こんばんは。
全15回に渡った〈九州旅〉シリーズ、ついに最終回を迎えます。鹿児島中央駅から帰路に着く様子をお届けします。鉄道要素はほぼゼロですし、文章も写真も多めなのでさっさと本題へ…
前回はこちらから。
中央駅から少し離れた南国交通バスターミナルから、鹿児島空港連絡バスに乗り込みます。往路はフェリーでしたが、復路は飛行機(スカイマーク)にてひとっ飛びします。
鹿児島空港は福岡空港に次ぐ規模でして、ANAやJALはもちろんのこと各種LCCが就航。離島路線や国際線もそこそこ充実しており、まさに南九州の空の玄関口といったところでしょうか。鉄道アクセスは悪いものの、その分高速道路経由の連絡バスが便利です。
余談ですがスカイマークってLCCではなくMCC(ミドルコストキャリア)なので、少々値が張るのは致し方ないことですよね。初搭乗だったので結局はワクワクが勝ったものの、予約画面で1万円を超えたときは一瞬ビビりました…
夕食を済ませてもなお時間があったので空港内をブラついていると、何やら面白そうな場所を発見。「誰もが楽しめる空港」をコンセプトに、航空に関する様々な紹介がなされている展示室「SORA STAGE」というところだそうで。
就航会社の歴史や機種が綴られたパネルの他、実際に使われていたファンブレード(エンジンに空気を送り込む部品)やウイングレッド(翼端板)、プロペラ、タイヤ…今話題のパタパタことソラリ―など、もうその筋の方にとっては垂涎のラインナップでした。
個人的に気になったのは日本エアコミューター(JAC)の訓練用モックアップですな。実際に機内に入ることができまして、誰でも「空港に来て飛行機に乗る」体験ができます。
稀に本物の客室乗務員が実習に使うことがあるらしく、細かい部分も忠実に再現されています。いやあ、ほんと偶然見つけただけなのに凄い…
ちなみにですがこの展示室はなんと無料。利用時間も6:00~21:15と早朝・深夜便に対応している親切設定なので、鹿児島空港に来たならばぜひ訪れてほしいポイントです。
空港お馴染み展望デッキも。奥のスカイマークはともかく、手前には同じくLCCとは言い難いソラシドエアの機体が停泊中でした。時間的(19:50)に那覇行きでしょうか。
鹿児島~中部(セントレア)の便はANA、SKY、SNJの他、IBEXエアラインズという聞き馴染みのない会社も就航しています。仙台を拠点にした地域密着型らしく、ANAとのコードシェア便が多数だそうです。
空港を持たない三重県民は愛知県の中部か小牧(名古屋)を使うわけですが、就航数を考えると関西か伊丹まで行くことも選択肢のひとつでした。ただ最近は中部発着が増加傾向にあるので、まあセントレアに行けば安心といった印象です。
いざ搭乗。スカイマークの特徴のひとつにネスレと提携している点が挙げられます。キットカットが配られ、路線によってはコーヒーも無料サービスが行われるのが粋な計らいですね。そしてこの時はピカチュウの柄が入ったマスクも頂きました。
鹿児島~中部は比較的短い路線(コーヒーサービスが無かったのはこのため)なので、シートが少々窮屈だろうが別に構わないんですが、特段そういうわけでもなかったので快適でした。
いや実のところ爆睡しすぎてマスクがよだれまみれになったなんて言えない…(仕方ないのでピカチュウマスクをありがたく使用、助かった…!!!)
1時間ちょいのフライトを終え、無事に中部空港にランディング。セントレアは何度か利用経験はあったんですが、この「ベルトコンベアーで受け取る」システムは初めてでした。荷物が流れてくるまで待つ搭乗客…なんかシュールでした。
羽田や関西といった他の巨大空港は行ったことがないので知りませんけど、少なくとも「中部国際空港」という割にはあまりにも静かすぎ… 22時という時間帯も相まってなのか、新型コロナウイルスの影響なのか、こんなもんなのか…
あとは名鉄電車と近鉄電車を乗り継ぐだけ。セントレアから四日市以南への最終は22:17発の特急新鵜沼行き(名古屋22:54着→23:03発津新町行き急行or23:10発津行き特急)ですが、乗り遅れても宿泊施設は充実しているので何とかなりそうです。
鈴鹿線の最終電車に乗って、無事帰宅したところで九州旅も完結です。
さて、改めて3泊5日の九州旅を振り返ってみますと、フェリーで九州入りしてスタートは福岡・小倉。南下する形で、かと思いきや松浦半島に大きく遠回りする形で乗ったり撮ったりを繰り返し、飛行機で九州を発つコースでした。
この旅で掛かった費用全てを計算してみると、80389円とのことでした。これが安いのか高いのかは微妙なラインですが、1日2万円弱というのはやや使いすぎなのか…?もう少し圧縮できそうです。
ついでに小倉から鹿児島中央までの総移動距離は773.2km。東京から新幹線で岡山まで行くと732.9kmらしいので、それよりもうちょうい先ってことですね。
どうにか連休を捻り出して九州に行ってきました。どうせブログは追っつかないので、ここで簡単にご報告…
— なろたろ (@narotaro_94) 2021年11月8日
〈1日目〉
運良く415系重連を順光で撮れたものの、その代償かアクシデントに巻き込まれる羽目に
最西端を走る松浦鉄道のオーシャンビューを楽しみつつ、夜は長崎電気軌道をかじりました pic.twitter.com/7mAYLPFxhQ
〈2日目〉
— なろたろ (@narotaro_94) 2021年11月9日
小雨の下、所々で観光しながら撮影してました
どうやら今季も紅葉を逃してしまったようです()
787系は日豊本線のイメージが強かったんですが、九州全土で活躍してるんですね
島原鉄道の大三東駅ではすぐ目の前に広がる有明海を堪能し、長崎を後にしました https://t.co/KJMjL3hhTw pic.twitter.com/eYlE9XGwpp
〈3日目〉
— なろたろ (@narotaro_94) 2021年11月11日
熊本では打って変わって晴天でした
800系を撮れたものの西九州道と山陰に阻まれたのはなんとも…
似て異なる熊本市電と熊本電鉄を巡りつつ、ちゃっかり熊本城にも訪れました
何というか、まだ震災の爪痕が少しばかり残っているというのが複雑でした https://t.co/hOg81Sn4x5 pic.twitter.com/OAguuAriuV
〈4日目〉
— なろたろ (@narotaro_94) 2021年11月14日
最終日は鹿児島へ
指宿枕崎線の有名ポイントでは特急「指宿のたまて箱」を
市電では唯一の生き残りとなった500形を追いかけ回したり、京急ラピの9000形に遭遇したりとなかなかの充実度合いでした
九州編は以上です、最後までご覧頂きありがとうございました(そのうちブログ編が始まります) https://t.co/ijWVHNeF2N pic.twitter.com/ES1kQbHm7j
ここまで大掛かりな旅は初めてでしたが、1人なので誰にも邪魔をされず、かといって現地の様々な出会いがあったので1人きりというわけでもなく、とても充実した5日間でした。
ただ思ったのは、こうして長期間じっくり巡るよりは、短期間(1泊2日くらい)で日本全国いろんな場所に行った方が、個人的には楽しそうな気がします。もちろんどんな旅でも楽しいもんは楽しいので、今後もプランを練っていきたいところです。
以上、全15回に渡る〈九州旅〉シリーズをお届けしました。最後までご覧頂き、ありがとうございました。