あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

9/5 個性豊かなナコ準

こんばんは。

昨日の話ですが、JR西日本の夜行特急「WEST EXPRESS 銀河」の運行が開始されたそうですね。こんな状況で苦しい出発となりましたが、いつしか生まれ変わった117系で夜を明かすという体験をしてみたいものです。

 

さて本題へ。久しぶりに沿線でかぶりつき撮影すべく、名古屋線…の中でも四日市以南ユーザーには見慣れない種別である「準急」を集中的に狙ってきました。

 

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2800系(AX01)+9000系(FW01) 〈3622 準急 名古屋〉

近鉄名古屋線のうち、名古屋~四日市のみ運転される「準急」。名古屋を出ると蟹江までノンストップということで愛知県内では速達輸送を、蟹江以南は各駅に停まることで三重県内では普通電車を補完する形で地域輸送を担っています。

日中は名四間を毎時2本走っていまして、普通1本と合わせて「各停3本」を確保しています。ラッシュ時になると富吉発着(という名目の急行の送り込み)や八田での普通電車の追い越しが発生したりするのがまた面白いところ。

 

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1000系(T04) 〈660 普通 名古屋〉

とは言え三重県内ではどっちが来ようと各停に変わりないわけで、とくに朝夕は四日市以南から直通してくる普通がちょくちょく混じってきます。まあ四日市行き普通の大半は四日市で準急に種別変更してそのまま運行する(逆に「四日市行き準急が津新町行き普通になる」のも然り)ので、準急の有難みをよく知らないのが実情だったりします。

どうでもいいですがこの普通電車は朝に数本の上り方面の白塚始発、しかも1番線から逆発車する列車なようで。しかも7月中旬に検査出場して、そこそこ綺麗な状態を維持するT04編成でした。こんなことに興奮するのは名古屋線ファンだけなんかもしれん…

 

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右:9000系(FW04)+1259系(VC67) 〈3720 準急 名古屋〉

左:1201系(RC06) 〈663 普通 伊勢中川〉

被ってしまい判別しづらいのですが、こちらは2+2の4両編成。基本の2・3両の他、ラッシュ時の4・5両や富吉準急の6両が存在するため、撮る分には飽きないバリエーションとなっております。ラッピング車とか充当されれば最高ですね。

界磁チョッパ制御車といいますか、VVVFインバータ制御車といいますか、そういう部類の車両は昭和生まれなのに新しい車両のように思えてきます。1201系は改造車ですし、9000系奈良線からのお下がりですし、1259系なんて細分化されてできた異端児ですし。「真の新車」が回ってくるのはいつになるのやら。

 

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2000系(XT02) 〈3722 準急 名古屋〉

これが日中の基本ですな。この日は土曜日にも関わらず朝の名古屋行きで増結が見られるのは、それほど三重→名古屋の需要が高いということですね。四日市~桑名こそは停車駅が多いものの、その先は急行+3駅だけと考えれば速達性も確保されているように思えます。

今更ですが撮影場所は霞ヶ浦~富田のストレート区間。ここから反対を向けば名古屋線では結構有名な構図で下り列車を撮ることができます。逆にそればかり注目されて上り構図の存在が薄いのなんの…

 

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2800系(AX04)+1259系(VC68) 〈3724 準急 名古屋〉

鈴鹿線でおなじみ2000系とそっくりながら、中身は全然違う2800系。でっかい菱形パンタが3基も付いているのがいいですね。とはいえ4両編成を中心に交換が行われているので、近い将来は「2000系と瓜二つ」状態になるのかも。

 

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5211系(VX12) 〈3726 準急 名古屋〉

平日になく土休日にあるネタとも言えるのが、こちらのVX単独準急。白塚から持ってきて四日市発名古屋行き準急、折り返し富吉行き準急(6823列車)とこなし、一旦引き上げて2両増結してから夜に鳥羽へ向かう運用となっています。

 「VX単独」に限れば平日に普通や急行、大阪線まで行けばわんさか走っているのですが、準急というのがこれまたミソな部分でして。あまり見る機会のないク5100形を狙える瞬間ですからね。

 

1時間ちょっとの撮影で得た5本の準急(+おまけの普通)をご紹介しました。シルキーホワイト&マルーンレッドに緑幕ってのが絶妙な色加減な気がするので、今後も追いかけていきたいと思います。6連未履修ですし。

