿していますし、そもそも既に来館済みの方がほとんどでしょうし、なんなら行った方が絶対いいのでここでは個人的に気になったものだけ紹介していきます。

オレンジ色の103系を横目に鎮座していたのは、かつて寝台特急に就いた2つの電気機関車です。EF58形もEF81形も、客車を引っ張るための各種改良を施されながら日本列島を駆け巡った、まさに名車中の名車といったところでしょうか。

とくに「トワイライトエクスプレス」は、列車を単なる移動手段ではなく乗車時間を楽しむものとして認識された側面を持つことから、現代の「観光列車」の祖先といっても過言ではありません。

 

プロムナードから本館1階に入るとお出迎えしてくれるのがこの3両。もうこの構図も腐るほどご覧になっているでしょうけど、実際見てみるとその迫力は桁違いでした。当然っちゃ当然ですが、電車ってデカいんですねえ…

世界初の交直流特急、国鉄らしさ全開のボンネット特急はともかく、カワセミ新幹線こと500系ですらも展示されてしまう世界線だとは。一応現役なんですけど、確かに年々活動範囲が狭まっている気がしますね。

JR西日本山陽新幹線のために、そして対航空機用として開発した500系は、最高時速300km/hと登場当時では世界最速でした。後にその構造や運用が仇になってくるわけですが、博多と東京をぐんと近づけたというのは言うまでもありません。

 

展示車両というわけではありませんが、こちらは103系…ではなく101系のモックアップです。国鉄初の新性能電車として、後のJR東日本・西日本区間で多く見られました。こちらのクモハ100型はかつて弁天町にあった交通科学博物館から移設されてきたものだそうです。

にしてもパンタグラフの昇降やドアの開閉体験ができるのはいいんですけど、立て続けにちびっ子たちがボタンを超連打していくので、ガシャコンガシャコンと今にも壊れそうな音を立てていたのがちょっと虚しいというか… 骨董品は大切に扱いましょう。

 

本館をぐるっと回って、2階から外に出ると眼下に広がるのは扇形車庫。これこそがかつて目を輝かせて見ていた光景ですね。さすが国指定の重要文化財なだけあります。

明治から昭和にかけて活躍した蒸気機関車が展示されており、中央の転車台もしっかり現役とのこと。タイミングが合えば回転している様子を拝めることができるようです。なんとも羨ましい…

 

でも大丈夫、なんと本物の蒸気機関車にも乗ることができちゃいます。「SLスチーム号」と名付けられたこの列車は、パチモンとかそういうわけではなく本当に蒸気で走っているのが凄いところ。

定刻を迎えると黒煙高らかに出発進行…というよりは線路の都合上後退していくわけですが、それでもなお画になるのだから感心してしまいます。時間の都合上乗ることができなかったので、それはまたの機会にということで。

 

二条駅舎が出口になっているのもなかなか凝った造りだなと思います。定番のミュージアムショップも兼ねていて、お土産もここで買うことができます。

そうそう、京都府の県民割の一環として2000円分のクーポンを貰ったという話をしましたが、ここで入館料(大学生:1000円)とお土産代に充てることができました。素直に2000円引きするのではなく、こうやって「ちゃんと観光地にお金を落としている」感を味わせることに意味があるんですな。

 

何度行っても楽しい…と思う京都てっぱくにぜひお越し下さいという文言を残しつつ、梅小路京都西駅から京都中心地へと向かいます。

次回に続きます。ありがとうございました。

naroaru.hateblo.jp