あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

7/21 四日市、新たな重連2連発

こんばんは。

阪急電車の「コウペンちゃん」、南海電車の「すみっコぐらし」と関西私鉄ではゆるかわキャラブームが押し寄せているようで。アニメ関連で言えば京阪電車が一線を画していた感じなので、ここにきて一斉に注目し始めたんですかね。我らは近鉄電車は…「おジャ魔女どれみ」なのか?

 

さて本題へ。末広橋梁に初訪問した後、炎天下でひたすらチャリを漕いでJR四日市駅に帰還。と言っても目的地はそこではなく、ラストスパートをかけて北浜踏切の北側に到着しました。

前回はこちらから。

naroaru.hateblo.jp

 

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DF200(206)+DF200(207) 〈8075 稲沢→四日市→塩浜〉

お目当ては石油タキの返却便こと8075列車です。

朝の2085列車から始まる運用に入った機関車が前位、5263列車から始まる運用に入った機関車が後位置となって四日市に帰ってくるわけですが、2021年3月までは前者にDD51、後者にDF200が充当。「凸熊」という異種組成で多くの貨物ファンを魅了させてきました。

ダイヤ改正DD51が愛知機関区から去り、この列車の運命も注目されていましたが、いざ蓋を開けてみれば「熊熊」組成が誕生…いやまあ必然なんでしょうけど、故郷・北海道でも稀に見る重連らしいので今もなお愛される列車となっています。

 

広角でもう1枚。先客がいらしたのでタイガーロープが掛かる位置での撮影でしたが、個人的には「無いに越したことはないけど、言うて気にならない」派なので問題ありません。そんなことよりも太陽光線がエモいのなんの。

「石油」という貨物の性質、この季節柄、さらに新型コロナウイルスの影響というトリプルパンチで、短もしくは空タキ状態で下ってくることもあるそうなので、撮影曜日には少々注意したいところですな。

 

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DF200(206)+DD200(5) 〈2088 四日市→稲沢〉

スガキヤのソフトクリームを食しながら時間を潰しつつ、19時前に再びJR四日市駅へ戻ってきました。既に2つ目のお目当てが出発を待ち構えていたので、駐車場の脇から失礼させて頂くことに。

コンテナ貨物として稲沢へ向かう2088列車は、正真正銘「DD51としてのラストラン運用」を務めていた列車でした。改正前はDD51牽引だったものが、改正後は8075列車で前位だったDF200…とまさかの入換で使われたDD200の組成で運転されます。

 

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DD200に着目して1枚。2012年からハイブリット機関車のHD300の量産が始まったものの、幹線以外の単距離列車には未だDE10が重宝されています。そのDE10を置き換える目的で2017年に誕生したのが、このDD200というわけですね。

駆動方式が液体式ではなく電気式に変更されたことで、DF200と部品を共通化することに成功し、メンテナンス面なりコスト面なり多くのメリットを生み出しました。愛知機関区には試作車を含めた9両が配置されているとのことです。

 

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ということで近くの踏切で出発を見届けます。「熊凸」組成という新たなネタが生まれたわけですが、四日市19:08発なので走行シーンの撮影時期は限られます。発車直後ならスピードも遅いですし、黒煙も多量に吐き出すので参考までに。

去る者あれば来る者あり、といった感じで四日市界隈はまだまだ人気の貨物スポットのように思いました。というか三岐鉄道も含めて、その筋にはなかなか嬉しい場所なのかもしれませんね。この夏に来られる方はぜひ楽しんでほしいものです。

 

以上、四日市での軽い貨物巡りでした。ありがとうございました。

~次の更新は7/31です~

7/21 今も昔も末広橋梁

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相生橋よりコンビナート群を臨む

こんばんは。

東京オリンピック関連の4連休、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。こちとらバイトまみれなものの、辛うじて土曜日(7/24)だけは全休なんですよね。この貴重な日をどう使いましょうねえ…

 

さて本題へ。梅雨晴れが続き、いよいよ夏本番といった日々が続いていたので、大学帰りにふらっと四日市へ立ち寄りました。このパターン何回目なんだか。

 

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前々から気になっていたものの、隣街だしいつか行きゃいっかと思い続けて数年。やっとこさ「末広橋梁(旧四日市港駅鉄道橋)」に初訪問することができました。

もはや説明不要だとは思いますが、1931(昭和6)年に千歳運河に架けられた跳開式可動鉄道橋梁で、国内に僅か残るうちの現役最古のものとなっています。重要文化財、近代化産業遺産、機械遺産などの認定が、その歴史を証明していますね。

 

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しばらくすると、自転車に乗った係員さんがやってきて白い小屋(写真左)に入っていきました。そして警報音が鳴ったかと思えば、橋桁が下降し始めます。巻き上げモーターとケーブルによって、約2分で対岸と接続されるようになっているようです。

この一連の流れが末広橋梁の見どころですな。鉄道可動橋そのものはJR和田岬線の和田旋回橋なども現存していますが、運河ゆえの船舶との兼ね合いが必要なため、手間がかかってでも通過前後に開閉操作を行うんですね。

ちなみに末広橋梁の南側には臨港橋が架かっていまして、こちらは道路可動橋となっています。自動車・歩行者専用道路なので普段は降りているものの、船舶通過時は封鎖されて跳ね上がるそうな。とはいえその瞬間は滅多にないようです。

