あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

〈11/21 関西遠征-8〉シーズンオフの網引駅

こんばんは。

バイトの年末年始シフトが確定したものの、最大4連勤がぶち込まれていたことに少々驚いております。これじゃあおちおち18きっぷ旅できねえじゃねえか…いやそもそも発売されてんのか?(調べたらいつも通り発売されていました、ちと意外でした)

 

さて本題へ。カンサイスルーパスを使った関西遠征、ここからは2日目をお届けします。1日目と比べると移動時間が長かったので撮影回数は少な目でしたが、なかなか充実した成果を残したかなと思います。

1日目第1回はこちらから~

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宿泊地最寄りの中央市場前(神戸市営地下鉄海岸線)から新長田へ、西神・山手線に乗り換えてお隣の板宿で下車。山陽電鉄との連絡通路には山陽6000系をモチーフとしたローソンがあり、なかなか凝ったことをしているなあと感心しました。

板宿から直通特急に乗車し高砂で降りました。関東にも京成電鉄に同じ駅名がありますが、関西では加古川市の南側にある高砂市の代表駅とのことを指します。

ここからは毎度お馴染みカーシェアを拝借。1時間のeチケットが11月末に切れるとのことなので丁度良い機会でした(正確にはこの日に使おうと狙っていたのは公然の秘密)。

 

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高砂駅前から加古川に沿って走ること約30分、北条鉄道の網引(あびき)駅に到着しました。北条鉄道自体は昨日に乗り通しましたが、それだけでは寂しいので改めて立ち寄った次第でございます。

昨日、もとい北条鉄道乗車記はこちら

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ご存じの方もおられるかもしれませんが、この駅の特徴は大きなイチョウの木。兵庫県から景観形成重要建造物に指定されるほど立派な様相のようですが、一歩遅かったのかほとんど落ちてしまったようです。タイミングが悪すぎましたねえ…

 

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現在の駅舎は2代目で、初代は放火により焼失したそうな。中には様々な展示物や書籍があり、駅ノートも置かれていたのでついでに執筆しておきました。月2回程度ここで「切り絵教室体験in網引駅」が実施されており、まさに地域の憩いの場として機能しているようです。

北条鉄道では公募で選ばれた地域の住民を各駅の「ステーションマスター」に任命し、駅舎の管理とイベントを委託しているそうです。例えば長駅では昔ながらのお見送りや婚活相談所、法華口駅では絵手紙教室など、それぞれの趣味や特技を活かした催しが開かれています。

 

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フラワ2000形(3号) 〈617 普通 北条町

ちょうど北条町行きが来たのでイチョウのカーペットと一緒に撮影。網引駅では先述のステーションマスターの他、播磨中央自転車道の休憩地点として駐輪場やトイレ、花壇の整備もなされており、外部からの観光客へのおもてなしも万全なようです。

まあ北条鉄道からすれば列車で訪れてもらうのが本望でしょうが、無料駐車場も設置されているという親切設計。地域が一丸になって盛り上げようとする姿勢は、どこか見習う部分があるように思えますな。

 

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ところで旧国鉄北条線列車脱線事故を弔う慰霊碑があるとのことでしたが、それは網引駅から北条町方面に約300mの場所に位置しているんですね。今年で75年を迎えるとのことで、そうした暗い過去も乗り越えての今があることを実感させる存在となり得るんでしょう。

駅前の直売所でおにぎりとおでん(牛すじ)を買い、朝ごはんとして実食。これくらいしかお金を落とす方法がありませんでしたが、この記事が微力ながら宣伝効果になれば幸いかなと。イチョウのリベンジが叶う日が来るのかは分かりませんが、どこかでお目にかかりたいものです。

 

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1000系(1207F) 〈直通特急 大阪梅田〉 

車を返却してホームに上がると、滑り込んできたのはまさかの1000系直特。山陽と阪神で走行距離を調整するために、直特の使用車両割合は2:1と山陽車が多いはずなんですが、阪神車どころか近鉄乗り入れ車両…何だか珍しいものを見た気がします。

とりあえず乗車しまして一旦神戸方面に戻ります。ということで今回はここまで。ありがとうございました。

12/4 初冬の名鉄犬山線

こんばんは。

近鉄のお話ですが、12200系NS51編成が大阪線名古屋線で試運転を行ったそうですね。色々ツッコみたい部分はありますが、結局のところ廃車させる気があるのかないのか(保存とか)というのも気になるところですな。

 

さて本題へ。引き続き関西遠征2日目をお届けしようかと思いましたが「たまには新鮮なネタ(なお1週間落ち)をご提供しよう」ということでこちらをお届けします。

 