ということで今回はここまで。ありがとうございました。

免許取ったから学科試験の復習

今日はいつもの鉄道ではなく自動車のお話を。唐突かつ私事なのですが、今年の8月中旬に運転免許を取得しまして、現在はガッチガチの初心者ドライバーとして運転の練習している日々でございます。

先日の記事「8/19 魅惑の4連普通と西青山探訪」にて近鉄名古屋線・南が丘駅で降りたことに触れましたが、この近くに三重県運転免許センターがありまして学科試験を受けに行っておりました。ほんとに三重県民しか分からない伏線ですいません…

 

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チョコレートケーキみたいな三重県運転免許センター

ということで、今回は記憶の新しいうちに学科試験で出た「なんじゃこれ問題」をいくつか引っ張り出して一緒に復習していこう、そんな記事をお届けしようと思います。ちなみにここでの「学科試験」とは、免許センターでの問題や教習所での模擬テスト、卒業テストのことなので悪しからず。

同じ若葉マークの方はもとより、絶賛車校通いの方、ベテランドライバーの方も懐かしさを感じながらご覧いただければ幸いです。

 

1.駐車と停車、似て異なる

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斜めの赤線1本で駐車禁止、2本なら駐停車禁止

どんな道路でも、駐車するときは歩行者の通行のために車の左側に0.75mの余地をあけなければならない。

駐車にまつわる問題ですね。「余地」とは後続車や対向車、歩行者等が通行するための隙間のことです。他人のことを考えるとスペースを設けるのは当然っちゃ当然なのですが…

ここで嫌らしいのが「どんな道路でも」という言葉。実は車の左側に0.75m(以上)の余地を設けるのは「路側帯の幅が0.75mを超える場合」のみです。逆にそれ以下の場合は車道の左端に沿わなければなりません。

また、歩道がある場合は車道の左端、歩道も路側帯もない場合は道路の左端に沿うことになっていまして、そもそも駐停車禁止路側帯や歩行者用路側帯があれば路側帯の中に入ってはいけません。よって設問の答えは「誤」になります。

こんな感じで一部分でも違えば正誤が変わるのが学科試験です。接頭語の他にも「~しなければならないことはない」「~してもよい」のような濁すパターンもあるので注意が必要でした。

 

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道路工事の写真が無かったので名城線で代用

道路工事の区域の端から10m以内の場所で、友人を降ろすために車を停止させた。

そもそも「駐車」は車が継続的に停車すること、「停車」は駐車にあたらない停車のことでして、何とも説明になっていない説明をされた記憶があります。基準として停止時間が5分を超えたら「駐車」、越えなければ「停車」扱いでしたが、人の乗り降りの場合は5分を越えようが超えまいが「停車」扱いとなります。なんだこれ。

設問は「駐(停)車禁止場所」を覚えているかを問うているわけです。

〈駐停車禁止〉

軌道敷内/坂の頂上付近や勾配の急な坂/トンネル内/交差点から5m以内/曲がり角から5m以内/横断歩道や自転車横断帯から前後5m以内/踏切から前後10m以内/安全地帯の左側と前後10m以内/停留所から10m以内(運行時間中に限る)

〈駐車禁止〉

火災報知器から1m以内/車庫や駐車場から3m以内/道路工事区域から5m以内/消火栓、消防用防火水槽、消防用機械器具置き場から5m以内

改めて見ると設問の「10m」は間違っているので答えは「誤」…かと思いきや、そもそも「友人を降ろす」とは「人の乗り降り」に値しますので停車扱いとなり、10m以内だろうと5m以内だろうと可能なので設問の答えは「正」になります。

表現力の問題としか言いようがないんですが、あえてそう作問することで惑わせようとしていることがよく分かります。「追い越し・追い抜き禁止場所」も要チェック。

 

2.路面電車なんて知らない

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これも路面電車とはたまげたなぁ…

A:安全地帯のある停留所に路面電車が停止している場合、乗り降りする人がいてもいなくても徐行しなければならない。

B:交通整理が行われていない交差点では、右方、左方に関係なく路面電車の進行を妨げてはならない。

これをご覧になっている方は鉄道ファンが多いと思うのであれですが、地元に路面電車が走っていなければ存在すら知らない人は結構います。テレビや映画で見たことはあっても、やはり「電車は線路を走る(路面電車もそうなんですが…)」という固定概念があるんでしょう。

Aは路面電車が停車しておらず、かつ安全地帯に歩行者がいないときに限り徐行は不要なため、設問の状況においては徐行しなければなりません。ちなみに安全地帯がない停留所で路面電車に出くわした場合は停止が求められます。

