あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

6/7 伊勢鉄道の麦秋と南紀

こんばんは。

気づけば6月に突入し、梅雨を通り越して急に暑くなってきました。と同時に心配されるのが熱中症で、三重県では既に死者が出てしまっているとのこと。こまめな水分補給、適度な休憩を心掛けなければなりませんな。

さて本題へ。段階的に鉄活動を再開すべく、手始めに鈴鹿市内を散策することにしました。

 

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キハ85系 〈3005D 特急南紀5号 紀伊勝浦

お馴染み伊勢鉄道鈴鹿玉垣の高架区間にて、伊勢平野を駆け抜けるキハ85系を撮影。青い空・緑の盛土・黄色い麦畑の3拍子で初夏を思わせる、地元ながら最高のロケーションでの撮影となりました。

米の裏作として知られる「麦」ですが、その収穫期はだいたい5月下旬から6月初旬です。この時期を「麦秋(むぎあき/ばくしゅう)」と呼ぶのですが、これを現在の気候と照らし合わせると「初夏」あたりが該当するそうです。

 

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イセⅢ形 〈123C 普通 津〉

続いて鈴鹿駅構内から普通列車を1枚。辺り一面の畑はともかく、どでかく構えるカントリーエレベーター、さらに奥に見えるのは四日市のコンビナート群と、これが三重県の風景といったところでしょうか笑

四日市と津を短絡する目的で建設されたので、非電化ながらほぼ高架、複線という高規格なのはさすがは元国鉄路線なだけあります。ただ建設当時は沿線状況までは把握されていなかったんですかね。

 

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せっかくここまで来たので四日市方面へ1駅だけ移動します。鈴鹿~河原田は3.8kmと駅間距離がそこそこ長い(運賃も220円とそこそこ高い)ため、普通列車でも最高時速100㎞/hスレスレでぶっ飛ばします。ちなみにJR車は110㎞/hまで出せるらしいです。

特急や快速「みえ」ならまだしも、1両の軽快気動車が過ぎ去る姿は初見さんならシュールに思えるかもしれません。これもまた伊勢鉄道の良さなのかも。

 

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頑張って硬券を撮ってみようと試みたものの、ピントやら光量やらが合わずに変な写真になりました。もういいや、いつでも買えるしこれ…

あ、冒頭で「鈴鹿市内を探索する」と言っておきながら目的地の河原田駅四日市市にあります。決して嘘をついているとかじゃなくて、到着後はちゃんと鈴鹿市内を散歩します。その点はご理解頂けたらなと思います。

ということで次回に続きます。ありがとうございました。

5/20 シンプル・イズ・中川

こんばんは。

自動車学校にも通い、バイトも軌道に乗り始め、いかにも大学生っぽいことをしている今日この頃です。まあ肝心の「大学通い」ができていないので何とも言えませんが、わんちゃん前期中に再開…かも?

さて本題へ。先日の話ですが、用事で近鉄沿線に立ち寄ったのでちょっとだけ撮ってきました。もちろん感染予防対策も万全ですよ。

 

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2000系(XT04) 〈1561 普通 伊勢中川〉

急行なりNN特急なりいくつかパスしつつ、鈴鹿線湯の山線で腐るほど見かける2000系がご登場。普段なら練習程度に撮って見送るのですが、今回はなんと貴重な、旧国名が省略された「普通|中川」表示。思わずカメラのファインダー越しに顔がほころんでしまいました。

貴重と言いながら結構「中川」自体は残っているものの、充当車両や走行時間は運なのでまともなカットが無かったんですよね。たった2文字、合わせて10画にも満たないシンプルな表示、純粋にカッコいい… 

ちなみにこのXT04編成、過去は地元のTVケーブル局「CTY」のラッピングが施されていました。全面フルレインボーというインパクトが大きな車両でした。

 

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22000系(AL) 〈1613 特急 鳥羽〉

初期車が運用を開始したのが1992年ということで、今年で28歳となる22000系。全国を見渡すとJR西日本681系やJR四国8000系JR北海道キハ281系や南海11000系といった各社の特急車両と同期だということが分かります。

ちょっと前…と言っても2015年ですけど第一陣が出てから、あっという間にリニューアルが進んでしまいましたね。近鉄特急伝統のオレンジ色が懐かしい気もしますし、日々の記録が大事ということをつくづく実感しました。

 

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80000系(HV02) 〈67 特急ひのとり 大阪難波

名古屋線で初めての撮影となった特急ひのとり。そりゃ見かけることは何度もありましたが、どうせこれから走り始めるということで試運転含めてわざわざ撮りに行くことがありませんでした。週6、1日1往復の「しまかぜ」のほうがレアですし、ええ。

にしてもいつになったら乗れるんですかね。甲特急である以上津まで行かなきゃならんですし、もれなく名古屋か八木or大阪まで飛ばされますし、まさか乙運用に入ることは当分ないですし。意外とタイミングが無さそうなのが残念。

 