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200系(215F) 〈1135 普通 上小田井

6800系列×2 〈1271 急行 新鵜沼

この日はどういうわけか「鶴舞線直通車撮りてえな、よし名鉄行こう」と思ったので、てんやわんやで犬山線上小田井までやって来ました。お昼は逆光で撮れたもんじゃないですけど、良い具合に並走してくれたので良しとしましょう。

手元の記録によれば鶴舞線からやってきたのは200系のようです。というか同じような顔がごろごろ転がっている、もとい走っている割には1点モノなんですね。

ここは乗り換えついでなので軽めに抑えておきつつ、大山寺~徳重・名古屋芸大のストレート区間に移動します。

 

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3700系(3703F) 〈5380 準急 中部国際空港

最初は広見線内は普通となる空港発着の準急。犬山発空港行きを考えた場合、豊橋行き特急で名古屋まで出てから岐阜発の特急に乗り換えたり、ミュースカイに乗ったりする(現在は日中時間帯は運休中ですが…)のが一般的なものの、時間帯によっては準急が終点まで先着することもあります。

新可児発であれば2時間弱、空港まで82.4kmの道のりとなります。これがイメージしにくい近鉄沿線民の方のために例えると、名古屋発だと山田線伊勢中原(81.8km)まで、大阪難波発だと伊賀上津(82.6km)まで行けます。特急でもなく急行でもない準急がそこまで先に着く、というのもなかなか面白い事実です。

 

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3500系(3517F) 〈1392 普通 東岡崎

先程のトンデモ準急と同じ3700系…ではなく3500系です。まあ従来車→改良車という関係なので自ずと顔が似てくるのはご愛嬌といった感じでしょうか。こちら3次車の投入により広見線尾西線など支線にも勢力を広げ、一部の6000系が「せとでん」になったそうです。

この3500系はちょくちょく機器更新がなされており、例えばフルカラーLED行先表示器に変更されている…のはいいとして、側面に使われているゴム製の縁取りが分厚すぎて一部が隠れちゃっているというね。言われれば気になる、そんなレベルでしょうか。

 

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5000系(5005F) 〈1370 急行 内海〉

一部特別車化政策によって余剰となった1000系の生まれ変わりとも言える5000系。この編成は1006Fの台車やらパンタグラフやらその他諸々を流用、車体は新造となっています。

あ、そうそう5000系に関する情報として築港線で唯一使用される車両ということも挙げられます。1区間だからか、LED表示器を持ち合わせているにも関わらず行先系統板を掲げているのはそこそこ知られた光景ではないでしょうか。

 

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3300系(3313F)+3150系(3153F) 〈1394 普通 東岡崎

おお真昼間にも関わらず堂々6両ダラが来ました。2両もあれば6両もあれば8両かつドアカットもある、やっぱり沿線民でないとよく分からんことをやってのけますねえ。地味に種別変更せずに全区間普通というのも「逆に」すごい。

今でこそは最新鋭の9500系が登場したんであれですが、一時期はこれが名鉄のニュースタンダードのように思えました。せっかくなら転換クロスとロングの交互配置も継承してほしいところですが、同じ形式内で途中から消滅してしまったので残念かなあ、と。

 

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100系(211F) 〈1320 普通 赤池

本日のお目当て、毎時1本の鶴舞線直通車こと100系です。つい先日、名市局3050形に3000形中間車を組み込んだ異端児3159Fが約1年の運用離脱を経て解体されたことで話題になりましたが、それらは1993年製造なのに対して100系は最も新しい4次車でさえも1991年という有様。

しかも初期車の抵抗制御車がVVVF化されたため、実質的にまだ使い倒すことが確定しました。まあ走れているんで問題ない(らしい?)ですし、やはり風前の灯火となりつつある名鉄の社章を堂々と掲げている姿は何とも誇らしげそうであります。

 

キリが良いのでここらで切り上げました。近そうでやっぱり遠かった名鉄ですが、その気になれば全然来れる距離なのでどんどん狙いたいところです。1702Fは際どいですかねえ…

ということで今回はここまで。ありがとうございました。

〈11/20 関西遠征-7〉平野界隈でのせでん特急バルブ

こんばんは。

いつも楽しく拝見させて頂いているはてなブロガーの方で、阪和線の某氏と川崎の某氏がほぼ同じタイミングで七尾線を取り上げておられました。確かに521系100番台が登場したので安泰とは言い難い413&415系、自分の住む東海から北陸は割と行きやすいので狙いたいところですが…って完全に今更感満載ですねはい。

 

前回はこちら。 

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三田からJR宝塚線川西池田へ、徒歩連絡で川西能勢口に向かいます。とは言っても乗るのは阪急電車ではなく能勢電鉄のほうです。