Bは交通整理が行われていない「道幅が同じ」交差点なら、路面電車の進行を妨げてはなりません。しかし設問は道幅に触れられておらず、優先関係(主従関係)が分かると推測できるので自ずと進行の順番が決定します。

よってAは「正」、Bは「誤」となります。三重県民ともなれば豊橋天王寺くらいまで行かなければ遭遇しない路面電車、この知識が役に立つのはいつになるのやら。

 

3.二輪なんてもっと分からない

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そういや自転車も前輪/後輪ブレーキってあるよね

a:二輪車でカーブを曲がるときは、クラッチを切らずに車輪にエンジンの力をかけたままのほうがよい。

b:乾燥した路面で二輪車でブレーキをかけるときは前輪ブレーキをやや強く、路面が滑りやすいときは後輪ブレーキをやや強くかける。

c:大型二輪免許または普通二輪免許を受けていた期間が3年以上であれば、高速道路で2人乗り運転ができる。

学科試験は四輪メインと言えど、二輪に関する問題もちょくちょく出てきます。しかし本当にさら~っとしか教えてくれないため、そこはある程度の運で対応するしかないのかなあ、と。

まあ真面目に勉強すればいい話なんですけど、コスパを考えれば四輪関係を勉強したほうが点が取れそうなんですよね。ご存じの通り普通免許で原付も乗れるので、将来二輪に乗る機会があるならば勉強する意味はありますな。

参考までにaは「正」、bは「正」、cは「誤(3年以上かつ20歳以上)」となっています。

 

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いつしか高速道路で遠出したい(写真は新名神鈴鹿PA)

学科と技能がどこまで連動しているのかは正直未知数ですが、ここであげた問題は安全運転を心掛ける上では必ずと言っていいほど必要な知識を問うています。悲劇を起こさないためにも、気を引き締めて楽しいカーライフを送りたいものです。

…まあ、たまにはこんな感じで鉄道以外の小話も挟んでいけたらなと。自分は大学生でして車を持っていないので、ちょくちょく話題に挙がる「カーシェア」にも興味があるんですがまたの機会に。

ということでどうでもいい報告と学科の復習でした。ありがとうございました。

8/30 2連のキハ85、三重を下る

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こんばんは。

本来なら東京オリンピックパラリンピックで沸いたであろう8月が過ぎ去り、いつの間にか9月になってしまいました。いまいちパッとしませんけど、夏が終わりかけていると思うと物寂しい気もします。

 

さて本題へ。時を戻して8月末のお話ですが、キハ85系の2連が南下するということで沿線まで撮りに行ってきました。そんなに遠くではないのでカットは少なめですが…

 

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キハ85系(キハ85-205+キハ85-1104) 〈9271D 回送〉

まずは名古屋車両区から亀山までの送り込み回送を加佐登で狙います。特急「南紀」は河原田から伊勢鉄道線に入るので、キハ85系がこの区間を走るのはなかなか貴重な光景ですな。

確かに2両編成は滅多に見かけないものの、特急「ひだ」のうち富山や大阪に直通する列車は3両が基本であることを考えると突出して短いわけでもない気がします。まああとは「南紀」用の200番台が組み込まれていたりしますが、見た目では分からんですね。

ちなみに豆知識として「南紀」用の200番台に対して「ひだ」用の100番台も存在します。違いといえば男子用小便所が前者にはあって後者にはないだけなんですが、ちょくちょくバリアフリー化改造を受けていたりします。

 

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キハ85系(205+1104) 〈9373D 団体〉

下庄~一身田の空池(からいけ)跨線橋に移動しまして、本命の団臨を撮影。「キハ85バイキング列車」と題された個人企画ツアーらしく、亀山から紀勢本線を南下して尾鷲まで、そして津に戻る旅とのこと。

企画名からして飯テロ感がしますが、シュプール号の幕を出してみたり増12号車を表示してみたりと案外遊んでいたようです。コロナ禍の中でも充実した旅になるように少しでも盛り上げようとするJR東海さんの粋な計らいが垣間見えたかもしれません。

 

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午後からバイトだったのでこれ以上の追っかけはせず、これにて帰宅。どうやら同じ日にHC85系やキヤ95系も走っていたらしく、紀勢本線はまさにネタづくしだったそうです。津市内でもこんなド田n…自然豊かな写真が撮れるので、いつかは紀伊長島や熊野あたりまで足を運びたいものです。

ということでキハ85系2連団臨でした。ありがとうございました。