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あ、先程までは鼓ヶ浦~磯山の踏切沿いでした。そこから伊勢湾に向けて歩くと鼓ヶ浦の海水浴場にたどり着きます。写真に写るのは多分志摩半島でしょうね。天気が良ければ知多半島ないしセントレアが見えるので、暇つぶしにはなりますよ笑

夏休みの計画を立てるには気が早いですが、そろそろどこか出かけたいですねえ。油断ならない状況なのは重々承知なものの、やはり世の中の動向次第でしょうか。でもその前に資金確保が先なんだなあこれが()

ということでプチ撮影記でした。ありがとうございました。

【過去録】17/8/27 いせてつ鈴鹿の小旅

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こんばんは。

JR東海のホームページを眺めていたら「在来線観光列車の運転取りやめ等について」なる項目がありました。そこに名古屋→新所原の臨時列車が載っていたんですが、これまた奇妙なところを走るんだなあ…と。それがまた東海らしいのかな?

さて本題へ。何本目かの過去録シリーズ、今回は超地元路線・伊勢鉄道のお話です。そもそも知ってます?伊勢鉄道って、と聞きたくなるくらい認知度が低い気がしますが、まあそこは置いときましょう。

 

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スタートは鈴鹿駅から。ホームは階段を上った2階なのですが、その下は窓口とギャラリースペースになっています。記念サボや各種備品、さらに写真右側にあるようにかつて活躍していたイセⅠ・Ⅱ型の座席も展示されています。

写真反対側は窓口になっていて、乗車券や特急券、名古屋からの新幹線特急券も発売されています。ただし一部時間帯は無人になることがある(ため、ギャラリースペースともに利用する際は注意が必要です。

※現在は新型コロナウイルスの影響で午前中のみの営業です

 

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ホームに上がってくるのはいいんですが、手段は階段のみ。快速「みえ」と特急「南紀」が停まる鈴鹿市の主要駅の一つの割には、バリアフリー対策は進んでいないようです。かと言ってエレベーターを設置するほど利用者がいるのかと聞かれれば、うーんとしか言えません…

手に持っているのは出札補充券ではなく、社内線用柔券ですな。とくにお願いもしていないのに出てきましたが、通常時は硬券が出るようです。ちなみに補充券はJR線と連続乗車する際に発行され、ほぼ確実に出てくるためその筋では有名なんだとか。

 

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いつの間にか乗り込んだのは快速「みえ」。軟券の日付から察するに、この日は鈴鹿サーキットで「鈴鹿10時間耐久レース(通称:10耐)」が行われていたようで、最寄駅の鈴鹿サーキット稲生に臨時停車するようです。

こういうのが年に何回かあるため、キハ75系やキハ25系ではそれに対応した表示ができるようになっています。先ほどの補充券といい臨時停車といい、JR東海との密接な関係性がよく分かりますね。

 

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自分も鈴鹿サーキット稲生までの乗車券なのでここで下車。20分かけて鈴鹿サーキットへ向かうわけでもなく、列車が発車して静まり返ったホームを観察します。

普段は1時間に1本単行ディーゼルカーが停まるだけなので、臨時停車して人がごった返すときとの落差は半端じゃないです。近くにあるのは鈴鹿サーキットとF1マート(地元民しか知らないスーパー)くらいですからね。

ただしホーム長は6両分確保され、レース開催時には駅前広場に精算所やトイレが設けられるので対策は万全。欲を言えば待避線や渡り線がないので、当駅始終着の列車は津まで回送しなければならないのが痛いところですな。

 

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この駅は2面2線で、駅舎もなくホームに直接出入りする構造です。相変わらず「バリアフリー?なにそれおいしいの?」状態なのはさておき、階段の両端にはレーシングコースを思わせる赤白の縁石のペイントが。鈴鹿サーキット伊勢鉄道企画したおもてなしだそうです。

あ、縁石と書きましたが、客席やテレビ映像から見ると平坦に見えるだけで実際は結構な段差になっているそうです。視覚的、物理的にコースアウトの危険を知らせる役割を持ち、レーサーにとっては非常に重要なアイテムとなっています。地元民ながら初めて知った…

 

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ここでキハ11形が通過していきました。伊勢鉄道線は四日市と津の短絡線の役目を持つため、定期列車の他に名古屋車両区への回送列車もここを経由します。2016年に伊勢車両区が廃止され、キハ25系も回送ながら毎日やってきます。

にしてもキハ11形も今では名松線城北線(JR東海の路線ではなく、これまたクセの強い他社線)だけになってしまいました。一部は茨城へ、一部はミャンマーへ飛ばされてしまったんだからこの先何が起こるか分からんもんです。

 

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駅からちょっと歩いたところで撮ったであろうイセⅢ形が出てきました。これ以上の写真がないのでここまで。深掘りすればするほど面白そうな路線なので、伊勢・南紀方面へ御用の方は伊勢鉄道線の存在も知ってあげてください。正直近鉄が強すぎて話にならんレベルかもしれませんが…

それではこの辺で。ありがとうございました。