あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈あいがて九州旅-13〉桜島のお膝元・鹿児島市電

こんばんは。

今日は二十四節気における「大寒」、すなわち1年で最も寒い日でした。確かに太陽が出ているのに強風が吹き荒れるという、まさに「北風と太陽」状態だったような。もう大学行きたくねえな…

 

さて本題へ。指宿枕崎線から戻りまして、やっぱりここでも市電を撮っときます。長崎、熊本に次いで鹿児島を走る日本最南端の路面電車を狙います。

前回はこちらから。

naroaru.hateblo.jp

 

f:id:narotaro94:20220118110747j:plain

9500形(9502) 〈1系統 谷山→鹿児島駅前〉

まずは1系統の武之橋電停そば、桜島を背に甲突川を渡る市電を。鹿児島と言えば桜島のイメージが強かったのでこのコラボは欲しかったものの、こういう写真が撮れる場所は案外限られているようです。

車両は、元々は大阪市交通局2601形として誕生し、後に800形として鹿児島に移り、さらに機器だけを流用させた9500形。その中でも初期車にあたる9502号車は、天井のクーラーの形が微妙に違うそうな。え、そんなコアな車両を撮ったんか自分。

 

f:id:narotaro94:20220118110801j:plain

9500形(9504) 〈1系統 鹿児島駅前→谷山〉

帰り道、やたら赤い車両が通りかかったので慌てて1枚。羽田空港駅を抱える京急電鉄が、羽田空港からの利用者が多い九州でのPRを目的として2018年2月から走らせ始めたラッピングトレインです。

実はこの取り組み、鹿児島どころか全国で行われており、主に羽田から飛行機で向かえる都市を走る鉄道で見られるようです。さすが名鉄と並ぶ京急ですね、撮ったことがない(乗ったことはある、でも確か都営線内)のでいつかは狙いたいところ。

面白い記事がありましたので一応。

toyokeizai.net

 

f:id:narotaro94:20220118110811j:plain

9500形(9508) 〈2系統 郡元→鹿児島駅前〉

9500形(9503) 〈1系統 鹿児島駅前→谷山〉

1系統と2系統が交わる主要地点・郡元電停にて。鹿児島市電は、専用軌道を持つ1系統と鹿児島中央駅を通る2系統を有し、随一の繁華街・歓楽街である天文館付近ではどちらの系統も同じ軌道に乗り入れます。

で、ここは2系統の起終点でもあるわけでご覧の通り同一ホームで接続を取ってくれる親切設計。目の前にはイオン鹿児島鴨池店もあって非常に使い勝手が良い場所です。てかまた9500形でした、15両もいるので自然と遭遇確立も上がります。

 

f:id:narotaro94:20220118110830j:plain

1000形(1015) 〈1系統 鹿児島駅前→谷山〉

7000形(7001) 〈1系統 谷山→鹿児島駅前〉

さらに1系統を進んで、脇田電停より。すぐ横にJR指宿枕崎線宇宿駅があり、一応中心部まで競合関係ではありますが、まあ両者の使命が違うのでそこまで気にはならない気がします。

ここでは連接車「ユートラム」シリーズが並んでくれました。「優」「悠」「遊」「友」「You」からその名が採られており、バリアフリーに対応した各所で優しい設計となっています。現在の最新型は2019年1月に登場した7500形です。

ちなみにですが7000形は5連構造。広島電鉄5200形もそうですが、小型ながら長編成という「なんとなく近未来」感を醸し出してくれてるのが凄い…

 

f:id:narotaro94:20220118110855j:plain

500形(501) 〈1系統 谷山→鹿児島駅前〉

ここまで来たのは、途中で見かけた500形を追いかけるためでした。これまでの車両とは違う古めかしいボディ、御年(撮影時は2021年なので、2022年で)67歳というとんでもないご長寿車両でございます(もちろん上には上がいます)。

二度の大規模改造を受けているとはいえ、機器が単純で保守管理が簡単だということで長いこと生き残る結果に。ただ先述の「ユートラム」に置き換えられる形で徐々に数を減らし、現在はこの501号車、まさかの初号機だけが令和に残ってしまいました。

 

ということで、そんな500形を引き続き追っかけてみることにします。

次回に続きます。ありがとうございました。

naroaru.hateblo.jp