 

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DF200(223) 〈5367 東藤原→富田→四日市港〉

数十分後、すっかりお馴染みとなったレッドベアが姿を現しました。なぜか記念撮影をしていた係員さんとともに、のろのろと進んでいく列車を見届けます。

後ろの貨車には東藤原から三岐鉄道経由で運ばれてきたセメントが詰め込まれており、この先の太平洋セメントの荷役施設(藤原工場四日市出荷センター)で入換機関車にバトンタッチされます。

そして折り返しは空貨車を引っ張って四日市駅へと戻っていきます。このやり取りが10分弱で行われるのだから、手際が良いのなんの… 伊勢湾を挟んで向こう側にある中部国際空港の埋め立て用土砂もこの要領で運ばれたんですね、しみじみ。

 

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広角でもう1枚。四日市駅構内扱いですが、車両重量の関係で「末広橋梁をDF200が渡ることはない」と安心されていました。しかし実際は2018年から2019年に行われた試運転を経て運用が解禁され、「DD51安泰神話」があっけなく崩壊してしまいました。

かく言う自分も引っ掛かったうちの1人で、いつかここでDD51を…とか先延ばしにしていたら、気づいたときには引退していました。何度も繰り返しますが、日々の記録がいかに重要かを身をもって思い知った瞬間でした。これもはや定型文ですね。

 

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あ、ちなみに近鉄四日市駅からレンタサイクルでやって来ました。120円/日(電動自転車は240円/日)と破格なので、鈴鹿市民なのに半年に1回くらいお世話になっています。だいたい20分も掛からずに来れたので、良い運動にはなったかな?

四日市港へのセメント輸送ですが、1日5往復の設定がなされているものの、休日は橋の開閉は行われず、荷主の都合で運休もしょっちゅうあるようなので(藤原工場の定期検査の関係で5月~6月の割合が高いらしい)、その辺りは注意が必要です。

 

復路まで待ちたいところですが、狙いがあと2つもあるので急いでJR四日市駅方面へと向かいます。

次回に続きます。ありがとうございました。

 

~次の更新は7/29です~

6/26 ミュー+9500系、河和線へ

こんばんは。

この記事を書いている7/17、東海地方ではやっとこさ梅雨明けしたそうです。例年より早い梅雨入りだったので、何となく長く感じたのも気のせいではないはず。まあ最近はゲリラ豪雨も多いので、あんまり油断できないのが本音ですかね。

 

さて本題へ。有無を言わさずタイトル通りです。

www.meitetsu.co.jp

現在の名鉄河和線にあたる太田川~成岩が、1931年に「知多鉄道」の路線として開業してから今年で90周年を迎えるとのことで、各種特別企画が執り行われました。

記念入場券の発売、イラスト系統板の掲出はまあ分かるとして、超目玉企画かつ世の名鉄ファンを沸かせたのが「2000系と9500系の特別組成運行」です。

普段は「ミュースカイ」として常滑線方面にしか行かない2000系が、定期列車の「特急」として「最新鋭車両9500系と連結」して「河和線を」2往復走るという、まあ訳の分からないことをやってくれました。

 

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9500系(9505F)+2000系(2005F) 〈329 特急 名古屋〉

あまりにも異彩だったので、伊勢湾岸道を飛ばして南加木屋~高横須賀の沿線まで観に行ってきました。ありきたりな構図を避けるべく、奥に見える東海市街へ向かう特別列車を収めてみました(まあ密回避というかキャパオーバー寸前というか…)。

地元の方が話しかけて下さったので通過直前までお喋りしてたんですが、確かにこの青ラインの車両がここを走るなんて貴重ですよね。何よりも「太田川に停まる」ってのに衝撃を受けていらっしゃったのにほっこり。そりゃ河和線知多新線沿線民がミュースカイにお世話になることなんてほとんどないですもんね。

 

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2000系(2005F)+9500系(9505F) 〈338 特急 河和〉

折り返しも撮っときました。個人的なイメージで「知多新線=内海=海」であり「河和線=河和=山」だったのでそれっぽい風景画を。実際のところ河和も海沿いの街なので何とも言えないのですが。

どのレア要素に触れるかは人それぞれだと思いますが、このご時世ながらささやかなイベントを開催してくれるのは有難いことですな。というか「鉄道ファンサービスの一環」としてパノスパをセントレアに行かせるくらいなので、最近の名鉄はどうもおかしいようですいいぞもっとやれ(誉め言葉)

 

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1000-1200系 〈347 特急 内海〉

おまけ枠は、先程の特別列車が通過する前に走り去った内海特急。総営業距離が私鉄第3位だけあって幹線系統くらいしか乗ったことがないので、そろそろ枝線にも乗っときたいところ。蒲郡線とか応援しなきゃレベルからね。いやその前に超お世話になっている近鉄すら全線完乗してないんだなこれが。

 

本命のためだけに来たのでお見せできる写真は3枚だけ。今年中、今年中には名鉄を全線完乗したいです。いや保険で今年度中にしておきましょう…とりあえず河和線90周年おめでとう。

以上、河和線記念列車を撮っただけの軽いレポでした。ありがとうございました。

~次回の更新は7/23です~