どうでもいいですけどペデストリアンデッキで結ばれているとはいえ、商業施設(アステ川西)内を通り抜けるためか結構歩かされた気がしました。かつては能勢電の川西国鉄前駅が存在したらしく、あったらあったで便利なのかもしれません。

 

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5100系(5136F) 〈1811 普通 妙見口

川西能勢口から6駅で平野に到着。能勢電の本社や車庫がある他、かの有名な「三ツ矢サイダー」発祥の地だったりします。改札を出て一の鳥居方面へ少々歩き、坂道の中程からバルブ撮影に挑戦してみます。

阪急5100系の8連車であった5136Fは、2014年7月に改造入場のため西宮北口→新開地→阪神尼崎へと回送されました。当時は「阪急車(正確にはその時点で既に能勢電車)が阪神線を走った」として話題になったそうですが、後に4連×2編成として2015年3月より営業運転を開始しました。

 

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1000系(1004F) 〈8003 特急日生エクスプレス 日生中央

ここでのお目当てがご登場。大阪梅田と日本生命保険が開発した阪急日生ニュータウンの玄関口・日生中央をダイレクトに結ぶ、平日朝夕限定の特急「日生エクスプレス」です。

「阪急線内より能勢電鉄線内で撮りたい」「梅田表示より日生中央表示を撮りたい」「駅撮りよりは沿線撮りしたい」、これらを考慮した結果がこれですが、個人的にはまあまあ満足かなあと。下りは早くても18時台からの運転で夏場でも際どそうなので、これくらいがベストでしょう。

かつては日生中央川西能勢口行きの「日生急行」、それ以外にも「妙見急行」が運転されていたものの割と最近(2017年)に廃止。各駅の利用者の利便性を考えた結果でしょうが、生き残ったのせでん特急は今もなお通勤・通学輸送を担い続けています。

 

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1700系(1754F) 〈1903 普通 妙見口

こちらは元阪急2000系、驚くことにお下がりばかりでいかに阪急と繋がりが深いかが分かります。譲渡されたとはいえ廃車も発生しており、2019年5月に1753Fが離脱した今はこの1754Fがトップナンバーということになります。

というかクソデカ前照灯だと思っていた運転窓下の丸い物体、何かしらのサボだったというね。調べると誕生60周年記念とのことで、阪急時代からの通算で祝われているようです。さすがにこれは日中に撮りたい、うん。

 

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8000系(8006F) 〈8007 特急日生エクスプレス 日生中央

Hマークやら旧社章やら、デビュー当初の姿を再現した「Classic 8000」プロジェクトが進行中の8000系。8000Fの検査入場…というかその前に六甲付近での事故でそれどころではなさそうですが、ともかく現在は代替に8002Fにて装飾中のようです。 

現在は専ら神戸線運用が多い8000Fですが、特急日生エクスプレスの運行開始とともに宝塚線から転属した過去を持つんだとか。1989年の宝塚線初詣臨時特急で運転開始しただけに、確かにラッピングし甲斐ある編成であることがよく分かります。

 

今回は「特急」に主眼を置いたためこんな時間での撮影となりました。また明るい時間に再訪したいと思いつつ1日目は終了、ここから今宵の宿へと向かいます。

 

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平野→川西能勢口ー(急行)→十三ー(特急)→神戸三宮の順に移動。今津線経由のほうが速く着きそうなイメージでしたが、本線の最高115km/h運転…は日中だけのようですが、それでも伊達ではないようです。

阪急の神戸三宮駅、この時は内側の2・3番ホームのみホームドアが使用されており、1番ホームは設置されているだけの状態でした。今年度中に全てのホームで併用開始されるようなので、この光景も貴重っちゃ貴重ではあります。

 

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この日最後に乗るのは神戸市営地下鉄海岸線。「夢かもめ」という愛称があるそうですがそれを使う人を見たことがありません。それ以前に神鉄粟生線みたく利用状況はあまりよろしくない有様。沿線にはメリケンパークや南京町などの超有名観光地があるだけに、観光利用も乏しいもんなんですかね…

 中央市場前で降りまして、直結するイオンモール神戸南で遅めの夕食を調達しつつホテルにチェックイン。1人でもなかなか手狭な部屋でしたが、Go toトラベル利用で実質1500円くらいで泊まることができましたし、何よりベッドで寝れたので大満足でした。

 

以上、ここまで関西遠征1日目をお送りしました。次回以降は2日目の模様をお送りするものの、年内完結できるかどうかは不透明ですので悪しからず…

ということで今回はここまで、ありがとうございました。